約 4,483,108 件
https://w.atwiki.jp/femaleenemey/pages/214.html
ファイナルファンタジーVII(召喚) ゲーム概要 FF7の召喚魔法は、マテリアを装着する事で使用可能となる。 戦闘中、決められた回数しか使えず、ABPを入手してレベルを上げることで使用回数が増える。 またマスターにするとマテリアが分裂する。 全ての召喚マテリアをマスターにすると、全ての召喚魔法を一つのマテリアで使えるようになる「マスター召喚」が入手可能。 余談だが最強召喚獣「ナイツオブラウンド」の破壊力と約1分の長いムービーは語り草となっている。 シヴァ その他画像 使用技 ダイアモンドダスト:敵全体に冷気攻撃。 備考 アンダージュノンの少女、プリシラから貰えるマテリア。 今作のシヴァはポニーテールである。 名前 コメント ⇒ファイナルファンタジーVII
https://w.atwiki.jp/rpgtalk/pages/21.html
40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 07 18 57 ID ezv8gOq+0 じゃあ次はFF9で 41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 12 14 33 ID aTNfqrTfO 次の話題は22時からな 44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 14 05 ID hShnra1N0 WA3の次はFF9とか…俺の好きなのばっかりじゃないか FFは全作余さずやったわけではないけど、やった中では9がぶっちぎりで一番好きだ グラフィックは美麗ながらリアル路線ではないし、 絵とか曲とか動きとか吹き出しとかシナリオとか、色んなものがファンシーでファンタジーだった 特にディスク2の別大陸に着いたところからディスク2終了までのファンタジーな雰囲気がたまらん テラのなんとも言えない雰囲気と曲と「独りじゃない」イベントもたまらん 背景グラの細かい描き込みとか、 街々のしょうもないイベントとかNPCの会話なんかも世界観を深く掘り下げてていい感じ 戦闘はもうちょっとテンポよくできなかったのかな… 45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 21 33 ID aILVG0Pn0 22時超えても候補あがってないから、FF9ってことね。 個人的にはFFより聖剣に近いイメージだったな。 7、8とSF色が強まっていく中で 久々に王道なファンタジーに戻ってきた感じがして嬉しかったが 3や4や5とはまた別モンな世界観だったというか。 でも最後の方までいくとこれはこれでアリかな、と思えてくる不思議。 戦闘のテンポは絶望的だったね。無理に4人戦闘にしなくても・・・ 46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 44 53 ID P7pxN+oS0 ff9の魅力はなんといってもゲームを演劇的に仕上げたところだろ オープニングの悲劇にビビが乱入して物語が始まる。最後は喜劇で幕。 悲劇を悲劇足らしめる原因を克服する旅だったんじゃないかと思ってる。 でも、後半はこうゆう演劇的というよりジャンプ的なノリで正直萎えたな。 最後まで演劇的味付けを貫いてくれたら文句なしで不朽の名作だったわ 47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 55 11 ID Q+Q6DlGm0 EDでジタンが出てきた時は何故か涙した記憶があるぜ 48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 56 20 ID OGoRVc7m0 スタイナーとベアトリクスのイベントも好きだ。 何度かプレイしてみると、ベアトリクスのさりげないフラグがいくつかあるんだよな。 49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 22 58 17 ID ll3OGTiD0 神曲の無駄遣い(いい意味で)なゲームだった。 140曲もあったそうだが、個人的には曲数絞っていいから一つの曲を何回も聞いていたかったなぁ。 バトルは補助魔法の効果時間が短すぎ&アビリティが便利すぎなため、基本ごり押しでおkなのが残念。 50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 23 02 08 ID aT8wXULF0 マダイン・サリ、とか黒魔術師の里とか 世界のイメージが全体的にやさしかったのを覚えてる。 童話的というか宮崎アニメ的というか 雰囲気は歴代FFで一番好きだった。 51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 23 02 56 ID ixDRKMwz0 人外多めのファンタジーが好きな俺としてはFF9は素晴らしかった 美形やイケメンばかりのRPGも悪いとは言わんが、 FF14とか出るとしたらもう一度ああいうのやってもらいたいな 52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 23 24 05 ID aTNfqrTfO 街の作り込みが素晴らしかった。そこに息づく人々が確かに表現されていて、世界へと没入する手助けをしてくれる。 召喚獣がメインに据えられていて、アレクサンダーvs.バハムートのムービーなんかはかなりの迫力だった。 ?アイコンが探索心を刺激して、世界観をもっともっと知りたくなる。 チョコボのお宝掘りなんかも面白かった。プレイした人だけがチョコボの楽園に辿り着けたり。 7、8より冒険らしさが盛り込まれていた。 パーティを4つに分ける所では、それぞれで戦闘したかったな。ただ、それだと育ててない人はキツいのかも。 クイナのカエル落としは強すぎでした。まる 53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 23 26 27 ID /ZfSdzdt0 モンスターのデザイン良かったな… メルヘンチックなんだけど何処か毒とかグロテスクさが有る感じ 54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/05/26(火) 23 55 20 ID a3PoxfRX0 45 >3や4や5とはまた別モンな世界観だった それは言えてる 確かに7や8みたいなSF路線とは違ったけど 3,4,5みたいな「これぞFF」ってな感じに「原点回帰」しているかっていうと いや、違うって感じるんだよな・・・ だから、「原点回帰」を期待してプレイすると期待はずれになる 55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/26(火) 23 59 49 ID XNRrpXMvO 9やったことないけど、レス読んでたらやりたくなってきた… 56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 00 05 40 ID GtX2n9NQO いいよね~FF9 世界観とかファンタジー満載なとこがいい でもDisc4が傷ついててさ、EDの途中で止まっちゃって未だに最後まで見たことない 中古探しても見当たらないし どこかに無いだろうか… 57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 00 26 01 ID 8dGdUsKNP もう少しクリスタルをストーリーに出しても良かったかもな 設定的には超重要なんだがアルティマニアみないとわからんし 58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 00 31 08 ID 5qyNtF7h0 ラストだけが残念すぎる・・・クリスタルワールドとペプシマンの唐突感がなけりゃなぁ 世界観とか雰囲気は凄く好き。あ、あとダガーって名前はどうかと思いますw 59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 01 00 36 ID QHEqjDmw0 ちょうどFF9をやってる俺が呼ばれた気がした(Disc2レッドローズ後の城のゾーン・ソーン戦後) 戦闘の長さが大変長い(ロードと「はやい」でも遅いATB)のが面倒だが、 定期的にやりたくなる不思議。 イベントとかBGMとかがいいもんな、Disc3のスタイナー・ベアトリクスvs霧の魔獣戦まだかな ・・それにしても盗む成功率の低さは、なあ。 60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 01 21 31 ID TSoVG0aTO 主人公ヒロインのカップルをこんなに素直に応援したくなるRPGも最近は無いなぁ 61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 01 22 42 ID QtItKiyq0 FF6が好みな身としては9の世界は無駄が多くて馴染めなかったな エンカウントの頻度含む戦闘やらマップがすっきりしてない点への不満が大きい。 落っこちてるアイテム・チョコボ周り・盗むの等取り返しがつかなかったりするのを 集める作業も量が多くて辛かった。 キャラが王道テンプレからなかなかはみ出てくれなくて、 完成された世界にのめり込めなかったからこう思うのかも。 62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 02 45 30 ID YmLp58iO0 ロード長いわテンポはシリーズ一最悪だわ アビリティシステムはFM3のをパクッてるだけだわ 音楽くらいしか記憶にない 原点回帰といった割りに何が原点なのかさっぱりわからん ファンタジー世界ってよりメルヘンワールドだし 4や8よりさらに酷い突然登場のラスボスとかもうね クジャがラスボスの方がまだ納得できた 63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 09 08 14 ID BC8d6jMv0 FF9は初プレイでは特に感想もなくフーンで終わるゲーム。 しかし、内容もすっかり忘れていたころに、 なんとなくもう一度プレイしてみると神ゲーだということに気がつく。 今では最高のゲーム。 64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 11 24 34 ID gn80qqKPO これは初めてやった時のワクワク感が今までやったゲームの内で一番だったよ あれだけ楽しみながらやってしまうとこれ以上に楽しませてくれるゲームはもうないんだと思う 町の絵がすごくきれいで歩き回るだけですごく楽しい、キャラクターの持つ雰囲気も味があってよい ゲームやっててよかったと思えたよ 65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 12 03 27 ID OZp0Ae6X0 ファンタジーって良いなと素直に思える作品だった グラフィックそのままで良いから、ロードだけ改善して出してくれ 66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/05/27(水) 15 14 18 ID IxoXawVQ0 クリスタルは無くても支障ないし唐突な感じだったな。 ポリゴンは滑らかになったし戦闘中の処理落ちがないからロードが長い以外は快適プレイができた。 789はミニゲームもなかなかよかったと思う。 イベント的にしょうがないとはいえダガーが後半で長期間使いにくいキャラになっちゃうのがな・・・メインヒロイン置いてエーコ使い続けちゃうんだよな
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2491.html
ファイナルファンタジーIV 【ふぁいなるふぁんたじーふぉー】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドーDS メディア 1024MbitDSカード 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 マトリックス 発売日 2007年12月20日 定価 5,980円(税5%込) 廉価版 アルティメットヒッツ2010年3月4日/2,940円(税5%込み) 判定 ゲームバランスが不安定(管理人裁定による) ポイント 突然の高難易度化と説明不足のシステムかつてのイメージにハマらない一部キャラボイス不親切な追加要素スマホ版は多少改善 ファイナルファンタジーシリーズ ファイナルファンタジーIV 概要 特徴・オリジナル版からの変更点 賛否両論点 問題点 バグ 評価点 総評 その後 ファイナルファンタジーIV(iOS/Android/Steam) 概要(移植版) 変更点(移植版) 問題点(移植版) 評価点(移植版) 総評(移植版) 余談(移植版) 概要 『ファイナルファンタジーIV』のニンテンドーDSにおけるリメイク版。 同作の移植・リメイク版としては、PS版・WSC版・GBA版に続く4作目に当たる。 従来のFFIVと比較して、フルモデルチェンジによる大幅なリメイクがなされており、DS版『ファイナルファンタジーIII』の3Dグラフィックエンジンなどを流用したフルポリゴン化がなされている。 基本的なストーリーはオリジナル版と同じだが、一部設定変更が施されており、新規エピソードも追加されている。 システム面では追加要素がいくつかある他、タッチペンを使ったミニゲームなどのDSならではの要素も追加されている。 ゲームバランス面でも単なる微調整に留まらない大幅なテコ入れがなされ、オリジナル版よりも難易度が非常に高まった。 特徴・オリジナル版からの変更点 ストーリー・イベント 「赤い翼」が「赤き翼」となるなどオリジナル版とは一部の設定が異なる。 いくつかのイベントシーンは、著名なアニメーターである金田伊功氏が絵コンテを手がけたキャラクターボイス付きのムービー形式となっている(作中で重要なシーンが多い)。 またセリフ回しが微妙に変更されている箇所も多い。 セシルの過去など新エピソードが追加された。 『キャラクターの心情』システム 本作ではメニュー画面を開くと先頭にしているキャラクターが何を考えているのかが短いメッセージ風に表示される。 ゲーム進行に伴って随時変化していくため、全員分をすべて把握するのは意外と大変。 『愛のテーマ』のボーカルアレンジ版『月の明り』が主題歌として作成され、ゲーム中にも用いられている。一般公募で選ばれた伊田恵美氏が歌っている。 グラフィック キャラやフィールドのグラフィックが3Dになった。 ゲーム中のイベントシーンも金田伊功氏の絵コンテによるフル3Dムービーで再構築されている。 キャラクターデザインも改めて修正されている。 ゲームシステム 戦闘関連のゲームバランスやいくつかの仕様の変更 敵の行動パターンがオリジナル版にはなかった攻撃を行うなど一新され、また全体的にザコ・ボス問わず敵の能力および技の威力が強化されている。その結果、簡単すぎず難しすぎずのほどほどの難易度だった原作と比べ、難易度がかなり高くなった。 敵の行動パターンが変更された理由は「敵の攻略パターンが知られてしまっているから」とのことで、オリジナル版と同じ攻略法を使っていても勝てないように調整されている。 オリジナル版では効果が薄く使われることが少なかったキャラ固有コマンドや魔法が全体的に強化されており、攻略上使う必要を持たせる調整がされている。 敵からのカウンターとして出された攻撃はカウンターであることが表示されるようになったため、怒涛の攻めだと勘違いするようなことは無くなった。また、弱点を突いた攻撃でダメージを与えた際は「WEEKNESS!!」と表示されるようになり、よりわかり易くなっている。 矢が消耗品でなくなり、まとめ買いの必要がなくなった。 これらの他、命中率計算式変更や入手ギル減少、逃げる際に落とすギルの増加など、細部にわたって仕様変更が多くなされている。 デカントアビリティシステム 本作ではGBAで可能だった最終パーティメンバーの入れ替えに代わる新システムとして、パーティから永久離脱するキャラクターのアビリティや、物語中に手に入れたアビリティをパーティメンバーが使用できるようになっている。 アビリティの習得は「デカントアイテム」を任意のキャラに使用する形で行う。デカントアイテムは消耗品で、アビリティ1つにつき一人しかアビリティを覚えられない。 また、ストーリー中で永久離脱するキャラにデカントアイテムを使っておくと、その後に手に入るデカントアイテムの数が増え特別なものが追加される「絆デカント」という要素が存在する。 絆デカントにより手に入るアビリティは使ったデカントアイテムの数によって変わり、複数使っておけば、2連続で魔法が使える「れんぞくま」や、魔法の詠唱時間が短くなる「はやくち」などの強力なアビリティが手に入る。 アクティブタイムバトル コマンド選択時はDSの下画面にて、そのコマンドの命中率や、対象のHPや弱点・吸収属性などの情報が確認できるようになっている。 召喚獣を使った際にはムービーが挿入されるが、カット可能。 あらかじめ登録しておいた行動を戦闘時に自動実行させることができる「オートモード」を搭載。 ポーチカ リディアの召喚獣として手に入る真っ白な体のキャラクター。あらゆる幻獣の素体という設定。召喚獣として召喚した場合、通常の召喚獣とは違い、全体攻撃を与えるのではなく、リディアの代わりとして戦闘に参加する。 ポーチカはゲーム上でタッチペンを使って顔を描くことができる機能がついており、一時は公式ファンサイト上でフェイスペイントの募集が行われた。 戦闘キャラとしてはパーティキャラクターの持つデカントアビリティを自由に設定が可能という特徴を持ち、プレイヤーによるカスタマイズが行える。また、ポーチカを使ったミニゲームをプレイすることによってポーチカの戦闘能力が成長していく。 ミニゲームは最終パーティメンバー5人毎に異なるものが用意され、それぞれ成長していくステータスがあらかじめ決められている。 ネミングウェイとデブチョコボ ネミングウェイは従来ではパーティメンバーの名前を変更してくれるキャラクターだったが、本作ではパーティメンバーの名前の変更は不可能となったため、ネミングウェイには新たなサブイベントが追加されている。 キャラの名前を変更できなくなったことがサブイベントの主軸のネタにされている。 デブチョコボは従来ではアイテムの預かり・引き出しを担当するキャラクターだったが、本作では全種類のアイテムをまとめて所持できるようになったため、同様に役割を失ったデブチョコボはこのネミングウェイイベントの一部となって登場している。 マップ表示と踏破率 移動中は、下画面に現在の場所のマップが表示されている。 ダンジョンの広めの場所では、マップは最初は白紙の状態であり、一度到達したことのある辺りしかマッピングされない。 上記のダンジョンマップでは、そのマップをどれだけ埋めたかを表す「踏破率」も表示されている。そのマップの踏破率が100%に達すると、マップごとに用意されているご褒美アイテムが得られる。 データ引き継ぎによる周回プレイ ゲームクリア後、デカントアビリティと一部のアイテムを引き継いでゲームを最初から始められる。 ただし引き継いでプレイできるのは3周までで、4周目以降は存在しない。 2周目以降でしか戦えない強力な隠しボスも2体追加された。 賛否両論点 難易度が非常に高い FFは大作として名を為し、ゲームに費やす時間が少ないライト層のファンも多くなっていたため、今作の「80年代PCゲームに通じる高難度なバランス」に馴染めないプレイヤーが続出。このゲームデザインが熟練したゲーマーの間でも評価が分かれるものであったため、賛否両論を巻き起こす結果になった。 敵の行動パターンの中には、特定の行動に対するカウンターを行うパターンが多くなり、強さだけでなく煩わしさも感じやすい。 終盤の雑魚敵は非常に強く、逃げざるを得ない局面も多くなりやすい。特にラストダンジョンでは、(宝箱回収による戦力強化を優先するため)ひたすら敵から逃げまくってダンジョンを潜る光景も珍しくない。 中盤以降は、デカントアビリティを活用できるか否かで難易度が大きく変わってくるのだが、このデカントアビリティに大きな問題がある(後述)。 余りに突っ切った難易度設定のため、FFファンの間でも「派生作品も含めてFFシリーズ最高難度」と評される程。前作『III』のDSリメイクでは大幅改変もそれなりに好評だったが、今作ではかなりやりすぎたという感じが否めない。 舞台俳優や吹き替え声優を中心にキャスティングされているため、いわゆるアニメ声の演技を期待すると不満を感じるかもしれない。 主人公セシル・エッジ・アンナのキャラの声が、よく問題点としてあげられる。 中でも石丸博也氏が演じるエッジへの批判が大きい。石丸氏自身は「マジンガーZ」の兜甲児役やジャッキー・チェンの吹き替えで知られる超ベテラン声優ではあるが、単純明快な熱血系のキャラクターを演じることが多い。エッジの性格については作中で「熱くなると見境がなくなる」と祖国の民の口から語られており、両親の仇討ちに燃えているという背景設定もあるものの、「ノリの軽いお調子者」という一面もあるため、イメージにそぐわないとして批判されることが多い。 逆に、ゴルベーザ役の鹿賀丈史氏のように好意的に評価されているキャラもいる。 本職の声優も多数(*1)参加しているが、脇役が多いため、カインの山寺氏以外の声を聴く機会が少なく、一部で「豪華キャストの無駄遣い」とも揶揄された。 ちなみにコンフィグでオフにできるので、聞きたくない人はスルーできる。(OPイベントのセシルと一般兵士以外) 名前の固定化 ボイス導入の関係で、SFCでは可能だったパーティメンバーの名前変更ができなくなった。 自由度の面でSFC版のように好きに名前を付ける事が出来なくなった事への不満はある。 しかしボイス付きの作品で名前の変更に対応しようとすると『FFX』のように名前変更が可能な主人公だけ名前で呼ばせない(*2)形のように、どうしても不自然な演出にならざるを得ず、それを全PTキャラに対応させると無理が出るのは想像に難くない。 名前変更とボイスの対応については、名前で呼ばれなくなっても好きに付けられるようにしたい人と、演出重視で名前を固定してくれた方が良い人で、本作に限らずどうしても意見が分かれる要素である。 問題点 デカントアビリティ関連の不備が多すぎる 肝心な説明が全く足りていない。 上述の通り、「絆デカント」で手に入る追加アビリティは有用なものがそろっており、高難度に再調整された本作において攻略上の大きな助けとなる。 それだけ重要な要素にもかかわらず、絆デカントについての説明が皆無。説明書にも公式サイトにも載っていない。 その上、普通にプレイしているだけでは絆デカントの存在自体にも気づきにくい オリジナル版経験者ならどのキャラが途中で離脱するかは既に熟知しているため、絆デカントについての説明抜きではわざわざ貴重なデカントアイテムを永久離脱するキャラに使おうとは思わないだろう。デカントアイテムは使いきりの貴重品であり、説明書にも「誰に覚えさせるかよく考えてから使いましょう」と書かれているので後々まで温存しがちで、オリジナル版経験者でも絆デカントに気付きにくい。ましてや未経験者ではストーリー中で誰が永久離脱するのかは当然分からないので、ますます温存しがちになってしまう。 このゲームの高難度なバランスに適しているRPG慣れしたプレイヤーほど、「デカントアイテムを温存した方がいい」と考え、その結果逆に苦労しやすくなる。 こうした点がプレイヤーへの心理的な罠として機能しているために、多くのプレイヤーがこのシステムの恩恵を受けることなく苦労するという状況に陥ってしまった。 デカントアビリティの効果の説明も不親切。 デカントアイテムの時点では、「アビリティ ○○ をおぼえます」と書かれているだけであり、具体的な効果は明記されていない。「後列切り」「MP+50%」「リフレク貫通」など、それなりにわかり易いものもあるが、「フェニックス」「ふんばる」「はやくち」など、パッと見ただけでは瞬時に理解できないものの方が多いため、大半のアビリティはとりあえず誰かに習得させてみないと効果が分からない。 デカントアイテム自体が1回限りの使いきりであるため、アビリティの効果の把握と使用者の吟味が気軽にできず、その都度「使用前のセーブ→効果確認後にロード」を繰り返さなくてはならない。 他、一部デカントアビリティが物語の進行と共に入手できるのだが一度クリアしたダンジョン内にノーヒントで置かれている事が多い。攻略情報を見なければまず気付かない程。 攻略とは無関係のお遊びマップである「開発室」で手に入るものもあるが、こちらもノーヒントである。 一部の敵の過剰な強化 特にバブイルの巨人のボス「制御システム」が異常なほど強化されている。「回復担当の防衛システム&攻撃担当の迎撃システム&本体の制御システム」からなる三位一体のボスで、戦闘前にはオリジナル同様に「まず防衛システムを叩かねば~」というアドバイスがあるが、このアドバイスが落とし穴になっている。 オリジナル版では「迎撃システム、防衛システムを先に倒すと制御システムのカウンター技で味方側2人が即死(*3)させられた挙句、両方のシステムが復活する」という行動パターンが組まれている。迎撃システムの攻撃手段である「透過レーザー」は大した脅威ではないため、アドバイスの通り「回復量の多い防衛システムを先に倒し、カウンター技回避のために迎撃システムを放置してこまめに回復しながら制御システム本体に攻撃を仕掛ける」というのがセオリーであった。 一方の本作では、防衛システムの回復量が下げられた代わりに迎撃システムの「透過レーザー」の威力が著しく高められており、このボスの到達時点の平均レベルでは一撃で体勢を崩されかねないほどの凶悪な存在に変貌したため、攻略上は真っ先に倒すことが推奨される。つまり、アドバイスが実態と全く異なっているのである。 両システム破壊時のカウンター攻撃はSFC版から変わっていないため、「迎撃システムを何とか倒したからアドバイス通り次に防衛システムを……」と考えてしまうと、結局「仲間死亡&システム復活」という手痛い目にあわされる羽目になる。カウンター技の存在を知っている経験者ならともかく、本作初プレイのユーザーにとっては二重の罠である。序盤で戦う地下水脈のボス「オクトマンモス」は原作から強化されつつきちんとその旨をアドバイスで示してくれていたため、こちらでもアドバイスの内容が実態に即したものに修正されていればまだよかったのだが、後の移植版でもアドバイスの方は修正されていない(移植版でも同じ)ため、意図的なものなのか、単なる設定ミスなのかは不明である。 「透過レーザー」自体は防御でダメージを抑えることが可能であるが、防戦一方では不利になる上、開幕で使ってこられるとどうしようもない。 なお、制御システムと防衛システムはこちらに対して一切攻撃をしてこない。そのため、迎撃システムを倒した後は攻撃してこない敵を一方的に叩くという、つまらない消化試合になってしまう(防衛システムの回復力が下げられているためダメージも与えやすい)。 オリジナル版では大したことの無かったバブイルの塔の「ルゲイエ」も初見殺しとも言える強さになっている。 戦闘開始直後に使ってくる「リバースガス」で受ける状態異常「リバース」は「回復」と「攻撃」の効果を反転させるもので、元々はFF12が初出である。本作ではこの戦闘でしか発生せず、ルゲイエが効果を仄めかすようなセリフをしゃべることもない(*4)ため、FF12のプレイ経験がない限り、喰らってみるまでどのような効果なのかがわからない。回復しようとしたら逆にダメージを喰らい、リバースの意味が解ったところで自分を攻撃しようとしたら再びリバースされ自滅、という事態もよくある。更に言うとリバース状態で戦闘不能になると、回復不能になってしまう(*5)。 加えてこちらにやってくる「治療」はリバース状態だと強烈なダメージを喰らってしまう上に、元が回復なので軽減手段が無い。他の技も軒並み大幅強化されているため、多くのプレイヤーを苦しめた。 その他システム上の問題点 「アイテム」コマンドの不親切な仕様。 「アイテム」のコマンドだけは他のコマンドやアビリティと付け替えることができない。 アビリティを自由に組み合わせる上で邪魔に感じられる場合がある。ゲームを進めていき、デカントアビリティが増えてくるほど邪魔に感じやすい。 ラストバトルでセシルが特定のアイテムを必ず使わなければいけない都合でこのような仕様にした可能性が高いが、そのたった一場面だけのためなら他にやりようはあったのではないか。 UIの問題で「アイテム」のコマンド位置を変えられることにやや気付きにくく、最後まで気付かなかったといったプレイヤーの報告がいくつかみられる。 「アイテム」のコマンド初期位置はオリジナル版と同様、キャラごとのデフォルトアビリティの数に依存するため「上から3~5番目」と統一性がない。そこにデカントアビリティのコマンドまで加わるため、コマンド位置を任意で並び替えないと不揃いに見えてしまう。 戦闘中の装備変更がターン消費扱いになった。 このため、敵に合わせて臨機応変に武器を持ち替える、という戦法が取りにくくなった。 マップ踏破における問題点 全てのマップ踏破率を100%にすると、アイテムの入手率がアップする「トレジャーハント」というデカントアビリティを入手できる。このトレジャーハントは、レアアイテム集め及びキャラの強化といったやり込みの助けとなるものであり、やり込みプレイヤーは必然的に全マップ踏破率100%を目指すことになる。 それだけに、下記にあるマップ踏破に関する諸問題が大きく響いてくる。 + ... あと一歩でマップが埋まらない、という事態に陥りやすい。 自キャラを壁にこすり付けるようにして、マップを本当に隅々まで動き回らないと100%踏破とはならない。 どのマップを100%にしたのか、まだしてないのかが分かりにくい。 白魔法「サイトロ」で、そのダンジョンの全ての場所のマップを閲覧できるのだが、サイトロではマップの踏破率は表示されない。 期間限定ダンジョンの存在 期間限定のマップで踏破率100%を達成できないま進めてしまった場合、その周回では「トレジャーハント」を入手できず、レアアイテム集めが困難になる。 周回プレイにより、2~3周目でマップを埋めることはできるが、周回プレイを楽にするためには、1周目の時点でアビリティ「エンカウントなし」や超強力な防具「アダマンアーマー」などを入手しておいた方が良い。そのためにはごく低確率で入手できるレアアイテムが必要で、そのレアアイテムを入手するためにはトレジャーハントがあった方が良い…という構図になっており、やはり1周目でトレジャーハントを入手する意義は大きい。 条件達成してもトレジャーハントが入手できなくなる重大なバグ 最後に踏破率100%にするマップにて、踏破率が100%になると同時にエンカウントが発生する、あるいは宝箱を開けるとトレジャーハントが手に入らない。 この状態でセーブしてしまうと、そのデータではもうどうやっても(2周目以降でさえ)トレジャーハントは入手できない。発生確率は低いものの、やり込みプレイヤー泣かせの極めてタチの悪いバグ。どのマップをまだ100%にしていないのかが分かりにくい以上、どのマップが最後に埋めることになるのかも把握することは難しい。そのため、この状態でセーブしてしまう可能性も十分考えられる。 周回プレイの制約 前述の通り、本作の周回プレイには3周までという制限があるため、何周もプレイして最強データを作るといったことはできない。この仕様のせいで遊びの幅が狭まっている。 わざわざゲーム側で制限をかけなくてもプレイヤー側の任意でできることである。 普通のRPGならアイテムの取り逃しなどがあっても「次の周回で入手すればいい」と考えることもできるが、本作は1~2周目でデカントアイテムを取り逃したりアビリティを習得させる相手を間違えたりした場合は、その時点で取り返しがつかないことになる。 そのため、初回クリア後にゲームを更にやり込む場合は、そのまま2周目に移るのではなく「1周目を最初からやり直す」というユーザーも少なくない。 2周目以降は各種引き継ぎで楽に進行することもできる(ランダムエンカウントを発生させずに快適に進めることもできる)のだが、1周目をやり直す場合は、また一から地道なゲームプレイをしなくてはならない。 引き継げるアイテムは、デカントアイテムと一部のレアアイテム、隠し召喚魔法のみに限られる。 敵が落とす強力な装備品などのレアアイテムを頑張って入手しても(あるいは偶然運良く入手できても)、次の周回ではなかったことにされてしまう。 2周目以降でも、一定のゲームバランスを保つための仕様とも考えられなくはないが、超強力な防具であるアダマンアーマーは引き継げるので、それだけでも2周目以降のゲームバランスは割と崩壊してしまう。それならばわざわざ制限を設ける必要はないのではという声もある。 メニューの各種画面切り替え時などのレスポンスが悪く、メニュー操作に無駄に時間が掛かる。 リセットの問題 GBA版ではボタン同時押しによるソフトリセットが可能だったが、本作では不可能。メニューからタイトル画面に戻る機能は一応あるのだが、セーブ可能な場所でしか利用できないという謎仕様。 戦闘関連 コマンド選択のウィンドウで敵やダメージ表示が隠れてしまう場合がある。 コマンド選択の途中で召喚の演出が発生すると、コマンド選択の状態(カーソル位置など)が初期の状態にリセットされてしまう。 マップ移動の快適性 キャラの移動速度は割と原作準拠だが、快速とは言えない。 PS版やGBA版では2倍速のダッシュ機能が追加されていたのに対し、本作にはダッシュ機能はない。逆に「歩き」(低速移動)が追加されている。 本作ではマップの踏破率を埋めようとすればダンジョンを隅々まで歩き回ることになるので、オリジナル版よりも「もっと快適に移動したい」と感じやすい。 飛行船などの乗り物は全体的にもっさり感が漂う。オリジナル版と違い、飛行船に乗ってもフィールドの視野が広がるようなことはなく、空を飛ぶ爽快感にも乏しい。 イベントスキップの問題 スキップ可能なのは、いわゆる「ムービー」的なイベントのみに限られる。大部分のイベントはスキップできない。 ムービーだけという中途半端なスキップ機能や、周回プレイが実装されているぶん、目に付きやすい仕様である。 GBA版で好評だったPT入れ替えがない GBA版ベースの移植というわけではないので仕方ないが、新しい楽しみ方の一つだっただけに経験者には惜しまれている。 スタッフはGBA版で可能だった点に触れた上で「オリジナル版のシナリオの流れを尊重したため」としている(ソース)。 BGMはオリジナルの譜面が既に残っていなかったため、全て一から耳コピで改めて譜面を起こされているが、一部採譜ミスが見受けられる。 いずれも曲を著しく損ねるレベルではなく、ごく一部の曲のみであるが、気になる人には気になるところだろう。 バグ 進行不能となるバグが存在する。 いわゆる「シアターバグ」と呼ばれるもので、以下の条件で発生する。 でぶチョコボに話しかけると表示される「イベントシアター」メニュー内の、「未来へのプロローグ※」を閲覧した状態でエンディングを迎える。この条件を満たすと、本来キャラクター操作ができないシーンにおいて、キャラクター操作が可能となり、画面停止してしまう。 普通に1周プレイするぶんには何の問題もないのだが、裏ボスと戦うべく周回を重ねようとするプレイヤーにとっては鬼門のバグである。 対処法は、周回プレイ時にはデブチョコボシアターでエンディングムービーを見てからセーブしないようにすること。 評価点 やりこみプレイに関しては改善点も見られる。 LV71以降の成長率変動が改善された。 原作ではキャラ毎に決められたパターンはあるもののランダム、更にはマイナスになるパターンもあるという厄介な仕様だったが、 DS版ではセットしたアビリティに応じて上昇する能力値が決まるという仕様に変更された。 最強育成にはデカント収集が必須のため攻略情報が必須なのは変わらないが、マイナスパターンが廃止され成長傾向をランダム要素なしでコントロールできるようになったのは改善と言える。 レアアイテム収集もドロップ率自体の向上、(入手が面倒くさいが)トレジャーハントの追加もあり原作よりは有情になったと言える。 アダマンアーマーに関しては、入手にほぼ必須なアラームが購入できるようになったのも大きい。戦闘での入手ギルが少なくなったので、購入資金の捻出がやや面倒なのが残念だが。 上述の通り、全体的に強化されたボス群だが、工夫次第で楽に突破できる方法も用意されている。 ぼうぎょコマンドが強化されており、これを使うかどうかでボス戦の難易度が激変する。 分かり辛いが序盤のマザーボム戦ではそれを示唆するセリフがある。 一部の敵は沈黙など状態異常が有効。 かえんりゅうが超強化されたルビカンテに関しては、ある行動をすると何もさせずに倒すことができるという面白い一面がある。攻略方法を知らないと気づきにくい点は残念だが。 先に述べたように鬼畜化したボスの一端であるルゲイエは、リバース状態を逆手にとってエリクサーを投与してやれば大ダメージを与えられる。まさに逆転の発想。 総評 プロモーションも多数のCMを用意するなど、新規ユーザー獲得のための試みがなされていたが、実際のところはライトユーザーには推奨しにくいゲームである。 目玉のシステムであるデカントアビリティは試みとしては面白いが、絆デカントの不親切さや一歩間違えると取り返しがつかなくなってしまう不親切さ、周回上限の仕様との噛み合わせの悪さに対する不満意見は多く、一概に成功しているとは言えない。 今作の熾烈な難易度についてはこれらのシステムを駆使すれば大幅な緩和が可能なのだが、その難易度を緩和するためのシステムが軒並み欠陥の目立つものであったことが、今作の評価が「高難易度なゲーム」ではなく「ひたすら理不尽なだけのゲーム」とされてしまった要因と言える。 一方、高難易度上等のガチプレイヤーからは評価されているあたり、どんな難易度のゲームを求めるかによって評価が大きく変わってくる側面がある。 説明のないシステムもよく理解した上で、高難度な戦闘を楽しんだり何周もやり込むような、ヘビーゲーマー向けのRPGと言える。 その後 リメイクに伴い知名度やキャラ人気が上昇したためか、『IV』の派生作品が作られたり、他作品にゲストとして登場するなど外部出演が増加した。 SFC版FFIVがWiiのVCで配信されていた。 2011年3月、FFIVと続編『THE AFTER』をセットにした『ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション』がPSPで発売された。このFFIVはSFC・GBA・DSのすべてが参考にされている。本作と比べてみるのも楽しい。 ギャラリーモードが搭載され、本作のOPムービーなども視聴可能。 ただしGBA版基準のリメイクであり本作で追加されたボイスやシステムが無いため、本作が存在する意味が無くなったわけではない。 スクエニのATCG『LORD of VERMILION II』にて、カイン、リディア、エッジ、ゴルベーザ、ルビカンテ、バルバリシア、カイナッツォ、スカルミリョーネが参戦した。 後継作『LORD of VERMILION III』にはゴルベーザのみが参戦している。 上述の通り、原作から一転した高難易度化ぶりから顰蹙を買っていたが、時間が経つにつれて「これはこれで有り」と再評価も進むようになった。 後に発売されたピクセルリマスター版IV(後述)が本作とは逆に異常なまでの低難易度であり、やり応えを求めるユーザーからの批判が大きい事も関係している。 ファイナルファンタジーIV(iOS/Android/Steam) 【ふぁいなるふぁんたじーふぉー】 ジャンル RPG 対応機種 iOS(4.3)Android(2.3.3)Windows(Steam) メディア ダウンロード 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 マトリックス 発売日 【iOS】2012年12月20日【Android】2013年6月3日【Steam】2020年11月6日(*6) 定価 【iOS/Android】1,840円【Steam】1,980円 判定 なし 備考 ゲームパッド対応 ポイント 事実上のイージーモード搭載 概要(移植版) DS版『ファイナルファンタジーIV』をベースにした移植作。DS版発売から5年後の同日にiOS版が配信された。 iOS版はユニバーサルアプリ仕様であり、iPhone/iPadどちらの端末でも同じアプリが使用できる。実績及びクラウドセーブにも対応。 2014年9月にはSteamでWindows PC版(英語版)が配信された。 当初は海外版限定だったが、6年後の2020年11月6日より日本語対応され、日本ストアからも購入できるようになった。 変更点(移植版) 難易度選択が追加。 ゲーム開始時にDS版より難易度を下げた『ノーマル』とDS版基準の『ハード』を選択可能。 具体的に言うと『ノーマル』は『ハード』と比べて、敵の攻撃力が下がり味方の攻撃力が上がっている。 難易度ハードをクリアする事で解放される実績がある。 ポーチカとミニゲームが削除された。 一部デカントアビリティの入手手順や効果が異なっている。 各スマホOS版は操作をタッチ入力に最適化。Steam版はキーボード操作に対応。 スマホ版はオープニングムービーが廃止されていたが、Steam日本語版の配信に伴いアップデートにより追加された。 問題点(移植版) デカントアビリティの詳細な説明が無い部分などはDS版からそのまま。 評価点(移植版) 難易度選択機能が追加されたことでハードルが下がった。 総評(移植版) 内容そのものはDS版同様であり、問題点の多くもほぼそのまま据え置きではあるが、難易度面で救済措置が入ったことは大きい。 Steam版は長らく海外限定だったものの、ようやく日本語対応も行われたため、選択の幅も広がった。 今から遊ぶのであればこちらも選択肢としてはありだろう。 余談(移植版) 2013年11月25日にiOS/Androidにて、本作と同様のコンセプトの3Dリメイク版『ファイナルファンタジーIV THE AFTER YEARS -月の帰還-』が配信されている。 こちらはゲーム機には移植されていない。Steamでは海外版限定で配信されているものの、日本では未配信。海外ストアでは購入できるが日本語には対応していない。 2021年にSFC版原作に準拠したリマスター移植シリーズ『ピクセルリマスター』の展開・発売に伴い、タイトルに (3D-REMAKE) の表記が付いている。 コンセプトが大きく異なるため、ピクリマ版『IV』の発売後も、並行して3D版がそのまま配信継続となっている。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6549.html
ファイナルファンタジーXV 【ふぁいなるふぁんたじーふぃふてぃーん】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション4Xbox OneWindows (Microsoft Store/Steam/Origin) 発売・開発元 スクウェア・エニックス 発売日 【PS4/One】2016年11月29日【Win】2018年3月7日 定価 【PS4/One】9,680円(税込)【Win】8,580円(税込) 廉価版 【PS4/One】ROYAL EDITION 2018年3月6日/8,580円(税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 なし ポイント オープンワールドで「旅」を表現映画・アニメ等のマルチメディア展開期間限定イベントなどのアップデート食い合わせの悪い要素の数々多数のバグ(後に概ね改善)説明不足で分かりづらいシナリオ ファイナルファンタジーシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 移植・関連作品・タイアップなど その後の展開 父と子。そして王の物語。 概要 『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリング第15作。略称は『FFXV』『FF15』 元々は『XIII』の関連作である『ヴェルサスXIII』という名称で2006年に発表されたが、同時発表された『アギトXIII』(後の『零式』)と違い、インタビュー、PVなどが幾度か公開された後は音沙汰がないままであった。 2013年に対応機種の変更、タイトルも改題され『XIII』シリーズから切り離された新規ナンバリングタイトルとして発売されることが発表された(*1)。 2016年に発売日が正式発表されるも延期を挟み、実際に発売されたのは最初の発表から実に10年以上が経過した2016年11月29日となった。 また、マルチメディア展開としてアニメ・映画も存在し、アニメは前日譚、映画は本編1章と同時系列となっている。 実在する様々な有名ブランドとのコラボや、ゲーム内ミニゲームを(現実の)スマホアプリとして配信するなど、現代のライフスタイルを随所に反映した展開が行われた。 特徴 オープンワールドと一本道 オープンワールドを本格的に採用。 スタート直後からメインストーリーによる行動制限がシリーズ中でもゆるいため、昼夜や天候の変化もある大自然を駆け巡り、狩りや観光に勤しむのも乙なもの。 フィールドマップはストーリーの進行に応じて、通路封鎖の解除という形で探索できる範囲が少しずつ拡張されていく。 『ライトニングリターンズ』でもオープンワールドが採用されているが、戦闘がエンカウント式であり、フィールドも今作ほど広いものではなかった。 ゲーム終盤はオープンワールドではなく、過去作のようなリニア展開(一本道)になる(オープンワールドマップへ戻ることは可能)。 強力な敵「シガイ」 夜間やダンジョンなど、日の当たらない場所に現れる。 ストーリーが進むにつれ「星の病」と言う影響により夜の時間はだんだん長くなっていく。 宿泊でレベルアップ 今作は一般的なRPGと違い、敵を倒すなどして得た経験値は蓄積という扱いになり、宿泊時などにまとめて清算される。 宿泊はキャンプ・施設の利用で行うことができ、キャンプはイグニスが作る料理を食べることで、一定時間能力が上昇する。 宿泊施設は料理による能力上昇がない代わりに、経験値にボーナスが入る。 フィールド・戦闘 戦闘はアクション形式 プレイヤーはノクティスを操作し、他のメンバーはAIで動く。 仲間を操作可能になるアビリティを修得することでノクティス以外も操作可能になる。 方向キーに割り当てた4つの武器を切り替えながら戦える。 □ボタン押しっぱなしで自動回避など(都度MPを消費)、アクションが苦手な人でも細かいボタンのタイミングは意識しないでよい作りになっている。 一部の敵の攻撃は画面に合図が表示され、正しくボタンを押すことで「パリィ」や「カウンター」を行える他、背後から攻撃を当てると「バックアタック」となり威力が上がる。 △ボタンで「シフト移動」が可能。いわゆるワープ能力だが、敵に向かってワープした場合はシフトブレイク攻撃となり、距離に比例したダメージを与える。 これらはノクティスの場合であり、他のキャラの場合は戦闘システムが別のものに変わる。 やや特殊なHPシステム 0になると「ピンチ状態」となり、さらに攻撃を受けると「戦闘不能」となる。 ピンチ状態では攻撃不能など多くの制限がかかり、仲間からの救助や回復アイテムの使用で復帰可能だが、その際は最大HPが減少する(減少した分は宿泊などで回復可能)。 一部の攻撃や、HPが低い状態で大ダメージを受けるなどすると、ピンチ状態を介さず一気に戦闘不能となる。 魔法 マップ上に存在する炎・氷・雷のエレメントを回収・精製することで使えるようになる。 武器と同様、装備することで使用可能で、MPは消費しないが回数制限がある。 精製時にアイテムを追加投入することもでき、特殊効果の付与や回数増加などの効果を得られる。 仲間との連携 パリィやバックアタックを仲間の近くで成功させると、仲間の追撃演出が入り高いダメージを与えられる。 時間経過でたまるコマンドゲージを使い、仲間に指示を出して固有技を使わせることも可能。一部コマンドはタイミングよくボタンを押すと、ノクティスが追撃を行う。 ファントムソード召喚 王族の武器「ファントムソード」を手に入れると、ノクティスは一定時間戦闘力を強化する「ファントムソード召喚」が使えるようになる。 HPが0にならない・攻撃の手数が増える・敵の射撃攻撃などを自動で弾くなどの効果がある。 ファントムソードは複数存在し、多く手に入れるほどファントムソード召喚そのものも強化されていく。 通常武器としても装備可能で、それだけで大幅なステータス強化を得られるが、攻撃にはHPを消費してしまう。 料理 キャンプとレストランでは料理を食べる事ができる。料理によって異なる能力上昇効果を得られる。 各キャラにはそれぞれ好物が設定されており、その場合ボーナス効果を得られる。 キャンプではイグニスが料理を作っており、そのレシピは新しい食材を入手した時、イグニスのスキルレベルが上昇した時、フィールドの何処かをチェックした時や一部のレストランのメニューを食べた時など、様々な場面で閃き増えていく。 写真 旅の途中、仲間のプロンプトが写真を撮ってくれるという形でプレイ中の光景が記録されていく。 宿泊時に撮った写真をチェックすることになり、気に入った写真は保存しておくことができる。 撮ってくれる写真はイベント会話の選択肢や保存した写真の傾向など、プレイによってある程度変化する。 ドライブ ノクティスたちは「レガリア」と名付けられた車を所有しており、主要な移動手段のひとつとしている。 運転はオート・マニュアルを選択でき、車を通して各所へのファストトラベルも可能。 カスタマイズにより性能の向上、カラーの変更、ステッカーの貼り付けなどを行える。 他社とのコラボ 『ヴェルサスXIII』のキャッチコピーである"現実に基づいた幻想"を色濃く受け継いだ要素として、日清カップヌードルなど、現実に存在する物が多数登場している。 主人公たちの衣装や所持するコールマンのキャンプ器具の他、アメックスの店舗用ステッカーなどの小ネタも存在する。 過去に『ASSASSIN S CREED ORIGINS』やスクウェア・エニックスカフェとのコラボイベントを配信していたこともあった。 Steam版では、Steam Workshopに『Half-Life』のHEVスーツやバールを追加する公式MODを配信している。 DLC DLCエピソードは基本的に本編よりも難易度が高く、「ロイヤルパック」を除き、本編とは独立したモードとなっている。 「エピソード グラディオラス」2017/3/28配信 グラディオラスを操作し、コル将軍と共にルシスの遺跡に入り、剣聖ギルガメッシュの試練に挑む物語。 ノクティスとはガードシステムが異なり、ジャストガードに成功するとダメージ倍率が上がり、それを前提とした調整がなされている。 「エピソード プロンプト」2017/6/27配信 プロンプトを操作し、アラネア准将と共に帝国基地から抜け出し、彼自身の謎を紐解く物語。 銃を武器とするプロンプトらしく戦闘はTPSとなり、DLCの中でもシステムが他キャラと大きく異なる。 オンライン拡張パック「戦友」2017/11/15配信 映画キングスグレイヴに登場した「王の剣」を操作し、ノクティスの帰還を待つ10年間を戦い抜く物語。 ジョブシステムのような「王の加護」から一つを選び、プレイヤーの魔法アビリティなどを選択できる。 簡単かつ奥深いキャラメイクシステムを実装。小太りのオッサンから絶世の美女まで、幅広く作る事ができる。 戦闘システムも、映画の要素を逆輸入した上で本編とは違ったものに昇華させており、評判は上々。 NPCを同行させるという形でオフラインプレイも可能だが、協力プレイが前提なのでバランスはシビア。 後に『スタンドアロン版』になった。これに伴い、現在はプレイは不可能となっている。トロフィーデータも別扱いである。 「エピソード イグニス」2017/12/13配信 イグニスを操作し、レイヴス将軍と共にオルティシエでの窮地のもと、ノクティスを救うべく帝国軍に立ち向かう物語。 ノクティスに似て俊敏な立ち回りが可能。また、時間内の攻撃ヒット数に応じてダメージ倍率が上昇していく。 後述の「未来への夜明け」の伏線もあったのか、2週目からは異なる結末のIFストーリーを楽しむことが出来る。 「ロイヤルパック」2018/3/6配信 本編を拡張する大型アップグレード版。 最終章のマップ・ストーリー拡張及び世界観情報アイテムや一人称視点モード、クルーザーの開放など。 基本的には最終章のリメイクが目玉。また、クルーザーをオープンワールドで操作できるようになり、ルシスとオルティシエがシームレスに接続された。 「エピソード アーデン」2019/03/26配信 アーデンを操作し、初代王ソムヌスに復讐する物語。 上下左右、縦横無尽な移動が可能。アーデン自体が強力なキャラクターのため難易度は低め。 前半は帝国の研究所、後半は王都インソムニアが舞台。綺麗な王都をゲーム中で初めて実際に観光できる。 DLCの中で唯一、プロローグとなるアニメが公開されている。 「未来への夜明け」開発中止 「アーデン」「アラネア」「ルナフレーナ」「ノクティス」の4つが開発されていたが、「エピソード アーデン」以外は開発中止となった。 後に、残りの3つは小説に形を変えて発売された。 評価点 シームレスに繋がる広大なマップ。 イベントシーンやバトルはもちろん、ダンジョンに入る際にも基本的に強制的にロードを挟むことはない。 章の変わり、ファストトラベルを行ったり、PC性能などによってはさすがに長いロードを挟むが(後述)、基本的には間を置かずプレイし続けることができ、没入感に一役買っている。 BGMさえもシームレスに切り替わり、入店時などに見られる自然な切り替えはそれを意識すらさせないほど。 自由度の高めなアクションバトル。 複雑な操作を要求されることは少ないものの、○ボタン押しっぱなしだけでなく、左スティック+○ボタン押し直しにもそれぞれ技が用意されている。技を出し分けるのは難しいが、魅せる要素はある。 武器ごとにアクションが違い、コンボ中であっても切り替え可能で自由度が高い。 回復アイテムの性能が平均して高いだけでなく、召喚獣による形勢逆転・魔法による特殊効果や、時間が止まるウェイトモードなど、アクションが苦手な人でも楽しめるように、戦闘での難易度を抑える要素がいくつも存在する。 やろうと思えばシフトまたはパリィだけで勝つことも可能。この場合はほぼ「ブーストソード」頼りになるが。 「効率・スマートさ」などを追及し、目押しで武器切り替えからのジャストガードなどテクニカルなプレイも可能。仲間との連携や装備なども加味すると、戦術の幅はさらに広がる。 アクションにこだわる場合も様々なボタンを駆使しスタイリッシュに動かすことができる。他、リニア展開突入後にイベントの一環で突入する空中戦は、演出面においてもクライマックスであることをまざまざと感じさせる。 + 中盤の空中戦動画 ※ネタバレ注意 後のアップデートによって、ノクティス以外の仲間キャラクター3人を操作できるようになった。 こちらは各DLCのバトルシステムを本編向けに改良したもので、各キャラで使い方こそ異なるものの、いずれも強力に仕上がっている。 言わば全く別のバトルシステムが単純に3つ追加された事でもあるため、戦略性が大幅に増加、今作の優れた戦闘がより向上する事となった。 仲間操作にはアビリティツリーで中程度のAPを消費する必要があるが、別のDLCでAPを稼ぎやすくなっているため大した問題はない(*2)。 ちなみに仲間操作中、ノクティスは好き勝手に暴れ回っている。プレイヤー操作時の強さそのままでオートになるため、単なる操作キャラ変更以上にパーティの戦闘力の上昇が見込める。 昨今の『FF』に劣らずグラフィックは高品質。 特に料理のグラフィックは他の追随を許さないレベルであり、スタッフのこだわりが窺える。 フィールド・モンスターに関しても高水準を満たしており、AAAタイトルとして肩を並べるに十分なものとなっている。 ピンチのときに発動する召喚魔法もド派手でスケールがデカく、限界値を何度も叩き出す桁違いのダメージがその印象を引き立てる。 また、場所の違いや一部の敵に対しては演出も変化する。 ノクトなどの人間キャラは1人当たり10万ポリゴン前後というゲームとしては膨大なポリゴン数が使われており、それに合わせてテクスチャ解像度も高水準。 また、人間キャラや雲、樹木などのセルフシャドウも綺麗である。 町の看板などにはFFシリーズ由来のネタなども多数。 グラフィックだけでなくモーションも作り込まれている。 戦闘時のモーションはスピード感溢れるスタイリッシュでカッコよく、それが自分で動かせられるのだから堪らないものがある。 昼間に出現するモンスターについては現実世界における動物を参考にしてモーションが作られている。 アナクであればキリン、キュウキであればオオカミ、コカトリスであればニワトリと、現実の似た動物を上手くゲームに落とし込んでおり、没入感を深めると共に、架空のモンスターと思わせないほどのリアリティを持たせる事に成功している。 クリア後要素となるが、レガリアが改装によって飛行機能を得る。『IX』以来16年ぶりとなる、自由に飛びまわれる飛空艇の復活となった(*3)。 かなりの高度で飛ぶことができ、そこから見られる景色は一見の価値あり。 こちらもシームレスに飛行可能で、専用マップへの切り替えやロードもない。 仲間のプロンプトが撮影する写真の楽しさ。 任意の撮影機能こそアップデートなどでの実装となったが、道中勝手に撮ってくれるおかげで意識せずとも堪能できる。プレイヤーの意志が介入しない第三者視点の写真は非常に新鮮。 公式のスクショかと思うものから、思わず笑ってしまうネタ的な物まで様々な写真が撮られている。 一例を挙げると、状態異常「カエル」に掛かった時にバッチリ撮られる。しかもやたらとリアルで可愛らしい。 プロンプトのスキルレベルやコマンドに関わるものの、ゲーム上では有利不利といった実用性には全く関わらない。 だが、この要素は今作のテーマである「旅」の表現を担う軸の1つとなっており、その思い出を振り返ることができる演出としては掛け値なしに重要な役目を持っていると言える。 豊富なサブクエスト。 今作は基本的に世界の探索や寄り道をしながら進めることを主軸としたゲームデザインになっているが、それに十分な物量のサイドクエストが用意されている。 討伐クエストやイベント的なクエストなどその種類も多岐にわたっており、推奨レベルも細かく設定されているため、スピードクリアをしようとしない限りは途中で詰まりにくい。 攻略していくことでスタンプラリーのようにマップ上のファストトラベルポイントが埋まっていくため、移動が便利になっていく実感が得られるようになっている。 サブクエストとは別に用意されている討伐依頼「モブハント」もまた十分な数が用意されている。 戦闘中やダンジョンの要所など随所で聴ける豊富なボイス。 ただ歩いているだけでも様々なやり取りが行われ、キャラの関係や心情を知るのに一役買っている。 サブクエストの数々にも専用の移動中会話が用意されていたりと、そのバリエーションは非常に多い。 加えて、これらはイベントシーンではなくゲームプレイの最中に行われるものも多いため、操作や物語を妨げるような事が少ない。 実はこの中に『ヴェルサスXIII』時代に収録したボイスも使われている。 BGMの評価は非常に高い。 『キングダムハーツ』シリーズなど、スクウェアソフト時代から知られる下村陽子氏が今作の作曲を担当。 「Somnus」「APOCALYPSIS NOCTIS」「Valse di Fantastica」など多数の人気曲がある。 中でも「Somnus」は『ヴェルサスXIII』時代で最初に作られたタイトル曲であり、今作を象徴するテーマ曲の一つとなっている。 また、レガリアでの移動中は過去作の人気曲を流せる。ナンバリング以外の曲も収録されており、収録数は全300曲以上にも及ぶ(*4)。 アップデートにより、レガリアに乗っていない時でもこういったBGMを流せるようになった。 各追加エピソードには従来作のアレンジBGMも多く、『NieR RepliCant』の岡部啓一氏が手掛ける「ビッグブリッジの死闘」や、デスゲイズの出現と共に流れる『VI』の「決戦」等、従来作のファンが唸るようなチョイスが行われている。 今作の主なミニゲームといえる「釣り」のクオリティが高い。ドイツの釣り専門誌から取材を受けた他、これを抜粋したPS VR専用ゲームも後に作られた。 ノクティスのスキルレベル、イグニスの料理に関わるだけでなく、専用のサイドクエストまで用意されており、釣り自体がやりこみ要素の1つとして成立している。 釣った魚はギャラリーの図鑑にその体格記録が記録された上で、換金アイテムや食材アイテムとして手に入れられる。 最高難易度に位置づけられる魚は「今作最強の敵」と評されるほどの集中力を要求される。 リアルな料理描写 キャンプで作る料理は非常にリアルに描写されており、実写と見紛うほど。この精巧な料理がキャンプシーンの臨場感を高め、「旅を楽しんでいる」感を高める。 チョコボのアクションが豊富 シリーズお馴染みの乗り物「チョコボ」のアクションがシリーズ中最も豊富であり、従来のようにただ乗って移動するだけでなく、ダッシュ・ジャンプ・ホバリング・ドリフトと自由度が高いものとなっている。 今作はオープンワールドなので、チョコボの子気味良いアクション・操作性が、オープンワールドの広大なフィールドと上手くマッチしているのも高ポイントである。 賛否両論点 男性キャラのみのPT。一時的な離脱こそあるものの、原則的に最初から最後まで固定の4人で旅をすることになる。 独自の雰囲気やノリを表現できてはいるが、男性統一PTはFC版『III』以来なので、必ず女性キャラクターが常駐するようになったそれ以降のシリーズ作品としては異例である。 登場する女性キャラ達が軒並み好評のため、余計に「PTに女性が欲しい」と言う意見が多い(ゲスト参戦する場面があるのも尚更)。 世界に通用するレベルと言われる高度なAI(浜村弘一氏談)。 「この状況に対しては、この行動を取る」ではなく「AI自身が状況を判断し、行動を選択する」というAIが搭載されている。 特に顕著なのは仲間キャラがプレイヤーよりも前を歩くこと。これはプレイヤーが行こうとしている方向をAIが判断し、先んじて行動しているためである。それを逆手に取りフェイントをかけ続けると専用のセリフまで用意されている。 人工知能学会の論文誌にも、今作のAI論文が掲載された。またAIシステム詳細の講演も行われた。 しかし、こと戦闘面では話が違ってくる。人間味を残すためにあえて完全でないものにしているらしいが、比較的仲間自身のガードが甘かったり、銃を使うプロンプトが近距離で戦い返り討ちに合うシーンも多く見られるなど、ゲームとしては爽快感を削ぐ要素となってしまっている。 特にプロンプトは連携中に、ターゲットと自分の間に別のモンスターがいても気にせず射撃するので他のターゲットへ命中したりする。 魔法の使い勝手 今作の魔法は効果自体は非常に強力だが、「魔力を込めた玉を投げる」という手榴弾のような扱いで統一されている。敵を追尾する誘導弾、敵の接近で発動する設置魔法といったバリエーションはなく、使いやすい反面やや淡白な印象を受ける。可燃物バレルがあればファイアで爆発させられる等を行えるが、それができるのはごく一部のエリアのみに限られる。 魔法にアイテムを合成し、連続魔・ケアル・カーズといった様々な効果を付与できるが、基本的な使い勝手は変わらない。ノクティスのみ使用可能な指輪魔法というものがあり、通常魔法とは大きな差異があるが、その使用は終盤~クリア後である。また、魔法は仲間にも当たりその際は文句を言われる。一応、仲間へのダメージはごく僅かで、放つ構えを取ると離れてはくれる。 シンプルで使いやすいのは確かだが、映画では様々な魔法を使い分けていた分、それらが本編で使えないのは悔やまれる。ちなみにDLC「戦友」の魔法システムは、同名でも本編とは全く異なり、本編には登場しない魔法を使用でき、上手く差別化している。 問題点 シナリオ・キャラクター 今作最大の批判点。概ね「説明不足・描写不足・纏まりがない」という評価であり、批判意見の殆どがここに集約されると言っても過言ではない。 + やや長いので折り畳み マルチメディア展開にした事の弊害。 『XV』の物語は、今作の他に「映画:キングスグレイヴ」「アニメ:ブラザーフッド」等を見て、初めて全体が繋がる構成になっている。今作の本編だけでなく、これらも含めての『XV』であり、今作はあくまでも「ノクティスを主人公とした物語」に過ぎない。しかし、このマルチメディア展開を採用したことが、物語の全体像の把握を困難にしており、意欲的な試みではあったものの、決して成功・好評とは言い難い結果になってしまった。 例えば、本編開始前の事柄は「キングスグレイヴ」で、仲間の過去や関係性は「ブラザーフッド」で描かれ、今作ではほとんど描写されない。ルナフレーナ関連も然り。彼女はノクティスに光耀の指輪を渡すことを目的の1つとしているが、何故渡そうとしているのか、そもそも光耀の指輪とは何なのかは、今作ではロード画面の僅かな文章でしか触れられず、「キングスグレイヴ」を観る以外に知る由がない。 それらの完成度・評価自体は決して悪いものではなく、「キングスグレイヴ」に至ってはむしろ高い評価を得ている。しかしマルチメディア展開であるが故に、今作の物語への理解度が視聴したか否かで大きく変わり、やはり上手なやり方だったとは言い難い。未視聴者からは「本編前に何があったのか分からない」「感情移入し辛い」といった声が多数聞かれた。 スタッフは映画については当初は視聴しなくとも問題ないと発言していたが、後に撤回し「やはり必ず観て欲しい」と発言している。 オープンワールドにした事の弊害。 ゲーム序盤で主人公達の祖国が敵対勢力に襲撃され、以降は安否不明・音信不通という、極めてシリアスかつ重大な展開になる。一方で今作のテーマは「旅」であり、メンバー4人の冒険は実にほのぼのとした雰囲気で、時には「ここで写真撮ろうぜ」などの会話すらも入る。祖国が襲撃されて家族や臣下も安否不明の状況下で、このような雰囲気で旅をするのは不自然であり、致命的に物語とマッチしていない。この声は「キングスグレイヴ」の視聴者から特に多く聞かれ、呑気に観光している場合なのかという批評が相次いだ(*5)。 別の意見として、今作のオープンワールドマップを一言で表すなら「アメリカの田舎道」である。マップは主に大自然・舗装された車道・小規模の集落・まばらに点在する遺跡等で構成されており、正にアメリカの田舎の雰囲気である。ノリ的には「モンスターを狩って路銀を稼ぎながら大自然を観光している」という感覚で、イメージソングからして映画「Stand By Me」がモチーフになっている。無論それはそれで悪くないが、従来のような異世界を冒険するという感覚の旅とは大きく異なる他、やはり物語とミスマッチすぎる。 今作はオープンワールドRPGであり、探索やサブクエスト等の寄り道をしながら少しずつ進める、というゲームデザインになっている。しかし、同ジャンルへの親しみが無く、従来通りの「メインストーリーを消化しながらクリアする」という進め方をしたプレイヤーからは、ストーリーが短いという評価をされることもあった。もっとも、メインストーリーだけ消化した場合はボリュームがない、というのは他オープンワールド作品でもよくあることだが。 レベルデザインも数多くの寄り道をする前提となっているようで、旅を楽しむのは後にしてシリアスなメインストーリーを率先して消化しようとすると敵のレベルが加速度的に上昇していく。加えてそういった進め方の場合アビリティ修得のためのAPも稼ぎにくいため、前述した爽快感溢れるアクションも楽しむことができない。結果としてポーションをがぶ飲みしながらひたすらシフトブレイクを繰り返す、爽快感とは無縁な単調でグダグダした戦闘しか知らないプレイヤーを多く生み出してしまったのは惜しいことである。 本編を「ノクティスの物語」に絞ったために、キャラクターの動向・心情や、イベントの繋がり等が把握し辛いものになっている。 上記で若干触れた事だが、この構成にした結果、関連作品に触れなかったりDLC無しで今作の本編をプレイしただけでは「特定キャラの出番・描写が少なすぎる」という印象をほぼ確実に持たれる。 主要パーティメンバー4人のうち、イグニスとプロンプトに関しては本編シナリオ後半での描写不足が目立ち、それぞれの専用エピソードのDLCをプレイしなければキャラの設定や心情などを正確に理解することはできない。 重要キャラであるルナフレーナやレイヴスも同様で、複数のエピソードを上手く繋いでいかないと、動向・心情等はまず把握できないだろう。 その他のキャラに関しても、例えばドラットーは「キングスグレイヴ」の主要キャラだが、今作ではオープニングにしか出番がなく、それも僅か一言の台詞のみ。ヴァーサタイルも序盤では「神凪はよい研究材料だ」と不穏な台詞を残す帝国側の重要キャラとして描写されていたが、本編ではそれっきり出番がなく、補完となるプロンプトのDLCでは深く描写されている。 これと併せた、あるいは別の問題として、「キャラクターの動向・心情の表現がそもそも上手くない」という印象を受ける。 設定などを全て把握したところで、物語そのものが全体的にややトリッキーな展開であるため、万人には受け入れられにくい。 同じ神話体系を使っていた『XIII』シリーズとは逆に、「与えられた運命に殉じる」ためにノクト達が滅びへと向かっていくという流れが肌に合うかどうかが、今作の物語を好めるかどうかの分かれ目であろう。 今作には『XIII』シリーズのオートクリップ、『零式』のクリスタリウムのようなゲーム内辞典や、世界観を示唆する類のテキストアイテムなどが、1年間以上長らく存在していなかった点も、『XV』の物語をより難解にしている。 なお、今作の描写不足などの点は同ライターが手掛けた『ディシディア ファイナルファンタジーNT』にも指摘されている。 繰り返すが、個々の要素は決して悪いものではない。 細部まで作り込まれたオープンワールドは実に美しく、世界観も魅力的、物語も賛否が分かれやすいが悪いものではない。 問題なのは、これらが悪い意味で完璧に絡み合ってしまい、様々な悪印象をプレイヤーに与えてしまったことである。 要は「素材はいいが調理に失敗している」の典型なのである。 オープンワールドとしての問題 自由度の足りない行動範囲。 遠景まで見渡せる素晴らしい描画範囲ではあるものの、マップを隔てる障害物や見えない壁が多く、川を泳いで向こう岸へ、山を越えて反対側へといった行動は不可能になっている。 一例としてリード地方の平原から、ガーディナへと向かう道は小さな崖に囲まれたジグザグの道路を通り雄大な海へと続く作りだが、道路に極近い範囲以外は高い崖と見えない壁に囲まれており、単なる細い一本道と見て差し支えない。 ガーディナも周囲を崖に囲まれており砂浜から極近い距離までしか登れる場所は無い。こういった「ワールドマップや視認範囲」と「実際に行動可能な範囲」との大きなギャップが程度の差こそあれフィールド全域に存在している。 アップデートによりダスカアーチを登る事ができるようになったものの、焼け石に水と言わざるを得ないだろう。 ちなみにゲーム内に実際泳ぐ場面はリヴァイアサン戦のみ。 フィールドの広さに反してキャラクターの足は遅い。レガリアの置けるポイントから目的地までが長いとストレスが溜まりやすい。 なお、このゲームの爽快感の源の1つであるシフトによる高速長距離移動は基本的に戦闘やイベント以外で使えないため、移動の不自由さは単純な不便さ以上に強く感じられてしまう。 一応、発売当日のアップデートにより、非戦闘時でもフィールド移動中に前方へのシフトを行うことが可能となったが、それでもマップシフトなどと比較すると距離がかなり短い為、多少はマシになったという程度である。 作中で町と呼べる箇所はレスタルムとオルティシエだけで、残りは郊外のガソリンスタンドのみ。 その内オルティシエも別エリア扱いとして独立しており、歩き回れる場所もそこまで自由度はない(*6)。 ロイヤルパックを導入すればオルティシエまでクルーザーでシームレスに移動できるようになった。 舞台が一地方であるためか地形やオブジェクトの種類や数も少ない。また全体的に平原のような地形が多いため、平坦で起伏に乏しく、立体的な移動がほぼ無いのでオープンワールドの特徴である探索の楽しみが非常に薄い。 見えない壁の場所はまちまちだが、基本的にこのゲームで歩ける地域は車道周辺+α。 これらの例として最も顕著なのがレスタルム周辺、目前に山や谷の様な起伏に富んだ景色を望むことができるが、実際は街中と街に入るための二本の車道しか踏破できる場所は存在しない。 アップデートにより一部の見えない壁は撤去されたものの、依然として多くの箇所は通れなくなっている。 発売してからしばらくの間、レガリアでは道路等の整備された車道しか走れず、窮屈な状態となっていた。マニュアルドライブでの移動もできるものの、自動車と言うよりは列車のようなハンドル補正が掛かるため評価は芳しくなかった。 2017年6月のアップデートによって、オフロード仕様(Type-D)が追加された事でこの問題は解消される。ただし見えない壁のあるエリアや水場にはこちらでも侵入できず、また一部イベントはオフロード仕様のままでの進行はできない。 条件を満たせば変形によって飛行可能になるものの、離着陸に失敗すると即ゲームオーバーなので、正直使い勝手がかなり悪い。もっとも、飛行形態にするメリットは後述するプティウォス遺跡に行けるのみで、それ以外のメリットは景色を楽しむ程度である。トロフィーも換装した時点で獲得できるため、無理に使う必要ははない(飛行形態の存在意義が疑われるという別の問題があるが)。 ファストトラベルは、マップに記録されたスタンドとレガリアのある地点のみにしか行えない。 レガリアは言わば「移動可能な簡易拠点」という扱いであり、ファストトラベルと車道の走行という、大まかな移動を担当する。 逆に細かな移動はチョコボが担当しており、こちらは移動速度・操作性共に上々で使い勝手が良く、レンタル料も非常に安い。 要はレガリアとチョコボを使い分けるというゲームデザインなのだが、これに気付かないと移動でかなり不便を感じる事となる。 逆を言えば、小回りの利く移動という役割上、「レンタルしない時間」はプレイする上でほとんどなく、この仕様にした意味が薄いとも。 僅かな手間だが定期的にレンタルし直す必要があるため、何らかのイベントでこの手間が不要になるなどの配慮は欲しかったところ。 上記のような仕様からダンジョン攻略や特定のミニゲームに集中する場合を除いて、ゲームプレイ時間の大半が探索にも該当しない純粋な「移動のみ」で時間が消費されやすい。 討伐クエストや写真撮影など昼夜で制限のあるクエストの攻略に支障をきたす場合が多い。特に一旦シナリオクリアするまでは夜の時間がドンドン伸びるため頻繁に遭遇することになる。 ただし、夜間限定の討伐クエストはその受注時のみすぐに夜に移行する事は出来る。 「夜の設定」はシナリオにおいて非常に重要な要素であり必然性自体はあるため、この点もまた「テーマ・設定」と「ゲームシステム」との齟齬から生じた問題と言える。 ロードが長い。 オープンワールドゲームの宿命ではあるが、ゲーム開始、新章開始時には長めのロードを挟む。ファストトラベル時は、距離が離れているほどロードも長くなり、長い時には1分程かかる。 その他ゲームシステム・バランスなどの問題 戦闘中のアイテム使用に関する問題 今作は戦闘中に各種回復アイテムを使用する機会が多いにもかかわらず、アイテム選択関連のインターフェースは洗練されておらず操作性も悪い。 戦闘中に使えるアイテムは20種以上あるのに、リスト上では一度に6種までしか表示されず、カーソルは上下に1段ずつ動かすことしかできないため、アイテム選びにどうしても手間が掛かる。 誰も状態異常に陥っていない時でも「状態異常回復用の各種アイテム」がリストの途中に並んでおり、アイテム選択の邪魔になりやすい。 ただしアイテムの選択中は戦闘の時間経過は止まるので、この操作性の悪さが難易度を不要に上げているわけではない。 「フェニックスの尾」などのアイテムを使う際、そのキャラがアイテムを使う様子をカメラがアップで映す演出が発生する。この演出は時間が長めであり飛ばすこともできず、戦闘のテンポを損ねている。 全体マップに関する問題 車の機能にてパーキングポイントのリストから移動先を選ぶ際、「リスト上で現在選択中のパーキングポイント」と「全体マップ上でのそのパーキングポイントの場所を示すカーソル位置」がことごとくズレているバグがあり、そのパーキングポイントが地図上のどこにあるのかプレイヤーを混乱させる。そのためこの機能を利用せず、全体マップ上でカーソルを動かして移動先を選ぶことになりやすい。 ダンジョンの中には複数の階層に分かれる複雑な構造のものもいくつかあるのだが、ダンジョン内での全体マップは現在居る階層のものしか表示されないため、いまいち全体の構造を把握しにくく不便。 クエストに関して 長らく討伐依頼は一つずつしか受注できず、受注・完了は依頼所でしか行えないため、数をこなすには大きな手間が掛かっていた。序盤の金策はこれに頼る部分も大きく、達成後にファストトラベルで戻ろうにも、後述のロード時間の関係で不便な仕様となっていた。17年11月のアップデートで複数を受注可能になり改善されたが、発売から約一年後の対応だったため、もっと早く改善を…との声も。 QTEの存在。 数こそ多くはないが、批判的意見の多いQTEが一部登場する。即ゲームオーバーにはならないが逆にボタンを押しても押さなくても演出は変わらないと言う、意味の無いQTEが多々存在するため。 + シナリオ終盤について。(ネタバレ注意) 13章の完成度の低さ。 端的に言えば、長いダンジョンで縛りプレイを強要される仕様となっている。 武器を使用できず、特殊な魔法のみを使い、パーティーを分断されノクティス1人で攻略する必要があると言う中々厳しいもの。 ある程度進めると武器も仲間も戻ってくるが、道中はホラーゲームのような演出も多く、ストレスが溜まりやすい要因となっている。 勿論、「主人公の危機的状況」「仲間が少しずつ合流してくる」といった演出・要素は、他RPGにも散見されるものであり、一概には問題点とは言えない。最大の批判点はやはり「長すぎる」ことである。 ステージそのものも『BIOHAZARD』と評される程無駄にホラー要素が強く、『FF』の作風に全くそぐわないと批判が多かった また、敵国のトップがこれと言った説明もなしに死亡(シガイ化)しているなど、シナリオ面でも相変わらずの説明不足である。 特定箇所にて、あるキャラクターの設定に関する重大な秘密が語られ始めるのだが、その台詞の途中でプレイヤーが付近の資料を調べると、肝心の台詞の続きが語られなくなってしまうという仕様上の欠陥がある。この現象が起こる可能性は割と高く、本来その時点で明かされるはずのキャラクター設定をプレイヤーが知ることなくゲームを先に進めてしまうことが十分に起こり得る。少し後の展開で本来よりも遅れてその設定を知ることはできるが、その場合はより唐突な展開に感じられてしまう。 2017/3/27のアップデートにより、魔法の性能改善・ノクティスではなくグラディオラス側の視点で進行できるルート選択の追加・シナリオ演出の強化がなされ、問題がある程度緩和された。 グラディオラスルートでは普段と近い感覚でプレイでき、シナリオの描写も増えた。とはいえストーリー全体を回収するにはノクティスルートのプレイも依然として必要であり、周回前提となる。初回プレイでは主人公であるノクティスルートで進行するプレイヤーが大半と考えられ、グラディオラスルートはノクティスルートを一度終えた後の補完という趣向が強い。 ノクティスルートの道中が長すぎる問題が未改善である点に加え、PS4版プレイヤーの多くがアップデート前の時点でプレイ済みであるため、このアップデートでも13章の悪評を大きく覆すほどには至っていない。 シナリオのラストも色々謎が残る展開となっており、歯切れの悪さを感じたプレーヤーは多い。 このような部分は過去作ではアルティマニアでの補足があったりしたのだが、今作のアルティマニアでのインタビューにはラストの展開について「ご想像に任せる」と表記されていた。 その後、今作は追加エピソードでの補完などを予定することになった。 + クリア後の隠しダンジョン プティウォス遺跡 通常のRPGにおける隠しダンジョンに期待するものと言えば、通常の個体を遥かに凌駕する雑魚モンスターや強い隠しボスなのだが、今作の隠しダンジョンはそんな常識とはかけ離れたものになっている。 そういったものは全て、既存ダンジョンの隠しフロアに関連するサブクエストなどの要素として用意されている。隠しフロアが99階層続いて本編では出てこないような強敵を倒しながら進むダンジョンがあったり、「隠しダンジョン」にこだわらなければRPGの王道らしい楽しみ方ができるエンドコンテンツはいくらでもあるのだが。 トロフィーの取得対象になってる隠しボスは、HPこそ圧倒的な高さを誇るものの戦闘能力はそこまで高くない。この隠しボスを倒して「最強のモンスターを倒した」と思い込んで、その弱さに不満を抱えたままゲームを卒業するケースも少なくない。 今作でクリア後・かつ飛行艇で行けるようになる隠しダンジョンは、一切の敵が出現せず、ノクト一人でジャンプを駆使して道を進むアクションステージとなっている。落下や罠によるゲームオーバーはないが、特定ポイントに戻される他、途中2Dスクロールアクションのようになる箇所もあるため非常に難易度が高い。 ダンジョンは暗い上に長く、謎解きもあるのでクリアまで初見で3~4時間はかかる。しかもセーブポイントはダンジョン外にしかない(シビアな飛行の後にセーブできるのが救い)上、ダンジョン内ではシフト移動も使えない。そして何より、決して精度の高くない『XV』のジャンプでアスレチックアクションをやるのは結構なストレスになる。 ダンジョン内は何の説明もなしにノクト一人で進むことになり、ノクトも「何なんだよ!?」「意味わかんねえ!」等と独り言を言う。もしかしたら本作で最も主人公とプレイヤーの心情が一致する場面かもしれない。 ちなみにこのダンジョンをクリアせずとも、トロフィー/実績のコンプリートには一切影響しない。終点では強力なアクセサリが拾える他、道中で大量の記念硬貨も獲得できる。正に苦行とも言えるダンジョンだが、その分クリアした際の見返りは大きい。 バグ 当初の家庭版では視覚的に面白いバグが多発しており、各所でネタにされることになった(チョコボに直立騎乗する、増殖する仲間など)。 もちろん、そればかりではなく、地形にハマり動けなくなる、光源の異常発光やフリーズなど、ゲームプレイに支障が出る有害なバグも存在した。 なお、かつては「修正するもアップデート追加イベントで別のバグが発生」などということもあったが、アップデートを重ねた現在では、普通にプレイする分には何ら問題のない範疇に落ち着いている。 だが、最終ver.である1.30(*7)においては有志によって多くのバグが発見されている。ゲームを有利にするものだったり、面白おかしいバグがあったりする。過去にあったバグは形を変えて残っている。どのバグにおいても意図的でやらないと発生しない。 総評 「旅」というテーマを掲げているだけあり、火山の天辺から地下坑道の奥深くまでシームレスに移動できる秀麗なフィールド、車での移動、料理に宿泊・キャンプ、写真や釣りといった様々な要素が旅情を感じさせる。 グラフィック・BGM・アクション・モーションなど、シナリオ面以外はいずれも概ね高水準であり、リッチなゲーム体験を得ることができるだろう。 累計出荷本数は『VII』『VIII』に次ぎシリーズ3番目に多い890万本を記録し、平均ユーザースコアは7.6と一定の評価を得ている。 しかしながら難産な作品ゆえに欠点も多く、特にシナリオが今作のテーマと噛み合っていない点に批判が集中。 また、前日談のアニメ・映画などの幅広いメディア展開を行ったことで、本作のストーリーを楽しむには様々な媒体でのコンテンツを網羅することが必要となってしまう。 結果として、本編のみではキャラクターなどの掘り下げが不十分になってしまったことも否めない。 後半のリニアパートのテコ入れを始めとするアップデート配信も多数実施され、様々な機能の実装・イベントの追加などが行われたが、当初の評価を大きく覆すには至らなかった。 特に日本国内ではバグシーンがネットで拡散されたことで未プレイユーザーへも悪い印象を与えてしまった。 上記の批判点やシリーズ中でもかなり尖った作風のために万人にオススメできるとは言い難い。しかしシリーズ初の試みも多くやり込み要素も豊富なので、シリーズの中でも長く遊ぶことのできる作品であるとは言い切れるだろう。 余談 ここまで読んでわかる通り、今作は最初の構想発表から10年後、CS版発売から実に1年強たった今までDLCを含むアップデートにより全面的な要素とシーン追加や改善を図る方針をとることになったなど、想像を絶する難産だったことは明白である(*8)。 『ヴェルサスXIII』時代に発表されたPVは元より、『XV』に改題した後から発表されたPVであっても場面が製品版になったら劣化したといった些細なものから、PVに登場したシーンやセリフがまるごと登場しないといったことが指摘され、PV詐欺であると批判された。 かつて『XIII』でも同様の指摘を受けており、スクエニの悪い面であると認識されている。 + 『ヴェルサスXIII』時代の映像 + エンディングに関するネタバレ エンディングにおけるノクトの「とある台詞」は、今作を代表する台詞の1つとして様々な意味で話題となった。 ただし、否定派からは作品を馬鹿にする意図で多用されていた台詞であり、今作のファンからはかなりの反感を買うので、ネタとして安易に使用する事は控えて欲しい。 評価点に書かれている料理の描写について、発売延期時のインタビューで「CG的にリヴァイアサンと同じスペックに」と語られた事について、発売前に物議を醸した。 「無駄な事に労力を費やすから発売延期になるのだ」等と批判されたが、実際には料理は作中の臨場感を増すのに大きく貢献しており、全く無駄ではない。 また、「リヴァイアサンと同じ 容量 」と言うデマも流布されたが、原文は上記の通りであり、容量が同じとは一言も言われていない。 発売日の1週間前にドバイのプレイヤーがフラゲ配信をした(*9)ことが大きな話題になった。 流通事情で早めに手に入る事自体は珍しくないが、ネットで全世界へ発信できる現代の問題として非常に考えさせられる1件であった。 その後発売3日ほど前になり何故か日本のみ発売日まで配信が制限されたが、海外はそのままだった模様。 『零式』のHD版に、今作の特別体験版「エピソードダスカ」をDLできるプロダクトコードが同梱されていた。現在は配信を終了している。 後にVer2.0へとアップデートされたのだが、体験版のアップデートはSIE(*10)にとっても初の事例であったという。 ファミ通アワード2016で主人公であるノクト役の鈴木氏が「男性キャラクターボイス賞」を受賞。 プレイステーションアワード2017において、アジア地域(日本含む)で100万本以上売れたソフトとして、今作は「Platinum Prize」賞を取った。 2020年2月29日にNHKにて放送された「全ファイナルファンタジー大投票」では、事前に投票を受け付けていたシリーズ57作品中で10位であった。 得票数の女性率が7割にのぼり、これは6割ほどの女性票を獲得した『IX』を抑えてもっとも女性票を獲得したシリーズとなる。 今作の開発チームは、レガリアの飛行機能を実装するに当たって『Just Cause 3』の開発元で、スクウェア・エニックス傘下であるアバランチスタジオとの技術コラボを行なっている。 2021年6月22日にスクエニのテクノロジー推進部リードAIリサーチャーである三宅陽一郎氏が、今作のにおけるAIの実例を基にした論文で「2020年度人工知能学会論文賞(JSAI Best Paper Award 2020)」を受賞した。 また同発表によると、「本論文により接点を与えられた読者がゲーム開発に貢献する可能性が高い」等といった点が高く評価され、「ゲームAIに関する記念碑的論文になり得る内容」として受賞に至ったとのこと。 移植・関連作品・タイアップなど 2018年3月7日にWin版『ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION』が発売。販売ストアはMicrosoft Store/Steam/Originの3か所。 『ロイヤルエディション』の高画質対応版といった内容で、環境さえ揃えば最大8K+HDR10による高画質でプレイできるほか、MOD/ユーザークリエイト要素への対応を予定していたが、上述したDLC展開中止に伴い、こちらの拡張も取りやめになった。 2018年2月9日には各種スマートフォン向け移植版『FINAL FANTASY XV POCKET EDITION』が配信。独自にデフォルメされたキャラデザインや簡略化されたサイドクエストなど、スマートフォンの領分内で本編ストーリーに重点を置いたアレンジ移植となっている。 2018年9月7日にはPS4/Oneで、9月14日にSwitchにてHD版がDL専売で配信された。ナンバリングでは『VI』以来となる任天堂ハードでの発売となる。 2018年12月13日には『FFXIV』とのコラボクエスト「異世界の冒険者」が無料アップデートとして配信された。ゲーム内の演出にも『XIV』由来のものが取り入れられている。 翌2019年には『XIV』側で『XV』とのコラボイベント「英雄への夜想曲」が実施。2021年にも再演された。 『DISSIDIA』や『シアトリズム』といった『FF』シリーズを集めたオールスターゲーム等にも順次参戦している他、『XV』のみを題材にしたスマホゲームも配信されている。 今作自体も、世界観内(FFXV UNIVERSE)での作中作として他のゲームを取り込む試みをしている。スマホ用ゲームである『JUSTICE MONSTERS FIVE』をミニゲームとして収録する他、ノクティスとプロンプトが『キングスナイト -Wrath of the Dark Dragon-』について言及する点がそれに当たる。 他社からのタイアップ要素を多く取り込んでいる今作だが、逆に他社作品へのコラボ参加も数少ないながら行われている。 2017年8月2日、One版の『XV』もしくは『Forza Horizon 3』を所持するユーザーには無料DLCとしてレガリアを『Forza Horizon 3』でも乗り回すことができると言う特典がある。 『Forza Horizon 3』の既存プレイヤーでは「何の告知もなしにガレージに追加されていた」なんて報告も。一方、『Forza Horizon 3』未プレイの『XV』プレイヤーにはDLコードが配布された模様である。 ForzaVistaモードでも、ボンネットやドア、屋根の開閉など独特なギミックが再現されている。 後に『Forza Horizon 4』でも期間限定のチャレンジにおける賞品として登場し、さらに別形態となる「Type-D」も登場している。 バンダイナムコの『鉄拳』シリーズにて、家庭用版『鉄拳7』の3人目のDLCキャラクターとしてノクティスが参戦。2018年3月20日より配信開始(*11)。 ハンマーヘッドステージが同梱されており、イグニス・グラディオ・プロンプトの3人や、チョコボ・シドニー・シドはこのステージの背景に登場。DLCのミニゲーム「Ultimate TEKKEN BOWL」をノクティスでプレイする際も、イグニス・グラディオ・プロンプトの3人がギャラリーとして賑やかしてくれる。 『XV』での各衣装も別コスチュームとして使用可能。 その後、2019年2月13日に稼働開始した『鉄拳7 FATED RETRIBUTION ROUND 2』にて、アーケード版でもノクティスが使用可能となった。 レベルファイブのアプリゲーム『妖怪ウォッチぷにぷに』でもノクティスが実装されている(*12)。期限内のログインボーナスで無料で入手。最初はSランクだが、ガチャの低確率で入手できる父王の剣と合成すればZランクのPS(ファントムソード)ノクティスへ進化出来る。現在は入手不可。 NHN×ドワンゴの共同開発したリアルタイムオンライン対戦ゲーム『#コンパス 戦闘摂理解析システム』にノクティスが参戦。初のスクウェア・エニックス枠で『鉄拳7』から一年ぶりの他作品コラボとなる。『XV』についての話題とゲームが再燃した(バグも含めて)。 ゲーム関連のグッズとしてはおそらく最高額と言えるであろう製品がある。それがこちら。 コンセプトブック(カタログのような物)の配布キャンペーン(Twitter上で30名限定)などがあった(製作費は1冊あたり約10万円だそう)。 この車両は、2019年1月11日~13日に幕張メッセで開催された“東京オートサロン2019”で展示された他、特設サイトで1月11日~20日12:00~20日10:00にオークションが開催された(参照)(落札済み)。 少なくとも6000万円以上で落札されたのは確実(終了1日前の時点で突破していた為)らしいが、詳細な金額は不明。 発売当初は、最近の他のゲームのように、流通形態ごとに付属する特典があったり、豪華版パッケージなどがあった。 この内、セブンイレブンのものは主人公の父親たちが若いころをモチーフにしたミニゲームと、ノクトのラバーストラップが付くなど他よりやや豪華なものであった(*13)。 日清食品のカップヌードルでは、今作のPVにMODを使用した映像を使ったCM、および15種類のカップヌードルと専用のおまけ等をプレゼントする企画などがあった。 このころ、様々なコラボをやっていたカップヌードルだが、他のものでは配布ではなく特装版パッケージの販売であったのに対し、こちらは抽選で無料配布という差があった。 後に、このときに使用された(と思われる3Dモデルを使用した)アイテムが、実際にゲーム内で使用できる形で追加された。 2018年放送のアニメ『ポプテピピック』にて、ノクティスと思わしき今作のキャラクターが出演している。 これを受けてか、2019年放送のテレビスペシャルでは公式に映像を提供するという斜め上なコラボが行われた。 さらに2022年から放送のTVシリーズ第2期では全面協力として『FF』を含めたスクエニ作品とのコラボが行われている。 その後の展開 後継作品・続編 2018年3月27日に『XV』を手掛けたスタッフが主導となる開発スタジオ「Luminous Productions」が発足、COO兼スタジオヘッドには今作のディレクターである田畑端氏が就任した。 しかし、その田畑氏は同年10月31日にLuminous Productions及びスクウェア・エニックスから退職。独立後の同年12月3日には株式会社「JP GAMES」を設立し代表取締役に就任する。 その一方で、2020年6月12日にはLuminous Productionsが開発する完全新規IPとなる「PROJECT ATHIA」が発表、2021年3月19日には正式タイトルが『FORSPOKEN』であると同時にジャンルがオープンワールドのアクションRPGであることが発表された。 対応機種はPS5/Winで、2回の延期があったものの2023年1月24日に発売された。しかし、その約4ヶ月後の同年5月1日に開発元のLuminous Productionsはスクエニに吸収合併され消滅してしまった(参照)。 2020年9月17日にシリーズナンバリング最新作『ファイナルファンタジーXVI』が発表された。 『VII』以降のシリーズ作品で主流だった「現代文明を基軸にしたスチームパンク風のファンタジー世界」とは異なり、『XVI』はシリーズ初期作や『IX』『XII』のような中世ヨーロッパのファンタジーをモチーフにした「シリーズの原点回帰」と言える世界観となっている。 一方で、本作以上にスタイリッシュなアクションや、過去のナンバリングタイトルでは見られないような激しい流血描写が確認でき、レーティングはナンバリングシリーズでは初となるCERO D(17歳以上対象)となっている。 プロデューサーは『XIV』の吉田直樹氏が、ディレクターも『XIV』の髙井浩氏が担当していると明かされた。対応機種は次世代機であるPS5で、2023年6月22日に延期もせずに発売された。 『XV』での過剰な宣伝の反動か、本作では比較してあまり宣伝が行われないなど地味なものとなっている。
https://w.atwiki.jp/fullvoice/pages/151.html
【登録タグ RPG SFC ネタ重視 未完 複数】 【元ネタ】ファイナルファンタジー6 【作者名】ドン舞 【完成度】完結 【動画数】 【part1へのリンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm7472088 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/9486455 【作品の傾向】ネタ重視 【備考】 名前 コメント 番外作品ファイナルファンタジー6【フルボイス】 【フルボイス】ファイナルファンタジー6.Part10.5【ラジオ予告編】 【フルボイス】ファイナルファンタジー6・ラジオPart1 【フルボイス】ファイナルファンタジー6.Part1【リメイク版】 FF6フルボイス【番外編】予告 【フルボイス祭り】FF6フルボイス 番外編 関連作品 番外作品 ファイナルファンタジー6【フルボイス】 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm5247610 【作品の内容】本編開始前の予告 【備考】 【フルボイス】ファイナルファンタジー6.Part10.5【ラジオ予告編】 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm6835929 【作品の内容】4/24に行われたラジオの予告編 【備考】 【フルボイス】ファイナルファンタジー6・ラジオPart1 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm6940512 【作品の内容】ラジオ 【備考】 【フルボイス】ファイナルファンタジー6・ラジオPart2 【フルボイス】ファイナルファンタジー6・ラジオPart3 【フルボイス】ファイナルファンタジー6.Part1【リメイク版】 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm7472088 【作品の内容】part1リメイク 【備考】 FF6フルボイス【番外編】予告 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm9093590 【作品の内容】 【備考】 【フルボイス祭り】FF6フルボイス 番外編 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm9199223 【作品の内容】 【備考】 関連作品
https://w.atwiki.jp/lilia/pages/364.html
メーカー スクウェア・エニックス 機種 PS4PSPXBOX ONEPC(Steam) ジャンル 3DARPG キャラクター レム(CV 白石涼子)デュース(CV 花澤香菜)ケイト(CV 茅原実里)シンク(CV 豊崎愛生)サイス(CV 沢城みゆき)セブン(CV 青木まゆこ)クイーン(CV 小清水亜美) シチュエーション 備考 PSP版初版PS4,XboxOne,Steam版はリマスター(ファイナルファンタジー零式HD) bkbb公式サイト http //www.square-enix.co.jp/fabula/0/ 無料体験版ダウンロード可(※現在配信されている体験版ではゾンビに会えない模様) コマンド入力式ではなくリアルタイムバトル 大量の敵に囲まれるとあっという間に死ぬ 悲鳴は中ダメージ・ふっとばされ・死亡(セリフ) 他にもあるかもしれない 772 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 17 12 32 ID ??? 零式ざっとやってみた のけぞりや吹っ飛び、悲鳴はまあまあ良い ミサイルやファイアブレス等の火炎攻撃食らって死んだ時のもがきっぷりは中々 死亡後は画面暗くなるが控えキャラが居る場合はぱんつ丸見えで倒れてるメガネ娘を視姦可能だった 敵の攻撃は銃火器や打撃、魔法等 ゾンビみたいなのは掴み掛かっての噛み付きやダウン追い討ち噛み付きをしてくる 吹っ飛ばされたメガネ娘がゾンビ3体くらいに群がられたのは良かった 短剣娘=ピンク メガネ=純白 鎌娘=赤に黒のライン 774 名前:名無しさん[] 投稿日:2011/08/11(木) 17 33 15 ID LE4AQ5Go 表情の変化とかあるのかな? 775 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 17 42 33 ID ??? 変わらんだろうけど、それが確認できるほど視点は近くない まあ使いたくもない野郎キャラを使わされる事がないのは高ポイントか 776 名前:名無しさん[] 投稿日:2011/08/11(木) 18 35 23 ID vVvGlghc [2/2] とりあえず普通にプレイしてもリョナれるように一人で作戦参加してるが 最初にでてくるちょっと強めの雑魚にすら瞬殺されるな。 一人プレイだと死ぬと絶対パンツ見えるように倒れるのは意図的なのか。 委員長風のメガネ娘が案外弱弱しい声をだすのが○ 790 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/12(金) 12 00 54 ID ??? FF零のゾンビいいな 「食わせろぉ~」と言いながら締め上げながらガブリ、 悲鳴を上げさせながら放り投げ、自分は御馳走様といわんばかりに口をぬぐうw 791 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/12(金) 20 26 55 ID ??? あれダウン追い討ちが即死なのが残念すぎた。。。 792 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/12(金) 20 37 49 ID ??? 4つ目の作戦、普通にやったらミサイル1発で即死してうけた ほんとの戦場とはこんなもんだよな。。。 なんだかんだでサンダー無双でしたが 普段魔法使うときもスカート抑えたりしてる娘がダウンするときは 無防備で倒れてるというのもなかなかいいね 795 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 21 06 08 ID ??? FF零式は、スカート履いた美少女を戦争に駆り出したり、ミッションで失敗したら死ねだの、シチュエーションに萌える。 796 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 21 52 15 ID ??? 兵士さんは味方が死ぬと 「一人殺ったぞー!」「ヒャッハー!」とか言ってくる タグ一覧 3DARPG PC(Steam) PS4 PSP XboxOne
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3462.html
ファイナルファンタジーIII 【ふぁいなるふぁんたじーすりー】 ジャンル RPG 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売・開発元 スクウェア 発売日 1990年4月27日 定価 8,400円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) レーティング CERO A(全年齢対象)(*1) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年7月21日/476Wiiポイント【WiiU】2014年1月8日/476円【3DS】2014年4月23日/476円(各税別) 判定 良作 ポイント 『1』同様に主人公4人に個性を付けない形式ジョブチェンジシステムが初登場その他システムや演出面も大幅パワーアップ今なお語り継がれるラストダンジョンの長さ ファイナルファンタジーシリーズ 概要 ストーリー 特徴・評価点 問題点 総評 余談 そのグルガン族の男は静かに語った…この大地震でさえも単なる予兆に過ぎぬと。 概要 『ファイナルファンタジー』シリーズの第三弾でFCにおける最後の作品(新作)となった。 ゲームシステム的には『I』のジョブの発展型で、それぞれのクリスタルから称号を授かることでジョブが増し、さらに状況に応じてその場で変えられる「ジョブチェンジシステム」が初登場した。 ストーリー ウルの村に住む4人の幼なじみの少年は、度胸試しのつもりで入り込んだ洞窟で迷子となり、さ迷った末に、洞窟の最奥の祭壇に安置されたクリスタルを発見する。 クリスタルは少年たちに選ばれしものとしての使命があることを伝え、自らの中に秘められた光の力を少年たちに授ける。 こうして、クリスタルの啓示を受けた少年たちは旅立つのだった。 特徴・評価点 基本システム 本作は4人パーティー 各メンバーはデフォルト名を持たず名前をプレイヤーが決められるようになっている。 4人の仲間がそれぞれセリフを伴って会話する場面も多いが、テキストにおける個性の描き分けなども特に無い。扱いとしては『主人公=プレイヤー』というドラクエ型のスタイルを踏襲していた『I』に近い。 OPで「4人の少年たち」と紹介されており、少女もいてもおかしくはないが、一人称は全員「おれ」である。 ジョブチェンジシステムの都合か、最初から4人全員揃った状態でスタートし、パーティメンバーの入れ替わりは発生しない。 その他、ストーリー進行上で一時的に同行するNPCもいる。 プレイヤーキャラの後をついてきてBボタンで会話も可能。会話の内容は進行に伴って進展する。 但し前作の4人目枠の仲間と違って戦闘には参加せず育成もできない。 パーティキャラ全員がカエル、または小人になるとNPCのグラもそれに合わせられる。 ジョブチェンジシステム これまでのRPGにもクラスチェンジ(転職)システムは多数存在していたが、「レベルが最低に下がり、戦力がガタ落ちする」「転職行為が拠点でしか行えない」といった難点やデメリットが存在するため、「転職は頻繁に行うものではなく、育成計画を立てて決め打ちで行う」という作品が一般的であった。 一方で、本作のジョブチェンジシステムは以下の特徴を持っている。 キャラクターのレベルとジョブの熟練度はジョブチェンジしても保持される。 能力値はレベルとジョブに応じた数値になる。 ただし最大HPだけはジョブチェンジによる変動ではなく、体力に応じて成長していく。そのため体力が低いジョブでレベルを上げることが多かったキャラは最大HPが低くなり、体力が高いジョブでレベルを上げることが多かったキャラは最大HPが高くなる。 ラストダンジョンのボスの一部は全体攻撃一発で数千ものダメージを与えてくるため、これに耐えられないHPでは話にならない。レベルアップ時のみ体力の高いジョブになるという方法もあるが、後述のキャパシティポイントが必要になるので限度がある。 ちなみに高レベル帯までやり込む場合は、余程HP成長が悪いジョブを選び続けない限りは最終的に全員HP9999カンストを達成できるため、こだわる人も心配はいらない。 ジョブチェンジ時に『キャパシティポイント』を消費するが、それ以外にジョブチェンジのデメリットはない。 ジョブチェンジは戦闘中以外なら『いつでもどこでも』行える。これによって状況に合わせた臨機応変な立ち回りが可能になった他、各種ジョブの使い勝手を気軽に試せるようになった。 厳密にはジョブチェンジに必要なレベルも設定されているため『いつでも』というわけにはいかないが、かなりの低レベルで突き進むプレイでない限り制限にひっかかることはない。 転職できるジョブはストーリー進行に応じて増えていき、最終的には22職にも及ぶ。その全てに明確な特徴とドット絵が用意されている。 ストーリーが進むごとに初期ジョブで扱える武器や魔法が少なくなり、ステータスも低く続けるのが苦しくなってくるため、自然と上位ジョブを目指すバランスとなっている。 ただし、熟練度システムにより、ジョブチェンジしたての上位ジョブよりも使い続けた初期ジョブの方が強い時期も存在する為、まったく無駄になるわけではない。 「ぬすむ」「ジャンプ」「ためる」といった後のシリーズでアビリティと呼ばれるジョブ専用のコマンドが初登場。特にシーフはフィールド上でも特殊能力の鍵開けが出来るなど、パラメーターや魔法以外での差別化が行われるようになった。 システムを攻略に活用させるために、特定のジョブが必須・有利になる場面も多く設けられている。物理攻撃力が激減する小人状態(魔法は普通に使える)で進めなければならないイベントには魔道師系のジョブが必要、食らえば大ダメージ必至の全体攻撃を繰り出してくるボスには「ジャンプ」でターン中の攻撃を完全回避できる竜騎士が有利、通常の物理攻撃で分裂する敵に対し、分裂を防ぐ「暗黒剣」を装備できる魔剣士で対抗…等々。 特に4人が竜騎士になっての空中戦をはる「vsガルーダ戦」、バリアチェンジを学者で見極めながらの「vsハイン戦」等、これまでのRPGでは無かった戦法での戦いはボス戦のBGMの良さと見た目の斬新な動きもあって実に燃える。 ジョブ紹介 + 初期ジョブ たまねぎ剣士 初期ジョブ。全員同じ外見でゲームを開始する都合か、このジョブのみ1番目と4番目のキャラを除きキャラごとにカラーパターンが違う(1番目と4番目のキャラのみ同じ赤色)。 一応「剣士」を名乗るだけあって装備は基本的に戦士系のものが装備できるが、本職戦士に比べると立派なものは装備できない。 ただし隠し要素として、ゲーム中最強装備である「オニオンシリーズ」が存在する。これらはたまねぎ剣士以外では装備できない。 レベル90代になると能力値が飛躍的に上昇し、99になると全能力値がカンストする。 + 風のクリスタル 戦士 文字通りの戦士で、属性剣を装備できるため敵の弱点を突く器用な戦い方ができる。 グラフィックは『I』の戦士や前作のフリオニールをアレンジしたものとなり、主人公らしい。 重装備が可能だが、名前に反して防御力が低く設定されているため盾を装備しなければ防御力はむしろ低い。ただし属性付き防具により、魔法攻撃に耐性をつけられる。 体力もあまり高くない。さすがに魔道師よりは高いがほんの若干高い程度となっている。とはいえ低レベル帯では体力の低さはあまり問題にならない。 上位互換ジョブとして「ナイト」が存在。 ナイトにはない個性として、序盤の弱いものに限られてはいるが弓矢が使える。 密かに終盤で購入できるようになる前衛職用防具の中で最強クラスのものであるクリスタル系防具も装備可能だったりするが、装備できる武器の方は最高性能のものでも中盤の剣止まり。言わずもがな特殊なアビリティもないため、終盤にあえてチェンジしても敵避けの的にしかならなくなる。 モンク 『I』でもあった「素手の方が強い」ジョブで、序盤を除けば戦士をさらに凌駕する高威力になる。序盤の負けイベントのボスの討伐にチャレンジする場合にもよく使われる。 なおこれも『I』と同様、素手の強さはレベルに対応して上昇していくため、レベルが低いうちは素直に武器を持った方が強い。 防具に関しては装備できる品が少ないうえに、『I』では持っていた「裸の方が強い(強くなる)」特性もなくなっている。このため防御の面では不安が残る。 もっとも実は戦士の防具もそこまで硬くないため、一時的にはむしろモンクの方が頑丈になる場面も出てくる。 また初期ジョブの中では唯一の「体力が高い」ジョブであるため、わずかでもHPを余分に上昇させたいのならば、モンクでレベルアップするのが妥当ということになる。そこまで大きな差が出るわけでもなく、また火のクリスタル以降はもっと体力の高いジョブも出てくるのではあるが。 上位ジョブに「空手家」があるが、こちらは必ずしも上位互換とはなっていない。とはいえ、モンクが空手家に勝っている点は精神が「1」だけ高いのと、「にげる」コマンドが使えるという点だけではあるが。そして後述するように、本作の「にげる」は使いにくい。 赤魔道師 ある程度の武器防具を装備でき、クラス4までの白黒魔法を両立できるが、『I』と違ってどちらも専門職に任せた方が強い。 『I』で万能ジョブ過ぎたため、かなりの弱体化を受けたジョブ。魔法剣士ではあるが、専用の剣を除いては一切の剣を装備できず、戦士用武器は弱い短剣か弓しか装備出来ない為、完全に魔道師寄りになった。さらに、なぜか見た目に反して「はねつきぼうし」を装備出来ない。 能力値は良く言えば平均的、悪く言えばまんべんなく低い。魔法の使用回数も専門職の白魔や黒魔に比べて少ない。 専門職と大きな差が出るのはレベル9になったとき。戦士とモンクは素早さ、白魔は精神、黒魔は知性が16になり、それぞれ通常攻撃・白魔法・黒魔法の回数≒威力が倍になるのに対し、赤魔は何も16にならない。おまけにこの頃に黒魔にだけは勝っていた体力すらも逆転され、HPが伸び悩み後々まで尾を引くことになる。 とはいえ、最序盤イベントでその時点では赤魔道師専用装備になる強力な武器「ワイトスレイヤー」が手に入るので、序盤に限れば他のジョブよりも使いやすい場面もある。 魔法もクラス4までは使えるので、火力やHPの低さを気にしないのなら新ジョブが手に入るまで使い通すことも十分可能である。 見た目の人気に加え、白黒魔法を併用できて剣まで使えるというロマンも重なり、中盤以降も赤魔を活用しようとするプレイヤーや研究は絶えない。 魔道師系で唯一盾が装備できるため、後衛両手盾で魔法で援護という持久戦に適している。小人状態でも魔法防御力は下がらないため生存性は高い。 終盤の装備面で言えば初期ジョブの中でも優遇されており、白のローブと黒のローブの両方が装備可能、最終盤では戦士系ジョブ用のクリスタル系防具を装備可能で、盾も二つ持つことで下手な戦士系ジョブよりも高い防御力・魔法防御力を得られる。ただしHPはずっと低いままなので、実際にはそこまで丈夫ではないのがネック。 武器攻撃力は物足りないが「徐々に石化」という強力な追加効果を持つゴーレムの杖で石化を狙えるなど、ポテンシャルは低くない。 白魔道師 ほぼ全ての白魔法を扱える。武器は杖系や服系などの軽装備に限られる。 なお最上位であるクラス8の白魔法は使えず、上位ジョブ「導師」までお預け。ただしクラス8魔法の入手は導師はおろか賢者入手後なので、使えていたとしてもほぼ無意味だが。 回復魔法はずっと出番がある上に、白魔法に属する攻撃魔法「エアロ」が強力なお陰で攻撃においても役割がある重要ジョブ。 ただしエアロの使用回数はとても少ないので、黒魔道師の立場を奪うほどではない。このあたり、上手く住み分けできている。 「ミニマム」「トード」などイベント上で必要とされる魔法を使える点も優遇されており、実質上、ほぼ確実に出番がある。これらは赤魔道師でも使えるのだが、使用回数の面で格差がある。 黒魔道師 ほぼ全ての黒魔法を扱える。武器はロッド(棒)系や服系などの軽装備に限られる。弱めのナイフや弓も装備できるが威力は望めない。 なお最上位であるクラス8の黒魔法は使えず、上位ジョブ「魔人」までお預け。ただしクラス8魔法の入手は魔人はおろか賢者入手後なので、使えていたとしてもほぼ無意味だが。 本作では物理攻撃が役に立たなくなる「小人」の状態で攻略する場面が登場し、そこではほぼ必須ジョブとなる。 『I』で無意味なステータスだった知性が攻撃魔法の威力に関係するようになった他、魔法使用回数の水準が高くなったお蔭で『I』の頃と違って雑魚戦で攻撃魔法を連発しても結構持つようになり、きちんと効果のある補助魔法もあるため強力なジョブになった。 攻撃魔法のイメージが強めだが、実は補助魔法もかなり強い。特にクラス4の麻痺魔法「シェイド」は全体がけでも非常に高い成功率を誇り、敵を一瞬で無力化でき強力。厄介な分裂モンスターも麻痺させれば分裂しない。 ただ、『I』の頃のイメージで赤魔道師から入ったプレイヤーが「黒魔法そのものが弱い」と勘違いしてしまうケースがあったのは密かに不遇である。 体力は白魔よりも低いため、ずっと黒魔でいるとHPが伸び悩む点だけは明確な弱み。体力が高い魔人にするか、体力の高めなジョブを経由するなどでカバーしたい。 + 火のクリスタル 狩人 専用武器の「弓」を扱う。後列から攻撃しても威力が変わらない特徴を持つが、別途消耗品である「矢」を装備しなければならない。 属性付きの矢を使い分ける事で黒魔法のように弱点を突いたり、ほぼオマケ程度ではあるが低級の白魔法も使えるなど、役割は赤魔道師に似ている。ここでチェンジすると、虚弱化が目立ち始めてきたHPの底上げができる。ついでに赤魔が装備できない羽根つき帽子も装備できる。 個数限定だが「メデューサの矢」はほとんどのザコ敵を一発で石化させてしまう秘密兵器。 防具はモンクの次に貧弱と言っていいほどの薄さで防御面が不安だが、後列にいるので物理攻撃ダメージを抑えられ、属性つき防具のおかげで魔法にも強い。きちんと使いこなせば色々に活躍できる玄人好みのジョブ。 ナイト 戦士の上位版となる前衛ジョブ。「暗黒剣」と「特定ジョブ専用の剣」を除く剣系の装備を全て扱う事ができ、防具も最終盤レベルの重装備を使いこなす。体力も力も高い前衛のスペシャリスト。ラストダンジョンまで通用する最終ジョブとなれる。 グラフィックは『I』のようなゴリラではなく、戦士がサークレットとマントを装着した姿となり、非常に主人公らしい。次回作のセシル等にも影響がみられる。 中盤になるとしばらくの間、新しい武器や防具が手に入らなくなり、他の物理系ジョブの追随を許してしまうが、最終盤には強力な装備が次々と手に入る為、再び主力に返り咲く珍しいジョブでもある。 戦士と違い、きちんとイメージ通りに頑丈な防具が装備できる。物理のみならず魔法防御まで高く、安定感はピカ一。グラのカッコ良さもあって、人気も最高クラス。 HPが減って瀕死のキャラを「かばう」特殊能力がある。この「かばう」の存在故に忍者と比較しても完全な下位互換にはなっていない。 シーフ ステータスよりも特殊技能で活躍するタイプのジョブで、「盗むコマンド」「鍵のかかった扉を鍵無しで開ける」「とんずら」の3つ。 『I』では初期ジョブの一つだったが、今作ではやや遅れてジョブチェンジできるようになる。(リメイク版では初期ジョブに移行)加えて、特殊技能が実装され、盗賊らしい活躍ができるようになった。 盗むは後のFFシリーズのイメージ通り、敵からアイテムを盗む。きちんと使いこなせば有用な能力ではあるが、後述の「アイテムドロップ制限」の影響をこれも受けるため、そもそも盗む事が可能なモンスターは全体からすれば一部しかいない。 「鍵あけ能力」は、本作にはイベントアイテムではなく消耗品として購入する「まほうのかぎ」が存在し、それの消費を抑えられるという能力。財布が許せばかぎを大量に買っておけばいいだけの話ではあるが、ちょうどジョブを手に入れた少し後の時期にやたら鍵付きの扉が出まくるダンジョンがあるため、見せ場はある。 「とんずら」は高確率で逃走可能な「にげる」の上位版コマンド。というか、本作ではとんずらでないとロクに逃走はできない。パーティの消耗を抑える手段として有用。 ジョブチェンジできるようになってすぐの時期は装備が貧弱で使いにくいが、少し進めると専用武器と防具が手に入り、物理攻撃キャラとしてナイトに引けを取らない性能を発揮する。 見た目がシリーズのシーフでお馴染みのバンダナ姿となった。また本作のみちょび髭を生やしているという他のシリーズにはない姿となっている。 後述のバイキング同様に少年という設定のはずなのにおっさん感が出てしまうのが難点だったのか 後のシリーズやリメイク作でもあまり採用されていない珍しい特徴のデザインとなっている(ちょび髭では無いがFFⅤのガラフもシーフになると髭付きのシーフ(+ほっかむり)にはなれるが彼の場合はすっぴん状態で髭のある老戦士キャラであり、シーフ以外でも髭があるのでやはり本作のシーフは他の作品より特徴があると言えるだろう)。 学者 武器は本。魔法を使うのではなく本で殴る。知性が上級ジョブに匹敵するほど高いのに魔法を使う事はできず、ほぼ宝の持ち腐れになっている。通常攻撃か下記の2種の特殊コマンドしかすることが無い。 特殊コマンドその1「しらべる」は敵の最大/残りHPを調べるというもの。 特殊コマンドその2「みやぶる」は敵の弱点属性を調べるもの。ジョブ登場の少し後の頃のダンジョンに「バリアチェンジ」で弱点を頻繁に変えてくるボスが登場するため、まさにこのボスのためにねじ込まれたジョブと言って良い。 武器の「本」は一応各種属性が一律で揃っており属性攻撃を使い分けやすいというのが利点。実は力・素早さとも戦士並みに高いため、通常攻撃でも十分戦える。 登場時期が早めながらも知性が上級職クラスに高いのが特徴だが魔法は使えない。しかしながら魔法防御には関与するし、魔法を発動する消費アイテムを学者に使わせるという使い道もある。(ただし消費アイテムはレベル&知性&熟練度による魔法攻撃回数上昇がなく固定) また、体力がたまねき剣士以下と非常に貧弱なので、このジョブでレベルアップする事は避けたい所。 + 水のクリスタル 風水師 武器はベル。能力は魔法系だが、魔法の代わりに特殊コマンド「ちけい」を使える。これが良い意味でも悪い意味でも最大の特徴。 「ちけい」はその時戦闘している地形に応じた攻撃を繰り出す。ノーコストで連発可能だが、地形によって出る攻撃が変わり、失敗して自爆する確率もあるという曲者。 「海」系のフィールドならデフォルトで全体攻撃が出る上成功率がかなり高いので強力無比。特に海底にはダンジョンが3つもあるため活躍できる。 一方、相性の悪い地形では半分以上の確率で自爆するなど、場所を選びすぎるきらいがある。 竜騎士 前作のリチャードの肩書きがジョブとして採用されたもの。主に剣を使用していた前作とは異なり、槍を主武装とし、特殊コマンド「ジャンプ」を使う戦士系ジョブ。 逆に槍以外は一切装備出来ず、ジョブ入手直後は装備出来る武器がないという状態に陥る為、ジョブチェンジのタイミングには注意。槍を装備して、ジャンプを行うというFFの竜騎士は本作が初となる。 本作はターン制なのでジャンプコマンド選択ターンに上空へ飛び上がり、次のターンに降ってきて強力な攻撃をするという効果になっている。なお隊列の影響をきっちり受けるので、後列からジャンプするとダメージが低下してしまう。 ジャンプ中は敵味方問わずあらゆる干渉を受けなくなる。 敵の攻撃を回避できるというメリットはあるが、残った味方に攻撃が集中するデメリットもある。 一部だけジャンプすると残った味方に攻撃が集中するが、全員でジャンプしてしまえば敵の攻撃を不発させられる。「ガルーダ」戦では非常に有用なジョブと言える。(*2) 回復を不安視して白魔道師あたりを加えると、着地時に全体攻撃の雷を一緒に喰らってしまうリスクがあるので、この戦法を使うなら全員竜騎士に限る。 ジャンプ攻撃の効果は「右手の攻撃力を3倍にする」というもので、左手武器のダメージはそのまま。安全に行くなら左手には盾を装備したほうが良い。それまで圧倒的に二刀流にする者が多かっただけに陥りやすい罠。 槍はガルーダ戦前にタダで4本手に入るが、サロニア内で盾を入手することはできず、勇者の盾など事前に手に入るモノを売り払っていると盾なしで挑むしかなくなる。 ブラッドランスが高性能なので、リスクを見込んだうえでなら、以降の活躍も可能ではある。一本きりしか手に入らないため、「全員ジャンプ」戦術に関しては活用し続けられないが。 唯一装備可能な武器である槍は最強のものでも終盤では火力不足になってしまうものの、防具の方は前衛職用で最高性能のクリスタル系防具一式も装備できる。 戦士系なのに体力が低めで、虚弱になりやすいということが最大のネックか。 バイキング ごつい見た目通りの戦士系。武器は斧とハンマーで、防御力が高く、HP成長も空手家と並び優れている。 「海の敵に強い」という特性を持つとされているが、その実態は海上、海底の敵=水系モンスターのほとんどが弱点とする雷属性の強い武器が、バイキング用武器である斧・ハンマーに多く用意されているというもの。 また攻撃回数に影響する「素早さ」がかなり低いため、思ったほど打撃の威力は伸びない。海底で滅法強い風水師に比べると使い勝手は劣る。ただし体力はこちらのほうが上。 武器の斧・ハンマーは終盤では火力不足になってしまうが、防具の方はクリスタル系装備一式も装備可能。体力の数値も忍者と同等の数値を誇る(無論通常プレイでは忍者の下位互換になるだけだが)。 少年なのに見た目がひげのおっさんになるので人気がないというのが最大の弱点かもしれない 空手家 モンクと同じく素手での攻撃が強力なジョブで、名目上はモンクの上位に当たる。また体力がバイキングと並んで高くHP成長に優れている。 時期によるが普通に殴ってナイトの武器より強いため、こと攻撃力に限れば最強クラスを誇る。厄介な分裂モンスターも「トドメを刺した場合は分裂しない」と言う特性を利用し、魔剣士の装備が揃うまで・揃った後でも分裂モンスターへの回答になり得る(ただ一撃で殺せるからと言うだけだが)。 特殊コマンド「ためる」により攻撃の威力を上乗せする事が可能。ただし溜めすぎると自爆(*3)してしまう他、溜めている間は防御力が0になるというデメリットがあるので、使うならナイトに庇ってもらうというフォローが必要。 装備可能な防具はモンクと全く一緒なため紙装甲。また、「ためる」が追加された代わりに「にげる」コマンドが無くなって逃げる事ができないジョブになっている。 ドット絵だと分かりにくいが、顔にネイティブアメリカンのようなペイント(タトゥー?)が施させているという、ワイルドな出立ちのデザイン。後のシリーズ作の格闘で闘う仲間キャラにも顔にタトゥーを入れているという人物が登場したりした。 吟遊詩人 特殊コマンドが「うたう」「おうえん」「おどかす」と3つもある。 「うたう」は単なる「たたかう」の名前が変わっただけのもの。しかし武器の竪琴を装備していないとそもそも実行不可能という制限がある分、たたかうの下位互換。 「おうえん」は味方全員の攻撃力を10上げる。ただしコマンドの特性上、持久戦になりがちなためアイテム使用する際、ウインドウイレースバグの被害を引き起こしやすいのが難点。 「おどかす」は敵のレベルを3下げる。なお敵のレベルを下げて変わる事と言えば、敵とこちらのレベル差で成功率が変化する「にげる」の成否のみ。しかも、適正な攻略レベルだと敵のレベルとほぼ同じか敵の方が少しレベルが高い事がほとんどなので、よほど重ね掛けしないと目に見える効果は出ない。 かなりニッチな特性を持ったジョブだが、学者や竜騎士にあったような「使えと言わんばかりの見せ場」が全くない。 また、ジョブを入手して最速でチェンジすると「装備できる武器が何もない」状態に陥る。上記の通り武器が無いと通常攻撃すらできないので、誰もやる人はいないと思うが、万一全員吟遊詩人にした状態でお金もキャパシティポイントも使い切ってしまった…なんて状態になるとジョブを戻す事もできず何もできなくなる。 幻術師 召喚魔法の使い手。各召喚魔法が持つ効果のうち攻撃系が多い「黒」、補助が多い「白」がランダムで出る。 レベル1の「エスケプ(チョコボ召喚)」の白は有用。発動すれば敵の逃走不可特性を無視して確定で逃走でき、かつ逃げるコマンドではないので逃げ腰状態にならない。全スルーのつもりの道中なら幻術師を2人以上用意してエスケプを連打するというのもありといえばあり。 また他の魔法でも白の全体状態異常は、おおむね強力。黒が出たとしても相手にダメージを与えられる。 白黒両方が攻撃魔法の「ハイパ」や、黒はともかく白はそのランダム性に見合うくらいの補助効果を得られる「カタスト」「バハムル」はボス戦で使用されることもある。 召喚魔法は対象を選べないのだが、その代わり、発動した時点で対象がランダム選択されるため、目標が不在になっていて不発といった事態も起こらない。 なお白黒魔道師のような、上位ジョブでないと最高レベルの魔法が使えないという制限はない。幻術師の時点からレベル8まで使える。ただしレベル制限の方に引っ掛かる関係から、最強の召喚術を実用的な範囲で使用できる機会はほぼないが。 ただでもバクチ効果なのに、魔法の使用回数が極めて少なく、ガス欠しやすいというのが密かなネック。上記の「エスケプ」全逃げ戦略にしても、幻術師が一人か二人だと確実にダンジョンの途中、それも早めの時点でMPが尽きる。 体力が学者に次ぐ最低ランクなのも欠点。ダンジョン逃走やボス戦など限定条件下で使い、このジョブでレベルアップしないように気をつけたい。 魔剣士 「暗黒剣」と呼ばれる刀系の武器、その同類の防具や源氏シリーズ等、限られた種類の装備品のみ装備できる特殊な戦士系。 暗黒剣は分裂モンスターを殴っても分裂させないという性質を持つため、分裂モンスターが詰まっているダンジョンでは事実上の必須職。 FC版では専用の特殊コマンドを持たない代わり、低ランクの白魔法を少しだけ使う事ができる。 対分裂モンスターの一発屋という側面も無い事は無いが、ボス戦1回だけという短期の活躍ではなく、装備を揃えたなら別にその後も使っていけるだけの性能がある。 最終的には暗黒剣「マサムネ」や「ラグナロク」に加えて前衛職用防具最高性能のクリスタル系防具一式も装備できるため、ナイト同様最終職業としての素質を持つ……と言いたいところだが、終盤のボスはことごとく暗黒属性に耐性を持つので、忍者どころかナイトにも劣ってしまう。 吟遊詩人と同じく、ジョブ入手直後は装備可能武器が一切ないため最速で転職すると困る。こちらは素手で殴るという最終手段がある分まだマシだが…。 しかもこちらは通常の防具(服すら)も装備出来ないので、鎧戦士の見た目とは裏腹に素っ裸で殴る変なジョブになってしまう。この「服すら着れない」は現在でもよくネタにされる。 専用装備の源氏系防具はクリスタル系防具に比べて防御力は多少劣るものの「毒耐性」があるので、トータルでの性能では上回っている。 + 土のクリスタル 魔人 黒魔道師の上位職。全ての黒魔法を扱う事ができ、魔法使用回数も格段に多くなる。のちのシリーズでも常連となる「メテオ」や「フレア」を扱うことが出来る。 ちなみにメテオは本作が初出。フレアは前作まではフレアーという名前だったが、本作から「フレア」表記になり、以後のシリーズでも定着している。 黒魔道師の弱点だった体力の低さが解消され、黒魔道師をレギュラーで使っていた人は当然、そうでない人も黒魔法担当として常に採用を検討される。体力に関しては一転し、むしろ全ジョブ中でもトップに近い方となる(厳密に言うと四位)。 また後述の魔界幻士も攻撃系でほぼ全部が全体攻撃なので上位互換に思えるが、魔法の使用回数ではこちらの方が格段に多いので差別化もできている。加えて黒魔道師と同様、補助系の魔法も豊富で優秀。 体力が高い上に黒魔法で敵をサクサクと倒せるため、効率的にレベル&HP上げが可能。 ただ、このジョブを手に入れてからあまり経たないうちに「賢者」が手に入り、体力の高さ以外はほぼ賢者の下位互換になってしまう。 本来ならばウリとなるクラス8の魔法も普通に進めれば入手は賢者入手後になる(*4)ためそちらに奪われがち。しかし知性は賢者をわずかに上回る。 いかにもなローブ姿だった黒魔道師から、かぼちゃパンツみたいな下半身になる所は人によって評価が分かれる。 導師 白魔道師の上位職。全ての白魔法を扱う事ができ、魔法使用回数も格段に多くなる。 低級の白魔法「トード」「ミニマム」「テレポ」も使用回数が増えて連発し易くなる。これらの凶悪さについては後述。 すぐ後に手に入る賢者の下位互換なのは魔人と一緒で、魔人のような「何故か体力が高い」といった特徴もない…が、後のシリーズの女性キャラの白魔道師のような「ネコ耳フードの女の子」そのもののデザインをしているため、 可愛い という圧倒的メリットを持つ。 主人公達は全員少年だから女の子じゃないって?そんなことはどうでもいいじゃないか。 魔界幻士 召喚魔法を扱う事ができ「合体」の効果が出る。バクチ的な幻術師と違い、大部分は全体攻撃となる(幻術師と比べて全面的に強い訳では無い)。 レベル1「エスケプ」は、合体だとかなり強力な単体攻撃になる(*5)が、「逃げ腰にならず、かつ確実に逃走できる」白効果の利便性が高かったため、上位互換とは言い難い。 レベル6「カタスト」は、白(全体リフレク)・黒(全体ダメージ)共に有用なのに、合体だと成功率の高くない全体即死になってしまう。これは弱体化と言って差し支えない。成功すれば敵全体を一瞬でバラバラにして戦闘に勝利出来るので爽快感はあるのだが…。 その他の魔法は全て強力な全体攻撃となる。補助系が皆無で融通が利かないが、全体攻撃だけを連発するなら黒魔法などより遥かに使い勝手がいい。 ただし魔法使用回数は幻術師から据え置き。つまり少ないままなので、燃費の面に限れば黒魔法に劣る。強力な全体攻撃をどこで使うか、良くも悪くもピーキーな性能となっており、プレイヤーの戦術面が試される。 賢者よりも素早いため、開幕召喚でザコ敵を一掃するのに向いている。ただ体力が低いのでレベル上げには向かない。また賢者を意識する場合、MPの低さも非常につらい(賢者は同じ魔法を極めて高いMPでいくらでも撃てる)。 安定性重視なら賢者になるまでの運命である事は変わらないが、召喚魔法は白黒魔法よりもジョブ熟練度の影響を強く受けるため、それを意識して魔界幻士の熟練度を鍛えていた場合、賢者になって元の威力を取り戻すには相当かかってしまう。 そもそも普通に進行して、そこまで熟練度が伸びるかどうか疑わしくはあるが。うっかり集中的に鍛えてしまうと残念なことになる。「召喚魔法は熟練度の影響を強く受ける」ことを知っているプレイヤーが、賢者の存在を知らないというのも考えにくくはあるが。 体力が幻術師と並び低いので、レベルアップ前に体力の高いジョブにチェンジするか、あらかじめ体力の高いジョブで鍛えておくかする必要がある。 エンディングのスタッフロールで各ジョブが顔見せするのだが、何故かこのジョブだけ登場しない。 + 封印されし称号 忍者 ほぼ全ての武器防具を装備でき、力・体力・素早さが全てトップクラスと言う戦士系ジョブの決定版。 「さびた鎧(*6)」とオニオンシリーズだけは装備できない。 唯一「手裏剣」を装備出来、通常攻撃により投げる事が可能(*7)。非常に強力だが、極めて高価な上に使い捨てで、後述のウインドウイレースバグにもろ引っかかってしまうという欠点も持つ。 ほとんどの前衛職を下位に置いてしまう強ジョブではあるが、極限までやり込むならば「フル装備たまねぎ剣士」という上が存在する事、「かばう」を持つナイトの方が適任な状況が一部あること、そのナイトとも決定的なほどの能力差が無い事、そもそもラグナロクやエクスカリバーを装備した忍者の攻撃よりも賢者や魔界幻士の合体召喚の方が遥かに威力が高い上にあちらは全体攻撃であるため、最終的に前衛職をパーティに加える事の必要性自体が微妙になる事などの理由もあり、前衛ジョブとして完全な一強とは見られていない。 賢者 全ての白・黒魔法と合体召喚魔法を使う事ができ、魔法の成功率や使用回数も魔人や導師と同等以上に高い。 このジョブがあるせいで土のクリスタルの魔法職3種の存在価値が薄まってしまっており、後衛職は賢者を置いとけば何でもできてしまうため魔道師系ジョブの大半を下位にしてしまう。 一方で幻術師の白黒召喚は再現できないので、皮肉にも下位ジョブのはずの幻術師は賢者の下位互換でないという、不思議な関係性になっている。 魔法が使い放題に近いので殴る機会は「すべてのぼう+ゴーレムの杖」以外ではほぼないが、武器や防具も魔法使い系のものをほとんど使える。 ゲームバランス面 魔法は『I』と同様の各レベル毎の使用回数制。 ただし、『I』では最大9回だった使用回数上限が今作では最大99回までと大幅に増加したためガス欠にはなりにくくなった。 また本作では、ジョブチェンジとの兼ね合いの為か、魔法も装備品と同様に自由に着脱できるようになっている。 同じくジョブチェンジを柔軟に試せるようにとの配慮か、誰かの魔法と別の誰かの魔法を、まとめてごそっと入れ替えることもできる。 「召喚魔法」と召喚獣が初登場。以降の作品に欠かせない存在となった。 本作の時点では使用者が「召喚士」の名称ではなく、魔法名も呼び出される存在の名前ではなく、その呼び出される存在も「冥界に住む精霊」と設定されていた。現在でこそ「幻獣」または「召喚獣」という名称が定着しているが、そうした名が付くのは次作以降になってからである。 また、本作ではジョブによって召喚獣の効果も変わる。 早期に就ける「幻術師」だと白・黒のいずれかランダムに、後に登場する「魔界幻士」「賢者」だと合体魔法になる。後のシリーズでは合体魔法の効果がその召喚獣の効果として定着している。 ちなみに、召喚システムは『半熟英雄』からの逆輸入となっている。 難易度も過去作に比べると低下しており、事前情報無しでも程よい難易度でクリア直前までは進められる。 ジョブの工夫を行うことで、難関と知られている「暗黒の洞窟」も楽に攻略することが可能。 ただし、強ボスも存在するため何も考えずにゴリ押しできるほど甘くはない。 後述にある通りラストダンジョンは難易度が著しく上昇するためこの点も油断はできない。 「バックアタック」の概念が登場。 時折、敵に背後をとられる事があり、隊列がすべて逆転した上で先制攻撃を受けるというもの。 後列に下げた魔道師系ジョブが前に押し出されてあっけなく死んでしまったりと、かなりの確率で死人が出る恐ろしい要素となっている。後述する「にげる」の使い辛さと合わせて本作のバトルの難易度を押し上げる原因の一つとなっている。 特にモンスターに設定されたレベルよりも低いと起こりやすくなる為、レベルが足りない状態でダンジョンに挑むのが難しくなっている。 隊列の概念は前作『II』にも存在したが、前作では後列に立つと弓以外の攻撃が当たらない代わりに物理攻撃を受けないという極端な状態だったのに対し、本作ではダメージ率や攻撃力の減少といった補正がかかる程度とマイルドな効果に変更された他、前作と違い戦闘中に隊列を変更する事も可能になった。 グラフィック・システム面 過去作よりも戦闘テンポが良くなった。 本作では前作『II』までと同様にドラクエ式のメッセージ表示形式が用いられているが、ダメージ及び回復値はキャラクターグラフィック上に数値がダイレクトに表示されるようになった。全体攻撃/回復時にはそれらがまとめて表示され、魔法エフェクトの表示時間が短縮された結果、前作で顕著かつストレスの要因の1つだった「全体攻撃に要する時間が長い」点が改善されている。 むしろ全体攻撃で一度にとどめを刺すと敵が一気に消滅する為、爽快感の向上に繋がるようになった。 味方キャラの物理攻撃時には過去作同様武器を振るモーションが入るのだが、これも高速化&多段化。 『II』での素手攻撃のようにすべての武器攻撃でのヒット数がアニメーションに反映されるようになったが、ストレスを感じさせず、それでいて爽快感があるギリギリのラインの演出時間であったため好評を博した。(*8) 「たたかう」で攻撃する際、対象が既に倒されていた場合に自動で対象を切り替えるオートターゲット機能が導入された。 魔法は対象がいなくなっていると不発になるため不便なままだが、詠唱が必要なので咄嗟には標的を変更できないのだと考えれば、これはこれで独特なリアリティがある。また大半の魔法は対象を全体化できるため、全体指定で放っておけば不発のリスクは回避できる。ただし全体化した魔法には、別のリスクが発生してくる(後述)。 戦闘時のグラフィックもこれまで以上に派手になっている。 また、各ジョブのドット絵は石井浩一氏、渋谷員子氏らが担当しており、かわいらしさは健在。中でも白魔道師の上位互換ジョブである導師は「被っている猫耳フードがとてもキュート」と評判になった。 前作からキャラクター(ジョブ)が大量に増えたのにもかかわらず、前作には存在しなかったダメージモーションが追加されたり、攻撃時の顔の表情の変化など細かい部分が追加され、より表現が豊かになった。石井氏によるとポーズの使いまわしをせずに差別化するように心がけたため、あらゆるポーズにジョブの個性が色濃く見られる。 特に死ぬと装備品だけを残して体が消滅する魔剣士や魔人は多大なインパクトを残している。 アイテムは1種類につき99個までストックできるようになった。『I』では消耗品のみだったが装備や魔法など全アイテムに適用される。さらに、持ち歩ける枠そのものも大幅に増えた。 また、特定の場所で呼び出せてアイテムの預かり所となってくれる「でぶチョコボ」も登場。すぐには用途がないが捨てたくもないというアイテムは、預かっていてもらうこともできる。 利用には専用のアイテム(消耗品)が必要となるが、そこそこ早い時点から、要所要所で会えるように配置されているため不自由することは少ない。 『I』『II』で悩みの種だったアイテム欄の不足は、本作でかなり解消されたといえよう。 シナリオ面 物語の最序盤の段階からプレイヤーの意表をついてくるストーリー展開と、空や海中をも縦横無尽に駆け回る世界観の広大さにより、壮大な物語世界を形成している。 ゲーム開始直後にいきなり飛空艇が手に入るのも今までにない展開で意表を突かれる。その後もストーリーが進めば船が変形するエンタープライズ・改等の様々な個性的な乗り物が登場するようになった。 特に飛空艇ノーチラスのスピードはナーシャ・ジベリ真骨頂ともいえ、ファミコンとは思えないほど超高速に移動できる(*9)。 ゲーム開始直後に唐突にダンジョンに放り込まれた少年たちが訳も分からぬままボス戦に挑み、そして自身の使命を知って旅立ち雄大なフィールドマップに降り立ったところで名BGM「悠久の風」が流れだす……という、絶妙なつかみと流れのシナリオ展開で幕を開けることになり、これまで以上にないスケール感を感じさせてくれる序章となっている。 ただし物語自体は王道的かつわかり易い展開であり、「主人公=プレイヤー」という図式を1作目から引き継いだこともあってドラマ性はやや薄まっている。これは「前作がストーリー寄り過ぎたことへの反動」だとDS版の攻略本で語られている。 ストーリーは王道ながらも印象的なものが多い。特に親しくしてくれた登場人物の死に直面する事が多く、その死をどのように感じ、乗り越えていくかといった後のFFシリーズにも深く語られるようになる「死」というテーマが色濃く出始めたのも本作の特徴である(前作『II』でも多くの登場人物が死ぬが、戦争による犠牲と言う側面の方が大きく、テーマとして大々的に「死」を扱っていたわけでない)。また、ストーリーが重くなり過ぎないように前作では見られなかった4人組のじいさんなどのコミカルなイベントも挟まれるようになった。 また、複数のフィールドマップが登場した初めてのシリーズでもあり、前二作に比べてスケールの大きさを感じさせる要素となっている。 特に初めてフィールドマップが移り変わる瞬間はシチュエーションも相まって非常に印象に残るものとなっている。以後のシリーズでも『VI』までは複数のフィールドマップが存在する事が定番となっていた。 チョコボと並んでFFのマスコットとなる「モーグリ」が登場したのも本作が初。しかし、まだ設定が固まっていないせいか「ニャー」と鳴いたり、ですます調で知的に喋るなど、後のシリーズとはずいぶんと違う。 入るためにカエルや小人に変化する必要のある場所が登場。 「トード」による「カエル」、「ミニマム」による「小人」は前作にもあったものの何のトクもないただの状態異常でしかなかったが本作ではこれらの状態が進行に必要になってくる。 姿を変える魔法の活用法として、かなり独特な使われ方をしており印象に残る。イベントで強制的に使われるのではなく、自分でコマンド使用しカエルや小人になって進むというのがまた面白い。 特に小人については、小人のままダンジョンを攻略することになる箇所もある。武器攻撃の威力は雀の涙になってしまうため魔法系のジョブへのチェンジが必須に近い。 さすがにカエル(戦闘能力皆無)のままで戦闘が必要になる箇所は無く、こちらは侵入口を通過後、即座に解除可能。 ただし、カエル状態を解除していいというヒントは皆無。小人ダンジョンのほとんど直後に配置されている都合もあり、カエルのまま突破する場所だと思い込んで雑魚を相手に逃げ惑ったあげく、ボスへの攻撃手段がなくて途方に暮れたプレイヤーも少なくなかったことだろう。同行している仲間に話かければカエルから戻っても大丈夫なことを教えてくれたり、道中の敵がトードを使ってくれてカエルから戻れることのヒントになる様な行動でもしてくれればこの様な悲劇はおこらなかっただろう。 小人についても、小人にならないと通れない侵入口が小人ダンジョンとは別枠で存在しており、こちらは通過後即座に解除可能となっている。この時点で小人ダンジョンは経験しているので、それと同じ感覚で小人状態のまま攻略しようとして、小人ダンジョンのような忖度のない敵の攻撃に苦戦する事案も。侵入口の直前に配置されているイベントで貰える「うちでのこづち」が8個である意味を冷静に考えれば良いのだが、ヒントとして少々不親切な印象は否めない。 BGM 特に幻想的な曲調のフィールド曲「悠久の風」は本作を象徴する名曲で、後のDSリメイク作では「悠久の風伝説、再び」というキャッチフレーズが用いられたほどの人気である。 また、収録曲数も倍増。特にイベントがない「ギサールの村」にすら専用のBGMが用意される等、非常に多彩になった。 浮遊大陸脱出直後の「果てしなき大海原」と「水の巫女エリア」も「悠久の風」に劣らない名曲でありながらストーリーを進めるとすぐに聴けなくなってしまう為、直前のセーブデータを残すプレイヤーが続出した。 また上記2曲の陰に隠れがちだが「巨大都市サロニア」も勇壮で力強く、そのエピソードをクリアしてしまうと二度と聴けなくなることを惜しむプレイヤーが多い。 問題点 ゲームバランス面 ジョブの性能格差 「状況に応じてジョブを使い分ける」という建前のジョブチェンジシステムだが、後作と違い、多種多様なジョブを使い分ける必要性は(ごく一部のボス戦を除けば)あまり高くない。「戦士→ナイトのような上位互換が存在するジョブ」や、「活躍できる場面でも使う必要がないジョブ」も散見される。 最終盤では実用に堪えるジョブが半分にも満たず、選択肢が非常に狭い。 特に終盤に手に入る武器防具が装備できないジョブは不遇であり、加えて装備品も剣以外の種別があまりにも少ない。結果として終盤になると大半のジョブは選択する事自体が縛りプレイになってしまう。 一方でジョブの使い分けの観点から批判を受ける事のある『忍者』『賢者』についても、後述する非常に長いプレイ時間や初見殺しからのリトライも相まって円滑な攻略のために頼らざるを得ず、一概に難点とは言い切れない事情がある(*10)。やり込み派のプレイヤーでない限りラストダンジョンの攻略には欠かせない。 ジョブのバランスに関しては開発スタッフも反省点として挙げており、リメイク版で調整される事となるが、ジョブ間の上位互換に関しては発売から時間が経ってから出た反省点であり、当時は序盤の初級ジョブから終盤の上級ジョブに乗り換えていくシステムとして作っていた事も述べている。 余談だが、現在ではそれなりに研究が進み、通常プレイでは使用しないジョブの一部コマンドや専用武器に局地的な活路を見出して使用したり、所謂弱ジョブを縛りプレイ的に使用して楽しんだりしているプレイヤーも多く存在し、極端に偏らせたジョブ編成でなければクリア自体は可能である事が判明している(*11)。 全体化した魔法が弱い 大半の魔法は対象を単体/グループ(*12)/全体の三種類から任意に指定できるのだが、複数の対象を指定していると効果がものすごく低くなる。 これは与えるダメージ量や回復量を単純に対象の数で割っているためである。 なお、状態異常を与える魔法に関しては、さすがに成功率が数で割られることなどなく、独自の計算式が適用される。また最初から効果範囲が全体で固定されている攻撃魔法については、対象が何体いようと効果が変わらず、総じて高めの威力を発揮する。 一部のダンジョンの難易度が高い 特にラストダンジョンの長さは今なお語り継がれており、多くのプレイヤーにトラウマを刻み付けたという。 本作のラストダンジョンは『クリスタルタワー』と『闇の世界』。流れとしては、「クリスタルタワー最上階でボスを倒す→イベント後『闇の世界』に到達→闇のクリスタルを守る4体のボスを倒す→ラスボスを倒す」となるのだが、途中にセーブポイントがない上に脱出不可能であるため、一気に攻略することを強いられる。時間的にも非常に長く拘束(*13)され、熟練したプレイヤーでさえ2時間はゆうに超える。 まず『クリスタルタワー』自体が本作屈指の長丁場となるダンジョンであり、そのうえで後に控えた『闇の世界』も広いため、探索だけでも非常に時間がかかる。 さらに一部のボスが非常に強く、ラスボスに至っては闇のクリスタルを守る4体のボス全てを倒してからでないと絶対に倒せない。それでいながら「闇のクリスタルとその守護者」に関してはほぼノーヒントなうえ、画面上も少し意地悪な構造で隠されていて気づきにくい。素直に進むと、絶対に勝てない状態のままのラスボスへ直行してしまう(*14)。 クリスタルタワーと闇の世界のボスはすべて「全属性に耐性」を持っているため、無属性攻撃以外半減されてしまう。よりによって「禁断の地エウレカ」で入手できる最強武器のうち、ラグナロクとマサムネは魔剣士も装備できるということから暗黒属性を持っているため、これらのボスには店売りの最強武器であるディフェンダーにもダメージが劣ってしまう。 結果、長い時間をかけてクリスタルタワーを登ったはいいが、闇の世界のボスに全滅させられたり、そもそも仕掛けに気付かずラスボスに全く歯が立たなかったりして、またクリスタルタワーを登るところからやり直し…という事態に遭遇したプレイヤーは数知れず。 ラスボス戦に関しては本当ならば一度は直行して全滅するのが織り込み済みで、そのあと戦力を整えるためレベル上げをしているうちに「闇の世界」の秘密に気付く、というのが想定された攻略ルートだったと思われる。だが、実際は搭載予定だったセーブポイントが削られたため(後述)、闇の世界でレベル上げをしたり、その過程で隅々まで歩き回るだとかいった発想へも至れなくなってしまっている。 「闇の世界」のスタート地点が、ラスボスに向かう進路の真正面(しかもものすごく近い場所)になっているのも、うっかり闇のクリスタルに向かう前に突入してしまい返り討ちに遭う原因の一つになっているとも言える。「闇の世界」に入って早々にいかにもな入り口が見えてしまっており、闇のクリスタルへ向かう道の方は正直なところ何かあるとは思いにくい構造をしていて、そちらの道に比べるとラスボスへ至る道ということもあってか非常に存在感がありよく目立つ。この様な造りになっているのもまた引っかかる人が出てしまいやすい原因なのではないかと思われる。スタートの位置が闇のクリスタルへ向かいやすい様な場所になっており、ラスボスに向かう通路より先に発見出来る様になっていれば被害者も少なくなっていたと思われる。闇の世界のマップが完成済みで今更直せないといった大人の事情もあったのかもしれないが。 そもそもの話、「闇の世界」に向かう前に助太刀に来てくれた仲間たちとのやりとりがあるのだが、 誰も"まずは闇のクリスタルを探して、闇の戦士達の力を借りる様にする"ということを教えてくれない のも返り討ちに遭う原因になってしまっているとも言える。この当時のゲームは今ほどユーザーフレンドリーに溢れているとは言えないものも多く、自分で気付いてなんぼというものも多かったので、ノーヒントで気付かなければいけないものも多かったので仕方がないところなのかもしれないが、本作に限っては かなり長いダンジョンを経なければならない という気軽にやり直せるものになっていないので、この辺りの配慮があってくれればかなり違ったと思われるところである。 半ば冗談めいて「真のラスボスは時間・親の呼び出し・ペットによるリセット」とまで言われるほど。実際、当時ファミコンのプレイ時間を制限していた世帯例は枚挙に暇がなく、エンディングも含めると3時間は要するため、子供達にとってオールクリアは極めてハードルが高かったという。 ラストダンジョン以外では「長い」「メインで出現する敵が逃走不可能なうえに分裂する者ばかり」「隠し通路満載で迷いやすい」という三重苦の『暗黒の洞窟』『古代遺跡』も難所として挙げられる。 特に『古代遺跡』の下層3階層(地下5階~8階(*15))では「分裂モンスター」が初登場する。攻撃力もそれまでよりグンと高く、何より厄介なのが「魔法、もしくは暗黒剣以外で攻撃すると分裂(*16)する」というもの。この段階では正規の方法で暗黒剣を入手する手段がない。かといって魔法系で行くと、そこまでの道中で出る「増殖モンスター」が出るため魔力を消耗しやすい。実は麻痺状態なら増殖はもちろん分裂もしないので、それまでの主力であるナイトでも二刀流の内、マヒ効果を与える古代の剣を片手に持っていれば分裂も増殖も防げる。 小人にならないと進めないダンジョンも難しいという程ではないが面倒な点が多い。 魔法以外の攻撃が通用しないため黒魔道師に強制的にジョブチェンジする必要があるのだが、その度にキャパシティを消費するのも煩わしくなってくる。 しかもMPを持たないジョブを1度でも経由すると、強制的にMPが全て空っぽになる。魔法職へのジョブチェンジ後は、宿屋か回復の泉でのMP回復がほぼ必須。なお赤魔道師や狩人などMPが少ないジョブを経由した場合も、そちらの上限の方に合わせて現在MPが減る。 このタイプのダンジョンは全部で3ヶ所あるが、1つだけしかボスがおらず後はただ通り抜けるだけで良いのが救いか。 最後の場所限定にはなってしまうがMP切れが不安な場合、風水師を使用して行く方法もある(失敗が怖いが)。 最後の場所に限って言えば、シーフのとんずらや幻術師の白エスケプでガン逃げしていくという手もあり。ボスも登場しない場所なので悪く無い戦略かと思われる。 魔法のバランス 即死魔法全般 本作では変化・空間転移・一発石化などの様々な魔法が、敵に対しては即死と同様に一撃で倒す効果として扱われている。 問題は、それらへの完全耐性を有する雑魚敵が非常に少なく、ほぼ全ての雑魚敵に通用することである。 成功率は基本魔法命中率やジョブの熟練度、キャラのレベルによって変化するため序盤こそ使い辛いが、極めるとたいていの雑魚敵は複数掛けでも高い成功率で即死が決まってしまう。 特に白魔法の「トード」と「ミニマム」は必要な魔法レベルも低く、最後のほうになるとこれが40回近くも使えるようになる。成功率も高位即死魔法の黒魔法「デス」「ブレクガ」等とさほど変わらないため、それらの価値が相対的に下がってしまっている。 また、本作の即死魔法はボス戦では敵・味方が唱えたもの問わず無効となるという設定であるが、これがまた新たな問題を生み出している。 例えば、序盤で戦う事になるボス「メデューサ」は8割の確率で「ブレイク」を使用してくるが、上記の仕様の為絶対に発動しないブレイクを唱えまくる雑魚と化してしまっている。「メデューサといえば相手を石化させる」というイメージを再現しているという意味では石化効果のある行動をとることは間違ってはいないのだろうが…。 ヘイスト、プロテス 前者は物理攻撃のヒット数増加(=与ダメ増)、後者は防御/魔法防御力を上げて被ダメージを減らす魔法。問題なのはこれらは重ね掛けが有効である点。重ね掛けをすることで前者ならヒット数がカンストして物理攻撃で大ダメージを与えられるようになり、後者なら大半の攻撃を1ダメージにまで減衰させてしまう。 ただし、当時は強化魔法の効果を強制解除してしまうバグ、通称「ウィンドウイレースバグ」の存在が明らかになっておらず、その影響でこれらの魔法の強力さがあまり認知されていなかったこともあり、そこまで大きく問題視はされていなかった。 追加効果でブレイクが発動する武器 ブレイクは対象にステータス異常「徐々に石化」を付与する魔法。内部の蓄積値がある値にまで達すると石化状態となるのだが、追加効果でブレイクが発動する武器を二刀流して攻撃した際は、武器の組み合わせにもよるが一発石化が狙えてしまう。さらに前述した通り雑魚敵の大半は石化完全耐性を有していないため、ラストダンジョンの敵であっても一撃で倒せることが多い。 特に忍者と賢者は、徐々に石化の効果がほぼ確実に発動するので「ブレイクブレイド」や「ゴーレムの杖」等の武器を両手に持って攻撃していくと雑魚戦に限るが、ボコボコと相手を石化させていくことが出来るという凄まじい性能を発揮することが出来る。 余談になるが、黒魔法の「ブレイク」一発では絶対に石化しないので、本来のブレイクの方は何度も重ねがけして成功を繰り返さないと意味が薄いという、恐ろしく使いにくいものとなってしまっている。現在の「ブレイク」の様な一発で石化は、上のレベルの「ブレクガ」に譲ることになる。 黒魔法が不遇気味 上記の通り序盤から終盤で回復に必須、極めると攻撃・補助も強力な白魔法に比べると、黒魔法はやや不遇と言わざるを得ない。 シリーズでの黒魔のウリとして「ファイア・サンダー・ブリザド」の3属性の攻撃魔法を相手の弱点に合わせて使っていくというものがあるが、本作の敵は〇〇属性に弱点持ち、より耐性持ちの方が多く、(特に中盤以降で)弱点魔法を突くといった運用がし辛い。比較的序盤に属性武器が手に入る事もあり、弱点を突く際も魔法より属性武器二刀流で叩いたほうが遥かにダメージが稼げるのも難点。 「こびと」状態でも一定のダメージを与えられるので強制こびとダンジョンでは必須、「まどうしハイン」のバリアチェンジにも必須、と活躍の場が無いわけではないが、どれも強いというよりはギミックに必須という感じで使い続けるにはやや辛い。 終盤で上位ジョブの「まじん」「けんじゃ」になると無属性の「クエイク」や「フレア」が強力なのでやや復権できる。 『逃げる』コマンドの使いにくさ 本作では「メンバーの内誰か1人でも『逃げる』コマンドを選択すると、メンバー全員が『にげごし』という状態になる」という仕様が存在する。 『にげごし』状態だと敵の攻撃力が2倍、物理防御力・防御回数・回避率いずれも0として被物理ダメージが計算されるようになる。ステータスにもよるが受けるダメージは通常時比で約4倍程となり、ただの通常攻撃が即死級の大ダメージに跳ね上がる。 さらに『逃げる』コマンドの成功率が低い。シーフの『とんずら』や白召喚の『エスケプ』による逃走以外で逃げるのはほぼ無理。しかも『逃げる』『とんずら』では逃げられない雑魚敵がいるなど制約だらけ。基本的に「雑魚戦で逃げる」という選択肢は本作にはない。 『とんずら』は『にげる』の確率を大幅に高くしたものだが、100%ではない上にしっかり『にげごし』状態にはなる。また、味方に混乱状態の者がいると必ず失敗する。 『エスケプ』は上記の分裂モンスターからも逃走可能、『にげごし』にならないという利点はあるものの、魔法なので使用回数がある上に、50%の確率で黒チョコボが出ると何も起きないハズレ扱いになる等、こちらも安定した逃走手段にはならない。 加えて逃げる可能性が上昇する「せんせいこうげきのチャンス」が判明するのはコマンド入力後となっており、ギャンブル性が高い。 裏を返せばこれらのことから魔剣士、空手家、竜騎士など「にげる」コマンドを持たないジョブは、それが気にならない。 例外的に使い道があるのは「小人にならないと進めないダンジョン」攻略時。小人状態のダメージ計算式は、防御力が1になる以外は『逃げる』を選択した時と同じになっている。該当ダンジョンではそれを見越して敵の攻撃力も低めに設定されており、また『にげごし』で防御力が0になったところでほとんど変わらないため、『逃げる』ことも選択肢に入ってくる。 この『にげる』の高リスクも上記のラストダンジョンの高難易度化に拍車をかけているといえる。せめて他シリーズくらい逃げやすければもう少し攻略し易かったのだが。 このリスクは製作スタッフによると「逃げないで戦闘してほしいから」という意図によるものらしいが…。かなり不評であったのだろうか、続く『FFIV』では「逃走成功時に確率でお金を落とす」ようにデメリットが変更され、『FFV』以降は逃走時のデメリットは撤廃されている作品が多い。 敵の行動パターンの単調さ モンスターの数は200匹以上いるものの、行動パターンが「通常攻撃のみ」というモンスターの割合が多く、やや単調。 通常攻撃でなくても攻撃パターンを1つしか持っていない敵が非常に多く、これは終盤を含めたボスにも多く存在する。 厳密にいうと、プログラムの仕様上か必ず通常攻撃のパターンも組み込まれているが使用確率がかなり低くされているため、実質1パターンという形になっている。 直接な攻撃魔法はだいぶ後半になってもラ系止まりで、ガ系を使うのはクムクムのみ(ブレクガならファハンやプラティナル等も使う)。 前作『II』ではザコ敵やボスも含めて多彩な攻撃を仕掛けてきていたため、余計に気になるところである。 必ず単体出現の大型サイズや2匹まで出現する準大型サイズのモンスターも、同時期の小サイズのモンスターとステータス的に大差ないものが多く、出現数が少ない分だけ相対的に弱いので、見掛け倒しな存在と化している。 攻撃アイテムが後半役立たず 「攻撃魔法の効果を持つ使い捨てアイテム」が複数種類存在するが、黒魔法や白魔法と違って「レベル16毎、知性16毎、熟練度32毎、の魔法ヒット数増加」が適用されないため、浮遊大陸を脱出したあたりから威力的に役に立たなくなっていく。後半に登場する攻撃アイテムはほぼ換金用にしかならない。 一部、とはいえ、そこそこ多くの装備アイテムからも、魔法を発動することができる。こちらは使ってもなくならないのだが、消耗品と同様にヒット数が増加しないことから、実用性はほぼゼロ。 むしろ消耗品よりもヒット数が低く抑えられている傾向がある分、より一層に使えない。 赤魔道師や白魔道師が「アイテム使用によりタダで「ファイア」を使える「もえるつえ」が早々に手に入るため黒魔道師の素材意義がない」などとする考察も存在するが、自前の魔法とアイテム発動した魔法の効果は比較にならない域で差がある。中盤で購入できる「ルーンのつえ」(18000ギル)は「ブリザガ」の効果とはいえ、これも黒魔道師が使う「ブリザド」と比べても弱くいくらタダとはいえ実用に適するものとは言えない。 アイテム効果には、使用者の知性が反映されていないと勘違いするプレイヤーも少なくなかったレベル。 実際は反映されているのだが、肝心のヒット数が増加しないため上昇効率が非常に悪く、反映されていないのに近いというのが実情ではある。 有用な回復アイテムの入手制限が厳しい 序盤では無料の泉を除き、戦闘不能を回復できるのは「フェニックスの尾」だけなのだが、今作では非売品で個数限定なので、おいそれと使えない。レイズの魔法が登場するまでは、極力泉での回復だけで我慢せざるを得ない。 また、MPを回復できるアイテムがやはり非売品の「エリクサー」しか存在しないため、やはりそう簡単に使えない。 ただし、ラストダンジョンまで来れば落とす敵が登場するので一応量産は可能。 序盤のダンジョン「山頂へ続く道」で登場する「ダイブイーグル」は石化(*17)の追加効果を持つ攻撃をしてくるが、この時点では石化を治すアイテム「金の針」が買えない。 一応、町中や道中の宝箱から金の針がいくらか手に入り、ダンジョンそのものは短く、突破後に「回復の森」があり近いうちにリカバー可能なので、ちょっとしたスリルととらえることもできる。 リメイクではカナーンで金の針が売られるようになり、この脅威はだいぶ緩和されている。 ゲームバランスを激変させるバグが多い。 以下、有名なものを特筆する。 アイテム99個技 何かのアイテムを99個所持させた状態で、アイテム欄の並びを特定の配列にし、その状態で敵から99個持っているのと同じアイテムをドロップで入手すると引き起こせるバグ。 色々と効果があるが、特に酷いものは「対象にしたアイテムのIDを1つ次の物に変更する」「先頭のキャラの経験値がカンストし、以降戦闘終了毎にレベルが上昇していく」の2つ。見て分かる通り最序盤でやるとゲームバランスが完全に崩壊する。 オープニングで風のクリスタルの力を得て地上に戻ってきた直後、最初のダンジョンに出現するゴブリンが落とすポーションで早速実行可能なのがこのバランスブレイカーぶりを助長する。ポーションを99個買い込むだけの金を稼ぐまでが若干手間だが、一度達成してしまえばいきなりオニオンフル装備を揃える事も、それらを売り払って使い切れないほどの金を生み出す事も何でもできる。 長丁場のダンジョンに備えて回復用のハイポーションを99個持って突入したら、敵がハイポーションを落として意図せずバグってしまうといった事故も起きる。 ウィンドウイレースバグ 戦闘中にアイテム欄を開くと、一定の法則に従ってかかっていた強化効果が強制的に解除されてしまうバグ。防ぐ方法は一切なく、間違えてアイテム欄を開いて閉じただけでも発動してしまう。 本作の時点では強化されている状態が画面上のキャラ表示に反映される演出がまだ無いため、強化が解除されていることにも気づけない。 これにより、「強力な強化魔法であるヘイストやプロテスが役に立たないと勘違いされる」「忍者専用の超強力武器『手裏剣』がこのバグの影響をもろに受けてしまう」といった損害を知らず知らずのうちに受ける。 アイテムドロップに関するバグ ドロップアイテムが設定されているモンスターの場合、本作ではほぼ常に8種類ものアイテムが設定されている。しかし乱数の拾い方に問題があり、実際に落とすのは「落としやすい」設定の3つに限られ、「落としにくい」側の5つは絶対にドロップしない。 このため攻略本ではドロップするかのように書かれているアイテムの半数以上は、実際にはモンスターから手に入れることができない。ここには非売品・貴重品が多く含まれており、例えば蘇生アイテム「フェニックスの尾」や、事実上の最強の矢「メデューサの矢」などが、宝箱から少数を拾えるだけの限定品になってしまっている。宝箱から拾う機会すらない「かめのこうらわり」「ちんもくのおふだ」に至っては、入手する機会がゼロの没アイテムと化した。どちらもそこまで欲しくはないが。 せめてもの救いは、ゲーム中最強を誇る隠し装備品オニオンシリーズ(「オニオンソード」「オニオンシールド」「オニオンヘルム」「オニオンアーマー」「オニオレット」)のみが例外的に、きちんとドロップ判定されているということだろうか。 また本作では「アイテムを落とす可能性のあるモンスター」そのものが一部に限定されており、4分の3近いモンスターは元から何も落とさない。しかし裏を返すと4分の1近いモンスターが、そこそこの確率でアイテムを落とすため、影響を軽視できないバグともいえる。 不憫な武器「ラミアの竪琴」。 「時の神殿」の宝箱から手に入る武器で、攻撃力ゼロながら攻撃の追加効果で混乱させるというものだが、実際に使ってみると「われにかえった」と出るだけ。 実は、これは「追加効果で混乱させる」→「ダメージを与える」→「そのダメージで我に帰る」という形で処理されているので混乱状態にすることができない。もちろん攻撃力0なのでダメージもしょぼい。一応敵よりも先に行動して我に帰らせることで敵の行動をキャンセルすることが可能。これでも吟遊詩人の役に立たなさを考えるとまだマシな効果というのが泣けてくる。 結局のところ物珍しさなのでハナから脱線したお遊びの域を出ず、純粋な戦闘手段として扱った者など限りなくゼロに近かったのが不幸中の幸い。 似たような位置づけの竪琴武器に「夢の竪琴」(攻撃力ゼロで眠りの追加効果)というのもあるが、こちらはデータのみに存在しているだけで正攻法では入手できない。 属性強化バグ 魔道師用のロッド「炎の棒」などを装備すると「ほのおのまりょくアップ!」というふうに炎魔法の威力が上がりそうなメッセージが表示されるが、実際には全然強化されていない。冷気や電撃も同様。 総評 FFシリーズを『ドラゴンクエスト』と並ぶ家庭用国産RPGの国民的タイトルへと伸し上げた名作。 ジョブ間のバランスやゲームバランスを激変させてしまうバグの存在などの粗はあるが、高水準のグラフィック、壮大なスケールのシナリオ、「悠久の風」等の耳に残る名曲の数々等で人気を博し、シリーズ初のミリオンヒットを達成した。 SFC以降のシリーズの基礎もほぼ本作にて確立されており、シリーズの大きな転換点となったといえよう。 余談 FF3制作当時、坂口氏が実家で発生した火事で母親を亡くすという痛ましい出来事に見舞われ、大きなショックを受けたそうだ。『悲しみをどう乗り越えたらいいのか、残された者のすべきことは何なのか』を強く考えるようになったといい、この経験がゲーム中での死別イベントに大きく影響していると語っている。 これら次回作『IV』以降も一貫して見られるようになったほか、「火事」に関連するイベントが多く登場しているのもこの出来事の影響だという。 本作で登場したチョコボ牧畜の村「ギサールの村」に由来した「ギサールの野菜」は村そのものが出ない後々の作品まで受け継がれている。なお、たまに「ギ ザ ール」と誤植されるが、初出の本作では「ギサール」である。『VII』等、正式に「ギザールの野菜」になってしまっている作品もあるが…。 ラストダンジョンが長くセーブポイントもないのは、テストプレイ時に「ラストダンジョン、セーブポイント多かったから余裕でした」と言われたことに開発者の坂口博信氏が反発したためである。その結果、セーブポイントを廃止するなど難易度が大きく引き上げられてしまったとの事。(ファミ通のインタビュー記事)プレイヤー側からしたら、八つ当たりもいいところである。 相当な難易度だったため、前述のアイテム変更のバグを救済措置的に利用して強力な武器を増やしまくることでごり押すプレイヤーも多かったらしい。 本作は各地の村や町に置かれたピアノを弾くことができ、その際の専用曲も用意されている。 その内の1つ、アムルの街で弾ける『スイフト・ツイスト』は、同社が本作以前にディスクシステムで発売した『アップルタウン物語』からの流用曲である(そちらの作曲も植松氏)。 今作で死に別れをするゲストキャラクターが大幅に減った事について、「『II』で殺しすぎたため」とファミリーコンピュータMagazineのインタビューで答えている。 攻略本(発売 NTT出版 / 編プロ エーワンオフィス)が発売されたが、「全3巻なのでお財布的に厳しい」「エンディングを含めてストーリーが完全ネタバレされている」「没モンスターがあたかも登場するかのように記述されている」など、攻略本としての信憑性・あり方に若干疑問符が付く。 ただしネタバレに関しては、ラストダンジョンの突破を可能にするプレイ環境に恵まれなかったプレイヤーに対する救済措置の面もあり、むしろこれを歓迎した読者も決して少なくはなかった。 + 詳細 「フリアイ」や「さまよう金貨」など没モンスターが含まれている。メーカーからの資料のデータリストを検証せずそのまま載せていたせいと思われる。 その一方で何故か没モンスターではない「ニンジャ」と「ザンデクローン」が載っていない。どちらもメインの攻略頁では写真付きで載っているのに、肝心なモンスターの一覧の頁ではハブられている。 「アズリエル」と「ハニエル」のキャラグラフィックの写真が逆になっている。色違いだがアズリエルは増殖モンスター、ハニエルは分裂モンスターであり性質が全然違うので、対処法を間違えると大変なことになる。 またアズリエルは分裂モンスターではないのに「暗黒剣以外の攻撃で分裂」と誤記されていた(アズリエルと同じ増殖モンスターである「イーター」も同様)。 「デスニードル」の攻撃による追加効果が「蛙」になっており、解説の文言でも「運が悪ければ蛙にされてしまう」とあるが下位種の「ニードルモンキー」同様追加効果は「毒」でしかない。 終盤の中ボス「アーリマン」が回復魔法を使うことをやたら大袈裟に書かれているが何かと思えばまさかのケアルラ。しかも8ターン目とタイミングも遅く、オニオングッズやリボンで鉄壁の防御を固めた上で相当ナメてかからない限り見ることはないレベル。一応回復を使うボスは唯一とはいえ、その大袈裟な文言から回復量を上回る火力がないと倒せないといったようなイメージをしていようものなら拍子抜けもいいところ。むしろ3000超のダメージを全体に与えてくるメテオの方がよっぽど恐ろしいはずなのに、それはまったく無視している。 お頭、影、ヨルムンガンドがクリスタルタワーだったり、グラシャラボラスが闇の世界だったりとモンスターの出現場所の誤りも目立つ。 アイテムにせよモンスターにせよ名前の誤記がチラホラあり中でも「トールハンマー」が「トールマンマー」と誤記されていたのは特に有名。 バイキングの武器「ダブルトマホーク」や「トリトンハンマー」が何故か剣に分類されている。前者は剣っぽいデザインになっているのでわからなくもないが後者はどう見ても剣ではない。ちなみにこの2つはバイキング専用武器ながら雷撃属性になっていないものという点で共通している。 この2つの武器は内部処理のアイテム番号が剣に混じって配置されているためと思われる。実際のゲームでも「せいとん」をかけると剣類に混じってこの2つは配置される。 8000ギルの「サンダースピア」と10000ギルの「ウインドスピア」がともに攻撃力50となっているが「サンダースピア」の方は誤りで実際は35。 「まもりのゆびわ」が「負の力で鍛えられた指輪。その魔力により指輪でありながら小手と同じ働きをする」という説明文のためか装備者が魔剣士のみになっているが、実際のゲーム内では説明文とは逆に魔剣士以外の他の全てのジョブが装備でき、唯一魔剣士1ジョブのみが装備できない(魔剣士専用ではなく魔剣士以外専用)。 「トンファー」の武器のイラストがどう見ても「釵(さい)」(「タートルズのラファエロ」や「ラストブロンクスのナギ」が使うことで知られる武器)にしか見えない物になっている。逆に「さんせつこん」の方は、どう見ても「トンファー」にしか見えない物が描かれている。イラストの担当、もしくはどんな物を描くのか指示を出した人物が勘違いをしていたのか、もしくは知らなかったということだろうか。ちなみに「ヌンチャク」は有名なためか、しっかり「ヌンチャク」が描かれている。 アイテムは上述のドロップ仕様の不具合で正攻法では見られないアイテムも、しっかりイラスト付きで載せられている。 その中でも「あくまのためいき」はそのイラストもなかなかリアルで目を引くものがある。説明文でその効果は「エスナ」とあるが実際バグ技で入手して使うと「キル」の効果が発動する。そもそも「悪魔の」と付く名前の時点で攻撃的なイメージになるのが一般の見解なので「なんで悪魔なのにエスナなんだ?」と疑問を抱き入手してみたくなった人もいたとかいなかったとか。スタッフもこれを気にかけたか後のリメイク版で「天使の溜息(てんしのためいき)」という本当にエスナの効果のある新アイテムとして実装した。 浮遊大陸脱出直後の水没した世界で飛空艇を船に変形させた状態で海上を進むと「シーサーペント」「マーメイド」など水棲モンスターが出現すると書かれているが実際には何も出ない。陸上ではエンカウントが発生するが「水の洞窟」と同じモンスターであるため、先述のモンスターと出遭うことはない。 全3巻のうち上記の対象は2巻で、下の世界が浮上した後が3巻となるのだが、巻末のモンスター一覧に上記モンスターも誤植に合わせて2巻に載せられている。 ジョブ構成のサンプルは割と無難だがいい加減な一面もある。 上記の暗黒剣のない時期に分裂モンスターと戦わなければならない古代遺跡がいい例で、魔道師系の構成はともかく、問題なのは「空手家3人+白魔道師」構成で「分裂されないように溜めて一気に叩く」と推奨している。実際は溜めている間に喰らうダメージがバカにならず、適正レベルではそれでも一撃で倒し切るには少々力不足。 「禁断の地エウレカ」では「ナイト・魔人・魔界幻士・導師」「ナイト・魔界幻士・魔界幻士・導師」と魔道師パーティーを押しているが、エウレカでは戦士系武器が4つも手に入るので二刀流するとしても戦士系はナイトだけでなく魔剣士とのコンビにして臨んだ方が無難。 「古代の民の迷宮」も「ナイト・魔界幻士・魔人・導師」「ナイト・ナイト・魔界幻士・魔界幻士」「魔人・魔人・魔界幻士・導師」と戦士系をナイトのみにしているが、この時点でナイトが使える武器は攻撃力95のディフェンダーで、魔剣士の菊一文字(攻撃力125)に比べると弱いので、ナイトを2人も入れるぐらいなら魔剣士を含めた構成にした方が効率的。また魔界幻士は基本的に全体攻撃なので、単体出現限定の大型モンスターや、2体までしか出現しない中型モンスターばかりが出るこの洞窟ではその効率も良くないので不向き。 本作品で確立された「ジョブチェンジ」の概念やクリスタルを神格化する世界観は、『FF5』や『FF11』に色濃く受け継がれていくこととなる。 『FF5』では本作同様のジョブチェンジシステムを搭載し、『FF3』の問題点であったジョブ性能も全体的に強化されたため格差は縮んでいる。『FF11』では「ジョブをメインとサブの2つ付けられる『サポートジョブシステム』」が実装されていたり、ストーリー面でも「『クリスタルの戦士』が敵として立ちはだかる」などしている。 本作にバグが多い理由は、メインプログラマーがシリーズ初代から関わってきた敏腕プログラマー、ナーシャ・ジベリ氏であることも大きい。 彼が組んだプログラムは極めて高度な技術力の元に構成されているため、かなり複雑かつ繊細な性質を持っており、ゆえにバグも発生しやすかったのである。 ゆえに「本作がなかなかリメイクされないのは彼のプログラムを解析できないからだ」と揶揄するファンもいた。そして、それがあながち間違いではなさそうだと思わされてしまう辺りがまた凄まじい。 実際のところ、ジベリ氏は限られたファミコンのスペックで高度な表現を実現すべく、ハードウェアの性能に極度に依存したプログラミングを行っており、ゆえにリメイク・移植の上で根本的なゲーム性を忠実に再現するために相応のハードスペックが求められてしまうことが、長らくリメイクの実現しなかった原因だったという。(『WEEKLYファミ通』907号(エンターブレイン、2006年)104頁(田中発言))本作はある意味、ファミコンの限界を超えた作品なのである。上位機種でも容易に再現できなかったくらいに。 WSCへの移植が予定され画面写真も公開されていたが、結局発売中止になってしまった。 名作シリーズの『I』『II』に続く移植作品でWSCの期待の目玉として発売予定だったが、元々のプログラムが複雑だったことと、WSの売上が芳しくないことなどから中止となった。 WSの不振については、当時スクウェアは任天堂と断交状態(*18)にあったため、GBAのライバル機種のWSへの主力タイトル投入を表明していた。 しかし、GBAの好調なセールスと他のサードパーティの勢力伸長(特に当時最大のライバル企業であったエニックス)、任天堂とスクウェアの関係が雪解けムードに移行したことも手伝い、スクウェアはWSへのリソースを急速に縮小させていた。 本作を目当てに、そこまで行かなくとも発売を前提としてWSCを買ったという人も少なくはなく、落胆する声も複数聞かれた。未だに「WSC版は?」というネタが出る程である。 結局『III』のFC以外の機種への進出は約5年近く経過した後で、本作から16年目に発売されたDS版が初になった。ただしDS版はリメイクであり、『III』の正式な移植作はさらに時を経た2014年の3DSバーチャルコンソールまで待たせられることに。DS版はその後PSPにも移植されている。 別件でGBAへ移植する話もあったらしいが、これも同様に音沙汰がないまま消えた。 任天堂が「FC版をそのままGBAに移植したもの」をデモとして持ち込んできていたという話がDS版の攻略本に掲載されたスタッフインタビューに存在しているが、同じ物を指しているのかは不明。 なお、当時本作は海外で発売されず、後に北米で『FFVI』が『III』の名称で発売された。PS1世代以降はシリーズのナンバリングが日本版と統一されたが、それまで海外では「III=日本でいうVI」だった。 それからさらに15年後(オリジナル版から31年後)に2Dリマスターである『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』シリーズ(Steam/iOS/Android)の一作にラインナップされ、2021年7月29日に発売された。⇒ファイナルファンタジーIII (ピクセルリマスター) ベタ移植ではなく、ジョブ性能や一部仕様に調整が入ったアレンジ移植である。グラフィックはSFC時代のFFシリーズを彷彿とさせるドット絵となっている。 「悠久の風伝説」というタイトルでコミカライズされている。 原作は勿論寺田憲史氏で作画は衣谷遊氏。マル勝ファミコンで連載。全3巻。 「シナリオ/寺田憲史」「キャラクターデザイン/天野喜孝」「プログラム/ナーシャ=ジベリ」「音楽/植松伸夫」のオリジナルのスタッフが集結した最後の作品である。 本作発売後10年以上経過した頃、シナリオライターの寺田憲史氏は雑誌『ゲーム批評』のインタビューにて、「FFには興味も無いし、二度と関わる気も無い」と発言。『IV』以降関わらなくなったのは喧嘩別れであったことが確定してしまった(少なくとも2020年4月末現在までは一作品も存在しない)。曰く「シナリオのことをよく知らない人が作品全体に権限を持つようになりましてね。そうなると、もう滅茶苦茶でして、ああもうどうぞ後はご勝手にって感じで離れましたね」(*19)との事だという。ここまでの喧嘩別れはなかなかお目にかかれないもので、当時のファンは驚きを隠せなかった。 おかげで『IV』『V』は以前とは路線が変わり、「起承転結の無い素人シナリオ」とゲーム批評だけでなくファミコン誌からも苦言を呈される様になる。ストーリーがわかりやすくなり多くのネタセリフも生み出すことになったが。しかし、同様の苦言をされつつも後々の『VI』あたりから「イベントを積み重ねるジェットコースターの様なシナリオ」と別方向に評価が上がっていく様になる。 なお同号の別の記事ではFFシリーズのシナリオについて、初期作品はキャラ死亡で子供心に世間の厳しさを刻み込むイベントばかりで純粋に感動できるような代物は少なかった。『IV』以降はプレイヤーに用意されたドラマを体験する方向性を打ち出した一方で、主人公の主体性は感情移入の妨げになると否定的なプレイヤーも多かったが、『VI』で場面ごとにプレイヤーキャラが変わるようになり主人公1キャラではなくパーティ全体の物語を体験させる姿勢が鮮明になった。『VII』以降はムービー多用も含めて好き嫌いが分かれる作品になったが新たなファン層を獲得した。という評価。 ただ寺田氏の他のインタビューや公演、件のゲーム批評の前年に発行された自著『ルーカスを超える』でも特にスクウェアを悪く言ってはおらず、否定的な意見が出ているのはこのゲーム批評のみと言って良い(スクウェア以外のゲームの仕事についてはそれなりに不満を述べている)。上記のコミカライズも92年つまり『IV』発売後も特に問題なく連載が続いているし、その後も寺田氏の宣伝文句として「FFのシナリオ担当」という肩書がしばしば用いられている。何よりゲーム批評はアンチスクウェアで有名な雑誌であり、この件に関しては信憑性が高いとは言えない。インタビューが捏造されているとまではいかずとも、冗談のような発言が悪く取れるようにニュアンスが歪められている可能性がある。 『IV』をキャラ立ち重視路線に変更した背景には、ジャンプ編集者のマシリトこと鳥嶋氏の影響がある。 週刊少年ジャンプの2代目ゲーム紹介コーナー「ファミコン怪盗芸魔団」の若手ライター達(*20)が「『FFIII』が最高傑作だ」と推すのに対して、一度は『III』を途中で投げ出していた鳥嶋氏はドラクエシリーズの方が良いとライター達を論破してやろうと改めて『III』を最後までプレイしたところ、「彼らを論破するよりも作ったやつに言いたいことがあるぞ」となって坂口氏と話す場をセッティング、セーブポイントが少ない、ライト層向けの視点がない、ストーリーが立ってない、ラスボスもあまりキャラが立ってないから倒してもカタルシスが少ない、これらを意識したら売上3倍になる、など様々な指摘をした。(坂口氏と鳥嶋氏の対談記事) 当時、ファミコン末期という事もあって本作にはカスタムチップが組み込まれている。ほとんどは各社独自で作られていたが、今作は『マリオ3』等に使用された任天堂謹製MMC3チップが使われたソフト。 よく間違われるのは「このチップのおかげであの飛空艇の速度が実現した」というのだが、飛空艇の速度はプログラマーのナーシャ=ジベリの手腕によるもので、このチップは戦闘シーンの大きな表示等、『マリオ3』と同じく画面表示を担っている。 また、このチップを大っぴらに広告に使った唯一のソフトでもある。他のゲームは雑誌記事では仄めかされても広告で書かれたのはこのゲームのみ。 当時、アスキーが音頭をとって「4大RPG」と煽っていたのがこの『III』と『ドラクエ4』・『女神転生II』・『ウィザードリィIII』。発売時期が見事に並んでバッティング状態で、丸勝ファミコンでなくとも話題性があった為にファミリーコンピュータマガジンやファミコン通信(当時)でも大々的に盛り上げていた。 その中で「ハイスコア」という雑誌で、読者がハラハラドキドキ心配する程の廃刊前の暴走がみられた。一例だが「馬車と気球の世界ツアーでみんなで仲良く魔王退治のドラクエなんか中古屋にとっとと売っぱらって、『ファイナルファンタジーIII』を買いなさい」というとんでもないもの。このハイスコアの廃刊前は突然、雑誌内容がアグレッシブになりハラハラする事があり「大丈夫か?」と心配されていたが、随分な最後っ屁だった模様。 本作発売前のファミリーコンピュータマガジン1990年6号(3月23日号)の「ファミマガジャーナルマンガトピックス」にて、クリエイターの坂口博信氏へのインタビュー漫画が掲載されており、「映画的な面白さは本物の映画には絶対に勝てません。ゲームならではの面白さを追求していきたいと思っています。」と発言している。 関連しているかは不明だが、本作『FFIII』製作時に週刊少年ジャンプの名物編集員・鳥嶋氏に「なぜ『ファイナルファンタジー』はダメなのか」を説教されたことをきっかけに、物語を重視するようになったと語っている。 後に大容量の光ディスクを求めてVII(1997年)ではプレイステーションに移籍(*21)。しかしそれがピークとなり以降どんどんムービー路線に走っていったことも災いし以降売上本数では下降線を辿ることになる。果ては同時期に映画そのものに手を出し(公開は2001年)史上稀に見る大失敗に終わりスクウェアそのものが倒産必至の大損失となった(ソニーの資本参加により倒産そのものは免れた)。かつての自身の公言が正しかったことを、自身がそれを破って自滅する形で証明する皮肉な結果になった(*22)。 同じくファミマガに絡むものとしてはの1990年12号(6月22日号)の裏技コーナー「超ウルトラ技50+1」で「でぶチョコボを召喚できる」というウソテクネタが掲載された。 ウソなので当然できないが、やり方は下記の通り(原文ママ)。まずチョコボの森へでぶチョコボに会いにいこう。でぶチョコボにテレポの魔法書を預けると「でぶチョコボ」というレベル8の魔法書がもらえる。これを魔界幻士が戦闘中に唱えると、なんとでぶチョコボが4匹現れて敵に体当りして攻撃してくれるんだ。 画面写真ではでぶチョコボが4匹揃って現れるていが、あくまでフィールド上のグラのままなので、このあたりが少々怪しく見えるポイントである(「エスケプ」で出てくるチョコボはそれ専用のものになっている)。 これがゲームでも後に輸入されたか否かさだかではないが『V』では、チョコボを召喚した時、レアパターンで「デブチョコボ」が出現するようになった。デエフェルトの「チョコボキック」が敵1体でのキックに対して、それ以上のダメージを敵全体に与えるという完全上位互換。因みに『V』ではアイテム欄が限りなく無限に近くなったためデブチョコボはこのレアパターン召喚でのみ登場する。 1990年はそれまでの「ドラクエ1強体制」から「ドラクエ・FFの二大巨頭体制」に時代が変わったと言えるだろう。 ユーザー評価も『ファミコン通信』の『ベストヒットゲーム大賞』ではドラクエ4に僅差で奪われた一方、『ファミリーコンピュータMagazine』の『ファミマガゲーム大賞』では本作の方が大差でドラクエ4を破って制している(*23)。 以降の作品も『ファミコン通信』のクロスレビューではドラクエシリーズが全体的に最高点クラスを叩き出し続け、本シリーズはわずかに及ばず後塵を拝したのに対し『ファミリーコンピュータMagazine』の『ファミマガゲーム大賞』『ゲーム通信簿』では本シリーズが30点満点中の27点台と歴代でもトップクラスの評価を叩き出し続けたのに対し、ドラクエシリーズは26点台と全体の中では高評価ではあるものの、決して飛びぬけた高評価ではなくなった。 本作は同シリーズだけでなく、スクウェアとしてもファミコンの新作では最後の作品となった。 元々は翌1991年に『ファイナルファンタジーIV』を予定していたが開発前段階でボツとなった(同時に進行していたスーパーファミコンの『V』を『IV』に詰めて1991年7月発売)。 これ以後のスクウェアのファミコンソフトは1994年2月27日発売の『ファイナルファンタジーI・II』があるが既存作の合本版(*24)のため新作ではない。 1994年は完全にスーパーファミコンの時代(4月に最新作『ファイナルファンタジーVI』を発売)だが、これは1993年末に任天堂がAV対応のニューファミコンを発売したためそれに伴う展開を目的として発売された。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3356.html
The Decisive Battle 収録作品:ファイナルファンタジーVI[SFC/PS/GBA] 作曲者:植松伸夫 概要 作中の多くのボス戦で流れるBGM。 ボス戦でもアルテマウェポン戦や三闘神戦などではこの曲ではなく「死闘」が使用される。 前半のロックオルガン・シンセベース・スネアの激しい掛け合いと、後半のストリングスによる引き伸ばされた美しい旋律が特徴。 1ループ1分弱とやや短めだが、かなりインパクトのある中身の濃い1曲であり、シリーズのボス戦の中でも高い人気を持ち、アレンジや演奏もよくされている。 本ランキングでも頻繁にランクインしており、同じ名前の『FF5』の「決戦」と共に高順位に入っていることが多い。 またこの曲はボスの他に、一部の宝箱の中に潜むモンスター(プレゼンター・トンベリマスター・サムライソウルの三体)でも流れる。 なぜこの三体だけこの曲が流れるのが不明だが、この三体は並みのボス敵よりも手強いモンスターなので、『FF5』で同じく宝箱の中に潜んでいた神竜戦みたいに、強敵としての危機感を煽らせる…のつもりだったのかもしれない。 アドバンス版では採譜ミスがあり、メロディフレーズ後半の主旋律が間違いがある。 過去ランキング順位 第1回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 24位 第2回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 125位 第3回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 127位 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 53位 第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 48位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 65位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 94位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 88位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 141位 第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 268位 第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 200位 第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 403位 第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 100位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 549位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 641位 第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 341位 みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 9位 第2回みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 2位 FINAL FANTASY BGMランキング 2位 みんなで決めるスーパーファミコンBGMベスト100 10位 みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 8位 みんなで決めるゲーム音楽歴代ベスト100ランキング 237位 みんなで決めるアレンジBGMランキング 125位(FFPR) みんなで決める1990年代の名曲ランキング 99位 みんなで決めるボス戦BGMベスト100 6位 サウンドトラック ファイナルファンタジーVI オリジナル・サウンド・ヴァージョン THE BLACK MAGES/黒魔導士 関連動画 【Video Soundtrack】決戦(ファイナルファンタジーVI)
https://w.atwiki.jp/ffagito/pages/26.html
『FF零式』10周年。死んだ人間の記憶がなくなるハードな設定で描かれる戦争ドラマ。衝撃的かつ、切ないエンディングは忘れられない【今日は何の日?】 - ファミ通.com スクエニ、『ファイナルファンタジー アギト』を11月30日にサービス終了 今後は新たな体制で「新生FFアギト」の開発にシフト | gamebiz - SocialGameInfo 『仮面ライダーアギト』東映特撮YouTubeチャンネルにて無料配信&プレミア公開が決定。3月13日より毎週土曜日に2話ずつ更新 - ファミ通.com 『FF零式』がPSPで発売された日。濃い仲間と奥深いアクション、そして死が隣り合わせのハードな戦争ドラマが魅力【今日は何の日?】 - ファミ通.com FF13発売から10周年記念!ライトニングのハイクオリティ美麗コスプレ特集! - funglr Games iOS/Android「ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア」FF零式よりアギト候補生“デュース”が参戦!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer ファイナルファンタジー アギト プラス[PS_Vita] - 4Gamer.net 『FFXV』と『FF零式 オンライン』について田畑端氏を直撃! 2016年3月には驚きの発表も!?【TGS2015】 - ファミ通.com 「ファイナルファンタジー零式 ONLINE」2016年春サービス開始 スマートフォン「アギト」サービス終了、PS Vita「アギト+」開発中止からの新展開 - GAME Watch 『メビウス ファイナルファンタジー』でアギト候補生たちのカードが手に入る! 『FF零式 HD』とのコラボが実施 - ファミ通.com 『FFアギト』サービス終了へ ― 今後は新生『アギト』に全面移行、最新情報は「TGS 2015」で - iNSIDE PC版「FINAL FANTASY 零式 HD」の配信がSteamでスタート。グラフィックスオプションの追加をはじめ,PC版だけの追加要素も搭載 - 4Gamer.net Windows 10にFFアギト移植発表、2015年内開始。DX12デモWITCHのプレイアブル展示も - Engadget 日本語版 『FFアギト』1周年記念キャンペーンで豪華アイテムがザックザク | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 『FF零式HD』を購入するとスクエニのゲームアプリのシリアルコードがもらえるキャンペーンが実施 - ファミ通.com iOS/Android「ファイナルファンタジーアギト」×「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」追加コラボクエストをクリアして「Sレア シルバー・ホーン」をゲット!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer iOS/Android「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」にて「FF零式 HD」&「FF アギト」コラボイベントが3月1日より実施|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」が「FF零式HD」&「FFアギト」とコラボ実施 - 4Gamer.net 達也や深雪が アギト を目指す! 『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』×『FF零式 HD』×『FFアギト』コラボ | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 『ファイナルファンタジー零式 HD』に収録される新曲『UTAKATA ~泡沫~』のMVが公開! - ファミ通.com 『FF零式 HD』サントラがハイレゾ音源Blu-ray Discで発売決定!『アギト』楽曲やインタビュー映像など特典も多数 - iNSIDE 『FF零式HD』&『FFXV』最新情報に関して気になる点を田畑Dに直撃! - ファミ通.com 『FFアギト』待望の第2期が本日よりスタート! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【先出し週刊ファミ通】『FFアギト プラス』のバトル画面をお披露目&『FFアギト』は2期の新情報を公開!(2014年10月30日発売号) - ファミ通.com 『ファイナルファンタジーXV』と『ファイナルファンタジー零式 HD』最新画像を一挙公開 - ファミ通.com 『FF零式 HD』は『FFXV』の絵作りにかなり近く全体を写実的に! 田畑ディレクターに直撃 - ファミ通.com 【TGS 2014】「FF零式HD」情報から「FFアギト+」「FFXV」情報まで盛りだくさん!「ファイナルファンタジー 零式 HD」緊急ステージの様子をお届け!|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer [TGS 2014]「FF 零式 HD」「FF アギト プラス」そして「FF XV」の実機デモが披露された緊急トークショウをレポート - 4Gamer.net 「ファイナルファンタジーアギト」,第1期の最終章「審判の刻」が配信 - 4Gamer.net PS Vita用ソフト「ファイナルファンタジー アギト プラス」が2015年1月15日に配信決定。豪華特典コード付きのパッケージ版も同日に発売 - 4Gamer.net 『ファイナルファンタジーアギト プラス』PS Vitaで配信決定 ― 「ギルガメッシュ装備」などが付属する豪華パッケージ版も - iNSIDE スマホ向けに配信中の『ファイナルファンタジーアギト』がプレイステーション Vitaで配信決定!【TGS 2014】 - ファミ通.com 『FFアギト』×『聖剣伝説RoM』コラボで『FFアギト』の クラサメ も魔ペット化!? | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com iOS/Android「ファイナルファンタジー アギト」対応端末が増加!「新入生歓迎キャンペーン」&最新アップデート「Ver.1.10」の情報も公開|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 『FFアギト』対応端末が増加し、ロードが高速化するアップデートが実施 ― UI改善や記念キャンペーンも - iNSIDE 『ファイナルファンタジー アギト』開発者インタビューで今後の展望を訊く | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 「ファイナルファンタジーアギト」新規プレイヤーに“FF零式”の黒い制服を配布 - 4Gamer.net 『FFアギト』北米版零式『FF TYPE-0 HD』発表記念キャンペーン&ver.1.0.8情報公開 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com スマホゲーム『FF アギト』の離脱したユーザーを呼び戻すクエストがヒドイと話題に / ネットの声「くっそわろたw」「だめだwww」 - ロケットニュース24 【注目アプリレビュー】『FFアギト』さっそくプレイしてみた! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com FINAL FANTASY AGITO クリスタルを巡る争乱の世界で「アギト(救世主)」になろう! 無料。 - AppBank 『ファイナルファンタジー アギト』配信開始 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【新作】配信が始まった『ファイナルファンタジー アギト』の詳細をまとめてみた | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com スクエニ、スマホ向け「ファイナルファンタジー アギト」を5月に配信 - CNET Japan 『ファイナルファンタジー アギト』謎に包まれていた基本システムの詳報を解禁 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【独占】『ファイナルファンタジー アギト』の最新情報を一挙大公開 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com ライトさんがユウナに! ティーダが魔導院に!? 『FF』のさまざまなコラボが発表【TGS2013】 - ファミ通.com 『ファイナルファンタジー零式』と世界設定を同じくする『ファイナルファンタジー アギト』、田畑プロデューサーに直撃 - ファミ通.com 【新作情報】『ファイナルファンタジーアギト』FFシリーズ最新作が今冬始動 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com スマホ向けRPG「ファイナルファンタジーアギト」の配信が今冬開始。「ファイナルファンタジー零式」と世界設定を共有する作品 - 4Gamer.net 『FF』シリーズ&『FF零式』への熱い思いを語る、BUMP OF CHICKENロングインタビュー - ファミ通.com 『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』サントラ第3弾発売!DL版の配信もスタート - TV LIFE Epic時限独占販売か?『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』PC版が12月16日発売!【TGA 2021】 - Game*Spark スマートデバイス向けバトルロイヤルアクションゲーム『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』、ホリデーイベントを開催! - PR TIMES 『FFXIV』の最新拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』が発売。「ハイデリン・ゾディアーク編」の完結など、様々な新要素が追加(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』限定グッズが当たる!『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV WEBくじ』販売開始! - PR TIMES 『FF14』9度のグラミー賞ノミネートを誇るアーティスト“Sia”とコラボした『Fly Me to the Moon(Inspired by FINAL FANTASY XIV)』が公開 - ファミ通.com 『FFVII』×バトロワの相性って? 『FINAL FANTASY VII FIRST SOLDIER』に感じた手応えと課題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『FF15』のもうひとつの物語を描いたフルCG映像作品『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』の4Kリマスター版が2022年2月9日発売。WEBくじの販売も決定 - ファミ通.com 「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」,クラウドのアクションを使用できる“ものまねマテリア”が登場 - 4Gamer.net 「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」でTwitterプレゼントキャンペーンが開催に - 4Gamer.net 「ファイナルファンタジーXIV」×「フェンダー」数量限定ギターピック「FINAL FANTASY XIV CRYSTAL SHARDS」11月19日(金)より国内先行販売開始 - PR TIMES 「FF」の新作バトロワ「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」本日11月17日17時にサービス開始! - GAME Watch 「FF7」最新ゲームは初の「バトルロイヤル」ガチでもカジュアルでもOK プロデューサーが明かす秘話(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース フルCG映像作品「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE」,4K版とHD版の国内デジタル配信が各種配信サービスで開始 - 4Gamer.net 「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」に登場するコーネリア王族の情報が公開に。敵を一撃で倒せる“ソウルバースト”とは - 4Gamer.net 「FFBE 幻影戦争」x「FINAL FANTASY VI」コラボイベント開催。“2nd Anniversaryキャンペーン”も - 4Gamer.net 『FF VII THE FIRST SOLDIER』配信直前! キャラメイクの情報が公開 - 電撃オンライン スクエニ、ピクセルリマスター版「ファイナルファンタジーV」を発売 - CNET Japan 奥村茉実、「ファイナルファンタジー」も無事クリア! - PC Watch 「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」をゲームパッドでプレイする映像がゲーム公式Twitterで公開に - 4Gamer.net 究極の造形「SQUARE ENIX MASTERLINE」第2弾としてFFVIからティナ&魔導アーマー&モーグリが発売決定! - funglr Games 「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」事前登録者数100万人を達成。“自動車 神羅”スキンが配布決定 - 4Gamer.net FF14の最新拡張コンテンツ『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』のリリースが2週間の延期に 新たなリリース日は12月7日 - IGN Japan 『FF11』20周年特設サイト更新! 北瀬佳範氏と松井プロデューサーが過去の『FF』シリーズと『FF11』を語り尽くす! - ファミ通.com 全部入りの「コンプリートパック」が60%オフ!最新拡張コンテンツ『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』発売直前セールが11月17日まで期間限定開催 - IGN Japan 恐ろしくハイクオリティな『FINAL FANTASY VI』魔導アーマー1/6フィギュア発表! - Game*Spark ピクセルリマスター版『FF5』11月11日発売決定。敵役ギルガメッシュやアビリティなどを生んだ人気作が、リマスターで蘇る - ファミ通.com 「FINAL FANTASY X」の20周年を記念したアナログレコード“FINAL FANTASY X VINYL”が本日発売 - 4Gamer.net 『FF零式』10周年。死んだ人間の記憶がなくなるハードな設定で描かれる戦争ドラマ。衝撃的かつ、切ないエンディングは忘れられない【今日は何の日?】 - ファミ通.com 「FF」シリーズの新たなコンピレーションアルバム4作品がアナログレコードで登場 - 4Gamer.net マルチプレイは、まさしく「ソウルライクとFFの融合」 Team NINJAによるFF版死にゲー「FINAL FANTASY ORIGIN」体験版第2弾インプレッション - IGN Japan 『FFオリジン』はなぜスピンオフに? 『FF15』との違いに見る、関連3タイトルとの共通点 - リアルサウンド [TGS 2021]「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」の配信時期は11月に! TGS2021 特別生放送で発表される - 4Gamer.net 奥村茉実、国民的作品「ファイナルファンタジー」に初挑戦 - PC Watch 高難度アクション×ハック&スラッシュדマルチプレイ”! 「FFオリジン」、体験版第2弾先行プレイレポート - GAME Watch スクウェア・エニックスのTGS配信スケジュールをチェック 『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』の実機プレイや『FORSPOKEN』が登場 - IGN Japan 「FFXIV 暁月のフィナーレ」、ジョブアクショントレーラーを公開 - GAME Watch ファイナルファンタジーXIV オンライン - PlayStation.com 「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」の特別生放送が10月3日17:30より配信 - 4Gamer.net 「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」体験版のアンケート結果レポートが公開。“とても満足/満足”合わせて70%を上回る - 4Gamer.net 「FINAL FANTASY VII REMAKE」に登場するツォンのコンセプトアートが公開。“若いころのツォン”の姿も - 4Gamer.net 『ファイナルファンタジーIV』ピクセルリマスター間もなく発売!SFC&GBA&PSP版とグラフィックを比較【特集】 - Game*Spark PlayStation™Nowに『FINAL FANTASY』シリーズが追加決定 定額サービスであの感動が再び - http //spice.eplus.jp/ 『FF』シリーズ5作品が“PS Now”に追加決定。9月7日から毎月1作品ずつプレイ可能に - ファミ通.com 『FF7 アドベントチルドレン』4K&HD版がAmazonプライムビデオにて9月1日からレンタル・購入の独占先行配信スタート! - ファミ通.com [CEDEC 2021]「FF ピクセルリマスター」の楽曲はどのようにアレンジされたか。原作ファンや植松伸夫氏の“思い出”を尊重するスタンスなどが紹介 - 4Gamer.net 「FFIV」30周年記念アナログレコード「FINAL FANTASY IV -Song of Heroes-」発売 - GAME Watch 『ファイナルファンタジーIV』のピクセルリマスター版が9月9日に配信決定!ATBが導入されたスーパーファミコン初のFF - IGN Japan STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN - PlayStation.com 「ファイナルファンタジー」関連書籍が最大50%オフに! スクエニ、電子書籍サマーセールを開催 - GAME Watch 「FFVII REMAKE」「FFVII REMAKE INTERGRADE」の期間限定セールがPS Storeでスタート。フォトモードコンテストも実施中 - 4Gamer.net 『FF10』開発スタッフに訊く20年越しの想い「ゲームを知らない人にも伝わるものを作りたかった」【インタビュー】 - ファミ通.com 斜めにだって歩けます―ついに発売『FF』ピクセルリマスター!その実態に迫るとくれせんたぼーび【特集】 - Game*Spark 「ファイナルファンタジーX」20周年! 私、「シン」を倒します。 - GAME Watch 「DISSIDIA FINAL FANTASY NT」が70%オフ,「Company of Heroes」は396円! 「今週のすべり込みセール情報」 - 4Gamer.net 海外で『ファイナルファンタジーXIV』DL版の販売が一時停止に 現在は販売再開するも、その原因は爆発的な人気拡大か - IGN Japan 『FF16』シナリオが完成し、ボイスもほぼ収録済み。TGSでの続報はなしで、つぎの新情報は「“これを見たら全員買う”というものにしたい」 - ファミ通.com 満足の声は76%『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』クローズドベータテストのアンケート結果が公開 - IGN Japan 『ファイナルファンタジーXI』の20周年に向けた特設サイトがオープン!年表や田中弘道との対談、天野喜孝のイラストまとめが公開 - IGN Japan 「FF ピクセルリマスター」,FF1~FF3はSteam版/スマホ版同時で日本時間7月29日に配信開始へ。Steamにはストアページがオープン - 4Gamer.net ファイナルファンタジー(FF ピクセルリマスター版) - 4Gamer.net 『FF14』サントラ『Death Unto Dawn FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』が9月15日に発売。パッチ5.1~5.5までの5.xシリーズより84曲を収録 - ファミ通.com 『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』が4K映像でよみがえる! - 電撃オンライン 「ファイナルファンタジーIX」がアニメシリーズ化 - GIGAZINE 遊びやすさと徹底した世界観の構築を再確認できた『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』レビュー - IGN Japan 『FFオリジン』開発スタッフインタビュー! 『FFI』に絡んだ世界観やジャックたちの秘密、バトルなどについて直撃【E3 2021】 - ファミ通.com 『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』体験版プレイ感想!「仁王」x「NINJA GAIDEN」x「FF」のアクションゲーム!? - IGN Japan FFの死にゲー?『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』が発表!期待と感想を語る - IGN Japan 「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」発売決定! PS5体験版が本日6時より配信 - GAME Watch [E3 2021]初代「FINAL FANTASY」からVIまでの“PIXEL REMASTER”が発表。PCとモバイルで配信予定 - 4Gamer.net STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN[PS5] - 4Gamer.net ユフィの新規エピソード収録! PS5「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」本日発売 - GAME Watch 「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」発売記念RTA SESSION &コラボグッズが当たる! Red Bull Break The Limit - PR TIMES 人によっては銃を使わずに斬りかかってくる「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」CBTレポート。王道ではないからこそ面白いバトロワ - 4Gamer.net 『FF4』発売30周年を記念したアナログレコード『FINAL FANTASY IV -Song of Heroes-』が8月25日発売決定。ジャケットは天野喜孝氏によるアートワークをあしらったデザインに - ファミ通.com FFのバトロワ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』では拾い集めたマテリアに応じて発動できる魔法が変化 実機プレイ映像にてバトルシステムの詳細が明らかに - IGN JAPAN 噂:『仁王』の開発チームによる「ファイナルファンタジー」のソウルライクアクションがE3で発表される? - IGN JAPAN 「FFXIV」とフェンダーがコラボした限定モデルのエレキギター,“FINAL FANTASY XIV Stratocaster”の予約受付が5月25日に開始 - 4Gamer.net 「FFXIV」新拡張「暁月のフィナーレ」、新ジョブ「リーパー」が登場! - GAME Watch FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE - エンブレム - PlayStation.com Web展示会「幻想絶景展- FINAL FANTASY XIV Artwork Exhibition -」が公開。東大LEGO部OBによるブロックアートやコラボスタンプも登場 - 4Gamer.net 『FF7リメイク』は絶対プレイするべきRPGの必修科目【2021GW特集】 - 電撃オンライン 『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』は少なくとも6カ月間はPS5独占になる - IGN JAPAN スマホ向けバトロワ「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」のCBT実施が発表。テスター募集がスタート - 4Gamer.net PS5『FF7 リメイク インターグレード』ファイナルトレーラー公開。野村哲也氏「続編ではクラウドが大自然を走っています」 - ファミ通.com 「ファイナルファンタジー」のバトロワ「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」の公式Twitterがオープン - GAME Watch 「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」の新情報公開。ユフィの新規エピソード“FF7R EPISODE INTERmission”の詳細が明らかに - 4Gamer.net 『FFXIV』全世界累計登録アカウント数が2200万突破! - 電撃オンライン スマホアプリ版「FINAL FANTASY VIII Remastered」が配信開始。4月4日まではセール価格の2080円で購入可能 - 4Gamer.net FINAL FANTASY VIII Remasteredのレビューと序盤攻略 - アプリゲット 「FFCC」ピアノアレンジCD「Piano Collections FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES」収録楽曲一挙公開 - GAME Watch PS5『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』が発売決定! 2つのスマートフォン向け新作タイトルの発表も! - アニメイトタイムズ スマホ向けバトルロイヤルアクション「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」が発表 - 4Gamer.net ミッドガルでバトロワ!?「FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER」が2021年にリリース予定! - funglr Games FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE[PS5] - 4Gamer.net FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER[iPhone] - 4Gamer.net FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE - PlayStation.com 『FF14』いまから始めても遅くない! 『ファイナルファンタジー』の世界でもうひとつの人生を送ろう!! - ファミ通.com キャラクター性や世界観を損なわずリアルに表現~『FINAL FANTASY VII REMAKE』(2)アニメーション&エンバイロンメント | 特集 | CGWORLD.jp - CGWORLD.jp 『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』公式ティザーサイト公開! - PlayStation.com コメント 名前
https://w.atwiki.jp/yoshua/pages/24.html
2009/01/10 SFC ファイナルファンタジー4 安価条件 クリア バトルスピード1アクティブにしてクリアしました 実況時間24時間36分 安価人さんラスボス撃破の準備中に限界来て少しの間寝落ち FFシリーズは3~9は一応やったことあるものの 4は少しやったことあるだけで決まったときはどきどきしました PSのFFコレクションでバルバリシア戦を昔やったことあったのですが、 そこまでのイベントなど殆どは友達がやっていたこともあってまったく覚えておらず、覚えていたのは罰ゲスレでやったテラに会うまででした^^; まず始めにバトルスピード1、アクティブに変更 私はいつもFFシリーズはこれでやってるのですが、 皆さん曰く、「初プレイでその設定はかなりきついことになる」 どれだけ難しくなるのかワクワクしながらプレイとなりました こんなことしたせいでボス戦の度に苦労しました…… RPGなどでよく迷子実況になるんですが、今回も迷子実況やっちゃいました(TT 一度思いこむとそれがなかなか消えないのでこんなことになるんですよね どのボスも基本強かったんですが、さすがラスボス!一番強かったですね 終始ビッグバンやフレアでの一撃死におびえながらのプレイでした 通常プレイと違ってあまり逃げずに戦ってたのに、さらにlv上げも少しだけしちゃいましたし、どのシリーズでもほぼ使ったこと無かったエリクサーも大量に使っちゃいましたし それでこれだからFF4は難しいですね せっかく買った風魔手裏剣使えなかったのがちょっとだけ残念…… ちなみに最終的にはこんな感じでラスボス倒しました カイン→あきらめろ lv52 リディア→かんじてる lv49 セシル→しにたい lv50 ローザ→やめたい lv51 エッジ→このロリコン lv48 ギルバート→うかれポンチ テラ→ろうがい ヤン→かねかえして パロム→キモすぎる ポロム→ZIPでくれ シド→それはねーよ フースーヤ→いいですとも 相変わらずおま指の名前安価はカオスですね^^ エンディング見てる内24時間ちょっと越えましたが、1日でクリアできるとは思いませんでした 最後まで妥協せずにアクティブバトルスピード1のままでクリアできたのが嬉しかったですね 名前 コメント すべてのコメントを見る test -- (test) 2009-01-12 09 08 32